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野田、鹿野両氏 “小沢氏の代理人”鳩山氏に面会も温度差
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110820/stt11082022420006-n1.htm
2011.8.20 22:39 産経新聞
民主党代表選に出馬する野田佳彦財務相と出馬に前向きな鹿野道彦農水相が20日、衆院第1議員会館で鳩山由紀夫前首相と相次いで面会した。この後、鳩山氏は小沢一郎元代表を訪ね、代表選では輿石東参院議員会長を含め連携していくことを確認した。鳩山氏の役回りはさながら「小沢氏の代理人」だった。ただ、鹿野氏が小沢氏と週明けに面会するのに対し、野田氏にその予定はない。党内最大勢力の「小鳩枢軸」にどこまで接近すべきか。野田、鹿野両氏の行動には異なる思惑が透けてみえる。
「増税原理主義のレッテルをはがすのは難しい」
野田氏は鳩山氏にこうこぼした上で、「増税から逃げるわけではないが、経済情勢を見て判断する」と述べ、復興財源調達の増税の実施は平成25年度以降に先送りすることもあり得るとの“軌道修正”を伝え、秋波を送った。
一方、鹿野氏は「いろいろな人に出馬要請されている」と説明し、助言を求めた。
鳩山氏は2人の話を聞き置くにとどめて小沢氏の議員会館事務所へ出向き、代表選の分析を行った。
野田、鹿野両氏とも鳩山氏の背後に、100人以上の勢力を擁する小沢氏が控えているのは百も承知だ。ただ、野田氏が小沢氏との面会をセットした形跡がないのは、自身のグループが約30人で、約50人の前原誠司前外相のグループ「凌雲会」の支援を期待しているからだ。凌雲会は「反小沢」の急先(せん)鋒(ぽう)、仙谷由人官房副長官が大幹部だ。野田氏が小沢氏に頭を下げに行けば凌雲会票は逃げかねない。
もっとも、前原氏が出馬するなら、野田氏の当選は小沢系からも票を集めないと難しい。ならば「小鳩枢軸」の門戸だけはたたいておく。鳩山氏との面会にはそんな苦しい事情がうかがえる。
小沢氏との会談を終えた鳩山氏は、議員会館の1階で仙谷氏とばったり出くわした。
「小沢さんも来てるんだって?」
そう話しかける仙谷氏に鳩山氏は「みんなで会談してたことにしますか」と軽口をたたいた。
この2人が意識するように代表選は「反小沢」と「親小沢」という従来と同じ構図となっている。
小沢氏を軸に代表選が展開していることと、自民党時代の小沢氏が旧竹下派の実力者として、平成3年の総裁選で宮沢喜一元首相ら3氏を「面接」したことを重ね合わせる声がさっそく出始めている。
自民党の石破茂政調会長は20日、山口市内で民主党代表選をこう皮肉った。
「20年前に見た光景だ。数を頼むことがあってはならないとして民主党が誕生したのではないか」(坂井広志)
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