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国難のさなかに亡国の政治空白 民主党代表選やっても無駄、無意味
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2011/8/19 日刊ゲンダイ :日々坦々
延命首相が辞めるといってから2カ月、政権党は後釜も決められず政治は一切動かず震災復興も原発収束も全く先が見えずニッチもサッチも行かない
--その間に放射能汚染は全国に拡大し経済危機は全世界的の様相を帯びてきているがこの国には何の対策もなく「野球」と「祭り」の享楽のニヒルに逃げ込んでいる
6月2日、スッカラ菅首相が「一定のメドがついたら」と「退陣表明」してからすでに2カ月。
戦後60年、これほど時間を無駄にしたことはなかったのではないか。千年に一度の大震災に直撃されたら、普通は政治がフル回転するものだ。ところが、退陣表明した“死に体”首相がいつまでも居座っているため、日本の政治はなにも動かない。2カ月も「政治空白」がつづいている。
震災復興も原発事故の収束もまったく進んでいない。
石巻港の防波堤は壊れたままだ。仙台港に乗り上げたタンカーはそのまま放置されている。宮城県のガレキ総量800万トンのうち、片付いたのは250万トンだけである。
最悪なのは、広島型原爆20個分の放射性物質が放出され、いまも放射性物質が漏れつづけているのに、政治が機能しないためになにも有効策が打たれていないことだ。
政治が動かないことに医師として憤りを感じたのだろう。衆院厚労委に参考人として呼ばれた東大の児玉龍彦教授は、思わず「7万人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は一体、なにをやっているのですか!」と居並ぶ国会議員に向かって絶叫したほどだ。
この映像が「YouTube」にアップされると、再生回数は50万回を突破。〈感動した。東大にもこんな先生がいるんだ〉〈恐ろしい事実がわかります。国の無策がわかります〉といった書き込みが殺到している。
菅首相が居座ったことで、どれほど国益が損なわれたことか。
◆ロクなのがいない「ポスト菅」の候補者たち
疫病神のスッカラ菅は、ようやく8月10日に国会で退陣を表明。やっと政治が動きだすはずだった。ところが、どうだ。「ポスト菅」に一体どんな人物が就くかと思ったら、名乗りを上げているのは、力量不足の雑魚ばっかりだ。
野田佳彦(54)、海江田万里(62)、馬淵澄夫(50)、鹿野道彦(69)、小沢鋭仁(57)、樽床伸二(52)……と首相に値しない連中ばかり。財務官僚の操り人形になっている“暗愚”の野田財務相が「本命」というのだから絶望的である。
野田佳彦や鹿野道彦に期待している国民は、ほとんどいないはずだ。「こんな連中しかいないのかよ」というのが国民の気持ちだろう。
これでは、菅首相が辞めても形を変えた「政治空白」がつづくだけだ。
「いま日本は、戦後最大の国難に直面しているのですよ。震災からの復興だけでも大変なのに、原発事故というやっかいな問題まで抱えてしまった。さらに『世界同時恐慌』の足音が聞こえ始めている。欧米の経済は崩壊寸前、途上国はインフレに苦しんでいる。誰が総理になっても舵取りが難しいのに、財務大臣としてもパッとしない野田佳彦あたりに危機を乗り切れるはずがない。まして、樽床伸二や小沢鋭仁などは論外です。本来、こういう危機の時こそ小沢一郎の出番なのでしょうが、党員資格を停止され立候補もできない。いま名前が挙がっている連中が首相に就いても、菅首相と同じように、なにも出来ないのは目に見えています」(政治評論家・本澤二郎氏)
もはや民主党政権ではこの国難を突破するのは難しいのではないか。
◆民主党は即刻「代表選」を中止しろ
民主党はボンクラしか候補者のいない代表選など、即刻、中止すべきだ。
無能なスッカラ菅に代わって、国を救うような人物を次の首相に選ぶなら、実施する意味もあるが、菅首相と同じレベルか、それ以下の男を総理に就けても意味がない。
実際、これほど盛り上がらない首相選びは初めてじゃないか。
それよりも「総選挙」を断行し、イチから出直すべきだ。国難の時こそ、国民の声を聞くべきだろう。バカなメディアは、「選挙をして政治空白をつくるべきじゃない」などと、もっともらしい解説をしているが、いまが「政治空白」だということが分かっていない。
「日本をドン底に落とさないためには、日本が持っているヒト、モノ、カネを総動員するしかない。さもないと、日本は間違いなく先進国から脱落してしまう。ただでさえ人口が減少し、産業の空洞化が心配されていたのに大震災と原発事故に見舞われてしまった。大げさではなく、もう一度、60年前の敗戦から立ち上がった時のように、国民のパワーを結集する必要がある。日本を活性化させるためのグランドデザインも必要でしょう。そのためにも、震災復興をどうするのか、エネルギー問題をどうするか……など、3・11後の日本を争点にして選挙を実施すべきです。国を挙げた議論が起これば、知恵も出てくる。人材の発掘にもつながります」(政治評論家・山口朝雄氏)
これ以上「政治空白」をつくらないためには、解散・総選挙を行い、白紙から始めるしかない。
◆いまこそ「革命的」な政治が必要
このまま解散・総選挙もやらず、野田財務相や鹿野農相などが総理になったら、日本はオシマイだ。
それこそ、没落したポルトガルの二の舞いである。かつてポルトガルは、スペインと並ぶ世界の大国だったが、18世紀の半ば、首都リスボンが地震と津波に襲われたのをキッカケに衰退してしまった。ちょうど、国力に陰りが見え始めた時に地震と津波に直撃され、トドメを刺されてしまったのだ。
ヤバイのは、メディアまでが日本の危機を直視せず、「高校野球」や「東北3大祭り」といった娯楽に目を奪われていることだ。
「2年前、民主党は『政治の仕組みを変える』『日本を変える』と訴えて政権交代を成し遂げた。大震災に直撃され、国が危機に瀕しているいまこそ現状をブチ壊す革命的な政治を行うべきなのです。もはや現状の修正主義的な政治では日本は立ち行かない。ズルズルと衰退していくだけです。ところが、小沢一郎を排除した民主党の主流派は、自民党との大連立を画策するなど、アンシャンレジーム(旧体制)と手を結ぼうとしている。東電まで救済してしまった。いったい、どういうつもりなのか。こんな時代に逆行するようなことをしていたら、日本は絶対に危機を打開できない。自殺行為です」(本澤二郎氏=前出)
日本は地獄に落ちるかどうか、瀬戸際に立たされている。小沢一郎は、「国民生活が第一」の志を持ちつづけている仲間と新党を結成すべきだ。
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