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民主代表選またも国民不在!怨念うず巻く“闇将軍”バトルへ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110817/plt1108171632004-n1.htm
2011.08.17 夕刊フジ
民主党代表選が、仙谷由人官房副長官(65)と、小沢一郎元代表(69)による激烈な“闇将軍争い”の場と化しつつある。本命とされる野田佳彦財務相は、仙谷氏が主導してきた「増税」「マニフェスト放棄」「大連立」路線を継承。一方、出馬が取り沙汰される鹿野道彦農水相や馬淵澄夫前国交相らは、野田氏と主張を異にする小沢氏の支持なくして勝利は至難の業だからだ。また、国民不在の恩讐バトルが繰り返されるのか。
夕刊フジコラム「永田町新潮流」の筆者を務め、切れ味鋭い論客として定評があった野田氏だが、最近は独自色が薄い。
13日に出演したテレビ東京系「田勢康弘の週刊ニュース新書」では、首相になった場合の対応を聞かれて、「まだ閣僚ですから」とモゴモゴ。月刊「文芸春秋」に寄稿した論文「わが政権構想」についても「タイトルは出版社がつけた」などと煮え切らなかった。
どうして、こうなのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はいう。
「野田氏が増税を強く言い出したのは、財務相になってから。悲願の増税を狙う財務省に洗脳されたのだろう。また、野田氏は、仙谷氏が率いる前原誠司前外相のグループの支持がなければ勝てないため、大連立だけでなく仙谷氏の意向に従わざるを得ない。『自分はこれをやる』という信念が見えてこないのは当然だろう」
野田氏のグループ「花斉会」には約40人が所属しているが、ほぼ半数が前原グループ「凌雲会」(約50人)と重複する。支持層が重なり、数でも劣るとなれば、仙谷氏や前原氏が代表選に出馬してきた場合、とたんに勝ち目がなくなる。だから、仙谷氏の意向に逆らえないという解説だ。
新闇将軍化しつつある仙谷氏は、民主党の「社会保障と税の抜本改革調査会」の会長として、マニフェスト変更や増税路線を推進している。さらに、早くから自民党の大島理森副総裁と会談を続け、菅直人首相を引きずり降ろしたうえで野田体制下での大連立構想を進めてきた。仙谷、野田両氏は「反小沢」では一致している。
一方、闇将軍としての復権を狙う小沢氏の動向も不気味だ。先週10日、小沢氏は参院に所属議員150人を集めて講演し、数の力を誇示した。小沢グループは党内最大の120人といわれ、鳩山由紀夫前首相のグループ30人が歩調を合わせて、中間派を巻き込めば一大勢力となる。
鹿野、馬淵両氏や海江田万里経産相、樽床伸二元国対委員長らは、野田氏の増税路線に異を唱えており、小沢、鳩山両氏が推せば一躍、野田氏の有力な対抗馬になる。逆にいえば、それぞれの候補は小鳩連合の支持なくして勝算は立たない。
静かな火花を散らす、新旧闇将軍の、その先の狙いは何か。
まず、仙谷氏。民主党中堅議員は「ズバリ、自らは幹事長に就いて院政を敷くことだ。子飼いの枝野幸男官房長官は留任させる。すると、政府と党の金庫を押さえ、選挙の公認権まで仙谷氏が握ることになる。大連立をすれば、マニフェスト堅持派の小沢氏の影響力は落ちる。増税など国民に嫌われる仕事は連立政権の共同責任にして、来年9月の代表選には国民に人気の高い前原氏を立てる。そこで衆院解散・総選挙を打って勝てれば、仙谷氏の天下だ」と話す。野田氏は使い捨てということなのか…。
ただ、鳩山、菅両政権で中枢に居続けた仙谷氏へのアレルギーが党内で強いのも事実。西岡武夫参院議長は「菅内閣を支えてこられた歴代政府高官、与党幹事長・政策責任者の皆さんは、『共同正犯』であることをお忘れなく」と述べている。
小沢氏はどうか。小沢氏に近い若手議員は「今回は強烈な存在感を見せつけること。最後には“勝ち馬”に乗る。小沢氏が政治資金規正法違反事件の裁判で無罪になれば、いよいよ本格的な復権で、来年9月の代表選には自ら出馬することもあり得る。いまは品定めの段階」と話した。
政権交代から約2年、国民を裏切り続けた民主党政権の実力者らが、今後も永田町で君臨する結果になるのか。
政治評論家の森田実氏は「小沢、菅、鳩山、仙谷氏らの時代は終わった。仙谷氏も、小沢氏も、自らがキングメーカー然とふるまっているだけの“上げ底実力者”だ。有権者もこうした人たちが暗躍する姿は見たくないし、代表選の結果、そうなってはダメだ。民主党議員はこうした声を拾い上げ、自らの信念で投票するべきだ」と話す。
民主党に、未来を託せる政治家はいないのか。
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