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62回小沢一郎政経フォーラムに出席して、小沢氏のやる気を感じた。
http://31634308.at.webry.info/201108/article_18.html
2011/08/17 21:40 かっちの言い分
今日、大震災の後の4月27日に行うはずだった、第62回の小沢氏の政経フォーラムが開催された。前回は家内と二人で出席したが、今回は一人で出席した。
講師は、かの有名な副島隆彦氏で、題名は「大震災から復活する日本と世界の動き」であった。今回の話は、時期が時期だけに、政局的な話は敢えて極力抑えた話であった。小沢先生に迷惑のかからないようにと再三述べたことは、それを裏付けていた。副島氏のいつも調子、激した言い方を抑えて、相当に自重していた。
内容は、民主党のマニュフェストが悉く翻されている。小沢氏が話しているように、いろいろな要因があり実現は中々難しいが、ただ公務員改革は国会で出来ることなのに菅政権では全く取り組みがなされていない。日本の政治を変えるには、イギリスのように政治家が役人の実質的なリーダーとしてやらなければならないと熱く述べていた。今の政治家は、昨日本ブログで書いたように、うまく官僚によって手玉に取られていると述べていた。
この後、小沢氏が駆けつけ、挨拶を行った。以下に、その話の内容を書き起こした。一部言葉が不明な部分は○○とした。
(以下小沢氏スピーチ)
これからの日本の進むべき道は決して平坦で楽な道のりではない。そういう中で、政治が、また皆さんから付託された政治家が、その使命を果たしていくためには、やはり本当に自分の命に代えてでもという、そういう気持ちで臨まないかぎり、困難を乗り切ることは出来ないと思いますし、その気持ちを政治家一人ひとりが、国民一人ひとりが持つならば、必ず日本人はどのような困難があろうとも乗り越えていくことが出来る、その力を持っているとそう確信しています。
今、丁度と言いますか、ようやくと言いますか、菅さんが次の人に譲る、あまり明確には言っていませんが(笑い)、ひとつ心配なところは残っていますが、国会の衆参院でああいうお話になったのですから、次の人に前途を託するという心境になったのだろう思っております。ただ、歴史の中でもいろいろ困難な時期はいくらでもあるのですけども、そういうときに中々国論はまとまらず、あるいはリーダーが不在、というようなことが重なることがままある。
しかしながら、一方において国乱れて忠臣ありという昔からの言葉もございます。私がそういう意味において、なんとか国民のみなさんが2年前に託してくれた、その気持ち、そしてその気持ちに応えようとしていた我々の初心に返って原点に返って、そしてみんなで一生懸命期待に応えられるよう努力して参りたいと思っております。
次のリーダーも2週間そこそこで、選ばなくてはなりません。こういうときでございますので、それなりの経験と知識と、そしてさっきも言った命にでも代えてでもという自らの自己犠牲的な精神をもったリーダーでなければいけないと思います。そういう中で、いろいろと自分自身が必ずしも皆さんの期待に応えきれない現状であることを大変申し訳なく思っておりますけれども、○○限り私も、、、、、、、何といいますか、出来る限り積極的にその仕事に携わり努力していきたいとそう思っています。それにつきましても、またいろいろ皆様のご支援、ご指導あってこその○○○今後ともよろしくお願いします。
上記の言葉が、産経新聞では以下の見出しになる。上記の話には、一言も「見るに忍びない」などと言っていない。直接、聞いていない人は、小沢氏も陰で随分とはっきりと批判するもんだと思ってしまう。
小沢氏、民主の政権運営に苦言「見るに忍びない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110817/stt11081714230006-n1.htm
もう一度、本題に戻ると、この短い話の中にはいくつか重要なキーワードが含まれている。まずは、次期リーダーは、『命にでも代えてでもという自らの自己犠牲的な精神をもったリーダーでなければいけない』という条件である。これを聞いていて、思わず「小沢さん」しかいないのではないかと思ってしまった。
もう一つは、「現状は期待に応えられていない」が、『私も、、、、、、、何といいますか、出来る限り積極的にその仕事に携わり努力していきたいとそう思っています。』と述べた部分であった。
「私も、、、、、」の「、、、、、」は、しばらく考えていて言葉が無かった部分である。そのあとに「何といいますか、出来る限り積極的にその仕事に携わり努力していきたいとそう思っています」と述べ、小沢氏の日頃の明快な言い方と全く違い、かなり言葉使いに気を付けていた印象を持った。この部分を、NHKなどは小沢氏がそういう代表戦候補者を積極的に推していくと説明した。
しかし、小沢氏の長いポーズの後の話に接した瞬間、阿修羅の掲示板に紹介されていた『突如として、なぜ菅氏が辞任する意を固めたのか理由が分かった。 (日々雑感) やはり小沢氏しかいなかったのだ http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/120.html』を思い出した。
上記の記事は、小沢氏が新党を決意したというものであるが、このことを踏まえれば、長いポーズ以降の「積極的にその仕事に携わり努力していきたい」という話にも符合する。
なぜなら、、『政治家が、その使命を果たしていくためには、やはり本当に自分の命に替えてでもという、そういう気持ちで臨まないかぎり、困難を乗り切ることは出来ないと思います』と言っているのは、代表選挙のときから小沢氏自身が繰り返して述べている言葉だからだ。
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