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出馬に傾く前原氏、献金問題ネックも「野田氏で勝てるのか」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110822/stt11082200270001-n1.htm
2011.8.22 00:25 産経新聞
21日午後、散髪を済ませ、さっぱりした表情で前原誠司前外相が向かった先は、地元・京都だった。
夕方から京都市内のホテルで開かれた地元後援会幹部会。「出た方がいい」「今回は見送るべきだ」。代表選への対応を協議した会合の席で、前原氏を待ち受けていたのは支持者の賛否両論だった。
前原氏が出馬すれば代表選の構図は大きく変わる。
出馬の意思を固めている野田佳彦財務相は17日、松下政経塾の後輩である前原氏に支援を要請した。
協力を求める野田氏に前原氏はたずねた。「勝てる態勢なんですか」
「これからだ」。戦略のない野田氏に、前原氏は支援への即答を避けた。
前原氏には「野田氏には財政再建、増税のイメージが強すぎる」との思いがある。「前原氏が野田氏支援を打ち出してもグループは一枚岩になれないだろう」と周辺は語る。
20日、野田氏と再会談した前原氏は、グループ内に「主戦論」が根強いことを説明し、「支援は難しい」との思いを伝えた。
「最後は自分で判断する」と周辺に語る前原氏だが決断の時は近づく。
世論調査での前原氏待望論も背中を押す。フジテレビの「新報道2001」が18日に実施した調査では「次期首相にふさわしい政治家」で前原氏が21・2%と、2位を大きく引き離して1位だ。20、21両日の共同通信調査でも28%を得た。献金問題発覚後の4月から急回復している。
それでも前原氏が、態度を明確にしないのは理由がある。今年3月に発覚した外国人献金問題だ。献金問題がさらに広がる可能性も取り沙汰されている。
前原氏は問題を精査し、全てを公開して陳謝、「みそぎ」を済ませてから来年9月の代表選に出馬するシナリオを描いていたとされる。それゆえ前原氏の周囲には出馬を踏みとどまるよう求める声も根強い。
21日の幹部会合終了後、支持者から前原氏に声がかかった。「今は絶対出てはダメです。これからが大事なんだから」
首相の退陣条件の再生エネルギー特別措置法案成立が26日にずれ込み、31日までの今国会中に交代にこぎ着けるには短期決戦しかなくなった。
この状況が前原氏に有利に働くのか。
「選挙期間が長引くと、小沢一郎元代表に切り崩される。最後までカードを温存し、小沢グループに態勢を整える時間を与えない」
前原氏に近い反小沢系議員は、こんな戦略を描く。短期決戦と「後出しジャンケン」の背景には、党内で最大勢力を誇り「数の力」で一気に流れをつくる小沢氏への恐怖感がある。
岡田克也幹事長は21日のNHK番組で「告示から投票まで1日にすると討論会を党主導で行う時間が取れない」と述べ、党主催の討論会を開催すると述べた。
それでも選挙期間は3日間。名前が次々と浮上するだけの代表選に中堅議員は嘆いた。
「首相指名は9月の臨時国会に先送りすべきだ。こんな中身のない代表選だったら、菅さんが首相のままでいるのと同じじゃないか」(斉藤太郎、村上智博)
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