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民主党の代表選が混沌として来た。(~_~;)
まず、鹿野道彦氏(農水大臣)が、19日の午後に、同氏の
出馬を要請する議員グループと面会した。
鹿野氏は、『「私の政治人生の中で最も重い要請をいただいた。
私のような至らない者が出るべきかどうか熟慮しなければなら
ない」と即答せず、近く正式に回答する考えを伝えた』という。
<時事通信19日>
週明けに、小沢一郎氏や渡辺恒三氏らとの会談を申し入れて
いるとの報があることから、党内情勢を見極めて、最終的な決断
を行なうものと思われる。(・・)
鹿野氏を推すグループは、既に20人の推薦人を確保している
とのこと。
上にリンクした記事にも書いたが。同グループには、小沢氏に
近い議員や鳩山グループの議員が何人も参加しており、昨日も
小沢氏に近い山田正彦氏(前農水大臣)が呼びかけ人になって
いたほか、鳩山Gの中山義活氏が、今度は、こちらの会合で
「気合だ〜」とやっている光景がTVに映っていた。^^;
小沢氏は、次の代表には経験や実績がある人が望ましいと
いう趣旨の発言をしていることから、鹿野氏を支持する可能性
も十分にあるのだが。
小沢氏と鹿野氏は、自民党から新進党まで共に活動していて
旧知の間柄であるものの、対立関係にあることも多かったし、
他者の影響を受けて動くタイプの政治家でもないので、お互いに
どこまで意思の疎通ができるのかが大きなポイントになるのでは
ないかと思われる。(・・)
<ただ、小沢氏周辺では、若い世代の首相が誕生すると、小沢氏
が次期代表選に出にくくなることから、69歳の鹿野氏が首相に
なった方がいいという意見も出ているらしい。^^;>
* * * * *
また、海江田万里氏(経産大臣)も、赤松広隆氏など親しい議員
に出馬の意思を伝え、19日の閣僚会見でも、出馬に向けて調整
を行なっていることを明らかにした。
そして同日、早速、小沢氏の事務所を訪ねて、同氏への支援を
要請した。(・・)
ちなみに、小沢鋭仁氏も、昨日、小沢氏の事務所を訪問し、支援
を要請。馬淵澄夫氏も既に2回ほど小沢氏と会っており、メディア
から、代表候補の「小沢詣で」が始まったという報じられ方をする
ようになっている。^^;
* * * * *
しかも、海江田氏は、小沢氏へのいわば手土産にする意図も
あったのか、訪問前の会見で「これまでは民主党の持つあらゆる力
を結集して、事に当たることができなかったが、今後は総力を
挙げて難局に取り組まなければならない」と述べ、小沢元代表の
党員資格停止の処分の見直しも含め、党内融和を図る必要がある
という考えを示し』たとのこと。<NHK19日より>
小沢鋭仁氏も、小沢氏を訪問する前に、『国会内で記者団に、
執行部が処分を決める過程で「処分は厳しすぎる」と、異議を
唱えたことを説明した』という。<時事通信19日>
<TVでも、「岩手の復興に力を尽くせる環境を調えた方がいい」
と発言していたようだ。(・・)>
今月にはいってから、小沢氏に近い輿石参院会長らが、何回か
次の代表は、挙党一致体制をとるために、小沢氏の党員資格停止
処分を凍結、解除することが望ましいという発言をしており、
小沢Gの中には、それが新代表として支持する大きな条件になる
と考えている議員もいる様子。
それゆえ、小沢氏の党員資格停止処分を解くかどうかも、代表選
の争点になると記しているメディアもあるほどだ。(~_~;)
確かに、小沢氏自身にとっても、小鳩派にとっても、小沢氏の
足かせになっている党員資格停止処分が解除or凍結されるかは
重要な問題には違いないのだが。それは新代表が新執行部と共に
きちんと協議して決めるべきことだろう。(・・)
それゆえ、代表選の前に、小沢氏周辺の人や候補者がそのこと
に公の場で言及して、票を得るための手段、条件として扱うこと
や、そのように報じられることは、小沢氏にとっても、その候補者
にとっても、ひいては民主党にとっても、好ましくないことなの
ではないかと憂慮するところがある。(-"-)
<そういうことが、国民の政治不信にもつながると思うしね。^^;>
ただ、海江田氏や小沢鋭仁氏、馬淵氏らが、必死になるのも
ムリからぬところがある。
3人とも、出馬の意向は表明しているものの、いまだ20人の
推薦人の確保が難しい状況ゆえ、小沢Gや鳩山Gの支援を得られ
なければ、正式に立候補さえできない状況だからだ。^^;
しかも馬淵氏は、まだ当選3回ゆえ、チャレンジ出馬の要素が
あるのだが。
海江田氏や小沢鋭仁氏は、野田氏や前原氏と同じ当選5〜6回
の議員ゆえ、首相の座につくチャンスがあるなら、ものにしたい
という思いも強い。(・・)
そして、海江田氏は鳩山Gの一員。小沢鋭仁氏も鳩山G出身ゆえ、
彼らとしては、まずは鳩山Gの支持を得たいところなのだけど。
ところが、肝心の鳩山会長が態度を決めかねているため、
ますます混沌とした状況が生じているのである。(~_~;)
* * * * *
鳩山氏が態度を決められないのは、小沢氏が誰を支持するか
なかなか明らかにしないということが大きいのだけど。
朝日新聞17日の記事によれば、『代表選で鳩山氏は小沢一郎
元代表との連携を目指しているが、「必ずしも十分な議論をして
いない」と現状を語った』とのこと。^^;
それゆえ、鳩山氏は、とりあえず、野田氏を念頭において
「大連立や増税を唱える候補は支持しない」とグループの会合で
表明したものの、それ以上のことは言えないままでいる。(-"-)
海江田、小沢鋭仁氏周辺では、このままではグループが分裂
したり、共倒れになったりする可能性が大きいことから、海江田氏
と小沢鋭仁氏を一本化した方がいいという話も出ているようなの
だが。今のところ2人ともそれに応じる気はないようだ。(~_~;))
<小沢鋭仁氏は、昨年9月の代表選にも出馬したいと要望していた
のだが。小沢一郎氏が出馬することになったため、出馬を控え、
同氏を支援、閣僚を外されることになったという経緯(いきさつ)
があるし。日本新党→さきがけの同期である前原氏へのライバル
意識も強い上、ましてやグループの後輩である海江田氏にチャンス
を譲る気はない様子。
昨日も、朝日新聞に、同氏が立候補を断念し、海江田氏の支援
に回るという記事が出たのを不快に思い、「現時点でこうした話は
一切していない。弁護士と相談し、法的措置も考える」とまで
言っていたですぅ。(~_~;)>
* * * * *
ただ、鳩山Gの中には、グループを出て行った小沢鋭仁氏より
海江田万里氏を支持する声の方が多いとのこと。
しかも、鳩山氏がウダウダしているうちに、鳩山Gの議員の中
から、堂々と鹿野氏の出馬を要請する議員が出始めたため、鳩山氏
もチョット焦りを感じているようにも見える。^^;
昨日、TV朝日の川村晃司氏が、鳩山氏が海江田氏に出馬を
促したのは、鹿野氏支持に流れたグループの議員を引き剥がすため
ではないかという見方をしていたのだが。mewも、その見方は
「あり」かも知れないと思うところがあった。(・・)
鳩山氏にしてみれば、自分のグループの議員が首相になる方が
いい&グループの分裂も阻止したいだろうし。
逆に、自民党の大先輩であり、改憲&集団的自衛権などの諸政策
が合わない鹿野氏が首相になると、やりにくい部分が大きいように
思えるからだ。
ただ、もし小沢氏が海江田氏ではなく、鹿野氏を支持を決めた
場合はどうするのか、鳩山氏はまた新たな問題を抱えることに
なるかも知れない。(~_~;)
他方、前原・野田G側も迷走しつつある。
先週、代表選に出馬をしない意向を表明した前原氏が、ここに
来て、自らが出馬するか否か、迷い始めているからだ。(・・)
『民主党の前原誠司前外相は18日午前、東京都内のホテルで
菅直人首相の後継を決める党代表選への対応について、自らを支持
するグループの議員と意見交換した。前原氏の出馬を求める意見が
多数出たのに対し、前原氏は「自分自身としても重く受け止めて
慎重な対応をしたい。近日中に判断したい」と述べた。
前原氏は「国に対してどういう役割を果たせばいいのか悩んで
いる。今、出馬するのが自分の役割としてベストなのか考えている。
日本の将来のために何ができるか模索している」とも述べた。
<毎日新聞18日>』
しかも、6月から野田佳彦氏を擁立することを前提に、
「菅おろし」や大連立の計画を進めて来た前原・野田Gの参謀役
である仙谷由人氏までが、こんなことを言い出したという。(・o・)
『仙谷由人官房副長官(党代表代行)も協議に参加し、野田佳彦
財務相を念頭に「自分が誰かを推すという報道がされているが、
そういうことはない。徹底的にやるか、寝る(やらない)かだ」
と語った。<同上>』
<この言葉には、唖然とさせられてしまった・・・。(@@)>
* * * * *
冒頭のリンク記事にも書いたように、代表選を目前に控え、
野田氏がピンチに陥っている。^^;
仙谷氏は、この春から自民党側と大連立の交渉を行なっており、
増税路線、公約見直しなどの政策でも一致しており、岡田幹事長
らの執行部まで巻き込んで、自民党と協力して「菅おろし」を
実現をするために、自民党の言うがままに、法案の修正を行なう
などして、ようやく菅首相の辞任にこぎつけた。(-"-)
そして、野田氏もそれを前提に、増税&大連立を公約に掲げて、
代表選に出る意思を表明したのだが、何と自民党が大連立に
応じない方針を決定し、見事にハシゴをはずされる形に。(~_~;)
しかも、前原・野田Gの議員も含め、党内からも「先に増税
や大連立ありき」の野田氏の姿勢に対する疑問や批判の声が強く
なっており、このままだと、少なくとも中間派の議員からの支持
は得られないため、当選の見込みが立たなくなっている。(~_~;)
また前原氏は、諸状況を考えて、経済が回復するまで増税は
控えるべきだという方針に転換し、野田氏との会談でも、その
ことを協議したのだが。野田氏は多少、増税に関する発言を
トーンダウンさせているものの、現段階では、根本的な部分での
公約の変更に応じる気はなかったようで、それも前原氏を悩ませる
要因になっているようだ。(・・)
* * * * *
前原Gの議員としては、ここで野田氏を支持して負けた場合、
党内の実権が小鳩派に移り、著しく不利な立場になることから、
ここは強引にエースの前原氏を擁立してでも、何とか代表&首相の
座をとりたいと考えているのではないかと思うし。
党内にも、もし近い将来、解散総選挙に追い込まれることに
なった場合には、野田氏や鹿野氏では選挙に勝てないので、世論
調査で次期首相候補のTOPになっている前原氏を代表&首相に
しておいた方がいいと思っている人も少なからずいるようなの
だけど・・・。
ただ、前原氏としては、野田氏にも借りがあるし。この国難の
状況で、ねじれ国会&党内対立が続く状態で、首相を務めること
にはとまどいもある様子。
前原氏は、もう一度、野田氏と会って、協議を行なう予定で
いるとのことだが。そこで話がまとまらない場合には、自ら出馬
することも決断する可能性があるという。(-"-)
* * * * *
このように混沌とした状況を見ていて、つい「何だかな〜」と
ぼやく日々が続いているのだけど・・・。
ただ、MY天敵の前原氏を首相にすることだけは、ど〜しても
阻止したいという思いが強いだけに、ここは何とか平和志向の
鹿野氏に、小鳩派の支持を得て頑張って欲しいな〜と願っている
mewなのだった。(@@)
THANKS
http://mewrun7.exblog.jp/15301944/
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