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むかしむかし、ある人がレストランを借金で開店しました。 しかし、経営がうまくいかず、毎月のローンの返済が先行き滞ることが心配されます。 オーナーは悩みました。 経費をちょっと削ったり、食材の仕入先を変えたり、いろいろやりましたが不十分です。 メニューを変えようとすると、従業員は皆「前例がない。 面倒くさい。」と反対しました。 リストラで従業員の給料を減らすか、人員そのものを減らすことを考えましたが、店長と副店長、従業員は団結して「嫌だ」と言います。
そうこうしているうちに、店長が経費でカミサンを連れて豪遊したり、 お店の切り盛りに的確な指示ができないことが続き、従業員にもオーナーにも見放されて、とうとう辞める事になりました。 店長は、いったん「近々、後進に後をたくしたい」と発言してからも、のらりくらりしてなかなか辞表を出さないので、総スカン状態で悲惨な追い出され方をされることになりました。
残った副店長は、オーナーに「自分が店長になりたい」と宣言しました。 従業員一同は、副店長がいつも味方をしてくれてきたので、それを応援しました。 今まで、副店長には、具体的な打開策がなく、ただ「必要なときは、断固たる措置を取ればよい。」が口癖でした。
オーナーは副店長に尋ねました。 どうすれば黒字になると思う? 副店長は答えました。 「値上げして、収入を増やしましょう。 財務規律が重要ですから。」
オーナーは言いました。 「でも、顧客が減ってきているじゃない。 近くにあった工場が、円高で海外に移転しているんだ。 お客を新たに呼び込む戦略が必要だね。」
店長は、従業員に言われて「お客の減少なんて、値上げで埋められます。」と主張しました。
オーナーが質問する「お客を呼び込んで増やす方法」は副店長には答えられませんでした。 従業員から教えてもらってないからでした。 従業員にも具体策はなく、自分達の保身しか考えてませんでした。
オーナーには、そのわけのわからない理屈で「値上げと財務規律」を繰り返すメタボ体型の副店長は「ブタのお化け」に見えました。 オーナーは密かに決意しました。 このブタをクビにしようと。
ブタのお化けはノーダという名前でした。
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