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揃いも揃って「人間のクズ゙」 それでは聞く小沢一郎は正論だったのか
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2011/8/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
政治信念も節操もなく御都合主義で「自公との大連立」を口にする民主党「ポスト菅」の青二才たち
--4年前、小沢一郎が「大連立」に動いた時は大反対して潰したくせに今になってそれを持ち出す民主党幹部連中の支離滅裂
国民不在、国民無視の最悪の「ポスト菅」選びが進んでいる。財務相の野田佳彦をはじめ、何人もの候補者の名前が取りざたされているが、国難を乗り切る指導力、実行力を持ちあわせた政治家はゼロだ。
野田が言い出した自民、公明との大連立構想などまさに噴飯もの。そこには政治的信念、信条のかけらも見当たらない。黒幕・仙谷の言いなりで動き、あるのは政権欲だけだから救いようがない。12日の会見で野田は、自民党総裁の谷垣をこう持ち上げてみせた。
「谷垣氏が財務相だったころ、私は民主党『次の内閣』の財務相で相当かみあった議論ができた」
露骨なまでのすり寄りである。そんなダメ男の大連立構想を幹事長の岡田、前外相の前原も相次いで容認している。自民党腐敗政治と決別した2年前の政権交代をすっかり忘れたかのような連中の身勝手な言動に国民はあきれ返っている。
「大連立を口にしている連中の頭にあるのは、せっかく手に入れた政権を手放したくない、国会運営を楽にやりたいという思惑と欲だけです。だから、政権交代で国民に約束したマニフェストを平気で捨て、やらないといった増税を公然と打ち出す。これほどご都合主義的な連中が次期リーダー候補だなんて、お粗末過ぎて話になりません」(政治評論家・山口朝雄氏)
◆4年前、小沢を猛烈批判したのは誰か
この連中は4年前の大連立騒動の際、自分たちがどう行動したかを忘れたのか。
自民党政権だった07年、首相の福田康夫と民主党代表だった小沢一郎との間で、「ねじれ国会」解消を目指し、大連立が大筋合意した。小沢から報告を受けた民主党の役員会は「大連立は大政翼賛会的な話。(目指す)政権交代に逆行する」などと猛反対したため、大連立は不発に終わった。この中に仙谷も前原もいた。
小沢はいったんは代表辞意を漏らしたが、その後撤回。小沢が続投を表明した両院議員懇談会で仙谷がこう言い放った。
「(小沢続投を支持したこの懇談会の)熱気と国民の感性というのは相当ギャップがある」
小沢を痛烈に批判したのである。
それがどうだ。今度は自分たちが、シレッと大連立を持ち出すデタラメぶりだ。あまりの無節操に、コイツらの人間性を疑ってしまう。しかも、今回の大連立構想は、「苦し紛れに方向性を打ち出しただけで、実現可能性がまるで感じられない」(明大教授・井田正道氏=計量政治学)と専門家も首をかしげている。
政治家は過去の言動に責任を持つべき。わずか4年で百八十度豹変したポスト菅の「青二才」たちは、揃いも揃って政治家失格だ。それどころか国民への約束さえも平気で踏みにじろうとしているのだから、「人間のクズ」ではないか。
◆小沢に頭を下げて教えを請うたらどうなのか
今になって大連立を言い出している仙谷一派に聞いてみたいものだ。小沢の大連立構想をどう評価するのか。正論だったと認めるのか。
海部政権の89年、小沢が47歳の若さで自民党幹事長に就任した時も、自民党は参院で33年ぶりの「ねじれ」に苦しんでいた。だが、小沢は党内や野党との調整に奔走し、自衛隊が初めて海外に出るPKO法も成立させた。小沢自身、会見で「私が22年前に自民党幹事長に就任した時も、参院は過半数を割っていたが、野党とのまじめな話し合いの中で議論することができた。『ねじれ国会だから仕方がない』という理屈は通用しない」と話している。
持ち前の剛腕で乗り切った小沢だが、「ねじれ」の難しさを痛感したはずだ。素人集団の民主党にはそれが分からず、小沢の大連立構想を糾弾することしかできなかった。4年前、大連立に動いた小沢が「民主党には、まだ政権担当能力がない」と言ったのは、まさに慧(けい)眼(がん)だったといえる。
「実際、今の民主党執行部は幼稚でどうしようもない。四角四面の岡田幹事長や調整力ゼロの安住国対委員長、能力もないのに策略家気取りの仙谷代表代行はじめ、そろいもそろって政治オンチ、政局オンチばかりです。55年体制下の野党は、今よりもっと手ごわかったですよ。社会党はテコでも動かないといわれたものです。それでも、自民党の執行部は知恵を絞って政権運営をしてきた。民主党は、小沢氏を座敷牢に閉じ込めて動きを封じてからというもの、マトモに政権運営ができず、国会は機能不全。国民の信を失ってしまった。小沢氏が危惧した通りの展開になっている。自公との大連立を言い出した野田氏や前原氏は、つまりは自分たちに政権担当能力がないと認めたことになるのです」(政治評論家・小林吉弥氏)
小沢の読みは間違っていなかった。そう認めるなら、仙谷らは自分たちの不明を恥じるべきだ。小沢とは政治経験も力量も比べものにならないことを思い知ったのではないか。小沢にひれ伏して教えを請うたらどうだ。
◆好き嫌いでしか評価できない低レベル政治
「いや、小沢さんの大連立には大義がなかった。今は国難の時です。未曽有の大震災からの復旧復興、そして財政再建のためにも消費税増税は待ったなし。だから、大連立が必要なのです」
前原に近い民主党議員はこう言うが、2大政党制を日本に根付かせたいという信念から大連立に動いた小沢と、仙谷らが言っている大連立は根本的に違う。
仙谷が画策する大連立は、国民のためではなく、すべて自分たちの延命のためだ。自民党の言い分を丸のみしてでも、与党であり続けたい。小沢排除を進めて、現執行部の仲間内で権力を握り続けたい。震災復興なんて単なる口実だ。
自民党は自民党で、3次補正に手を突っ込み、復興の巨大利権にあずかりたい。双方の薄汚い思惑が一致したところに今回の大連立騒動がある。
「このタイミングで大連立を言い出すなんて、野合以外の何物でもありません。自民党政治を否定して民主党政権が誕生したのに、その両者が手を結ぶなんて、あり得ない話です。政治信念も何もあったもんじゃない。この国の政治レベルは、ついに落ちるところまで落ちたという感じです」(小林吉弥氏=前出)
「民主主義の否定」と小沢の大連立に猛反対した連中が、自分たちの権力維持のために自公に身を売り、大連立に走るご都合主義。あまりに賎(いや)しく、おぞましい。結局、仙谷一派は「小沢が嫌い」という理由だけで動いているのである。判断基準は「正しいかどうか」ではない。小沢がやることは、たとえ正しくても許せない。そういう学級会レベルの政治しかできないのだ。好き嫌いで国政をやられては、国民はタマラナイ。
今回の代表選の争点は、断じて「大連立」ではない。増税隠しの大連立構想にダマされないことだ。実現するはずもない野合を夢見て野党にすり寄り、魂を捨て去れば、民主党は今度こそ、間違いなく自滅の道まっしぐらである。
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