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「「小沢抜き菅抜きで増税大連立路線」がはっきりしてきた:長谷川幸洋氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/5266.html
2011/8/16 晴耕雨読
http://twitter.com/#!/hasegawa24
野田が増税+大連立路線を打ち出したと思ったら、岡田幹事長がそれを後押し。
ということで、かねて指摘してきた「小沢抜き菅抜きで増税大連立路線」がはっきりしてきた。
これは驚きでもなんでもない。
予想通りの展開。
で、この増税大連立に反対する勢力がお盆明けから巻き返せるかどうか。
それはまあ、黙っているってことはないでしょう。
だって、みんな地元で「先生、いつから増税大連立って話になったんだあ?」って問われたに決まってるから。
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このあたりが、永田町の感覚と地元の感覚のずれ。
だし、そういう微妙なところに鈍いところが増税派の限界だな。
永田町だけの論理で動かないのよ、政治は。
増税派のために言えば、まず野田が突出したところで、みんな、いったん様子見に転じる。
いったん風をみたところで、おもむろに岡田とか仙谷とかが援護射撃に出れば、孤立しかかった野田を助けに回った執行部ということで、それなりに同情票も集まったと思うけど、いきなり岡田が応援してからねえ。
これじゃあ、幹事長が増税大連立支持ってのが丸見えになってしまって、さすがの中間派もしらけるんじゃないの。
どうも、こういう運び方がさっぱり分からないな。
もちろん、私は増税支持派じゃありませんよ。
ただ、あんまり見え見えでしらけるわけです。
野田が孤立した後で、援護射撃にでればよかったのに、投票まであと二週間前後も残した段階で、あんまり増税大連立路線が前面に出てしまっては、増税派のみなさんにはマイナスじゃないのってことです。
こういう話はいわずもがなかもしれないけど、ま、つぶやいておきます。
お盆で仕事は休みだし。
だいたい、自民党でも増税大連立派は孤立している。
そんな政策路線で民主党を応援したって、長くて2年後に迫った総選挙で得するわけがない。
「あんた、いつから増税大連立の民主党を応援してんだ」って言われるに決まってる。
それでも民主党の増税大連立を応援しましょうっていう自民党の人は、次の総選挙に出ない人なんじゃないか。
ようするに、3次補正で食べれるだけ食べてしまえばいいって感じで。
総選挙でガチンコで民主党と戦うつもりの議員は、増税大連立なんて乗れるわけがない。
総選挙まであと2年切ってるんだから。
そういう自民党側の感触抜きに、増税大連立をおお真面目に考えてる民主党も情けない。
自分たちの都合で政治を考えたって、思うようにならないってどうして分かんないのかね。
相手には相手の都合があるわけ。
ただし、野田たちが自民党を割るつもりでやってるなら別ですよ。
増税派と反増税派に自民党を割る。
それならそれで、筋が通ってる。
でも、どうもそんな迫力はないね。
「誠心誠意話をすれば通じる」なんて言ってるんだから。
そんな甘い話じゃありません。
少なくとも自民党の一部は「民主党を増税派と反増税派で割る」くらいのつもりはあるよ。
当たり前です。
でなきゃ、政治をやってる意味ない。
政治の本質は政策だから。
権力闘争は政策の後についてくる。
これは古今東西、政治の原理原則です。
情けないのは、権力闘争が先にあって政策論争は二の次だと思ってる人が多すぎるところ。
政治記者の99%はそう思ってるんじゃないか。
それは、まったく勘違いです。
自分が政策を理解してないだけ。
たしかに政策よりも権力闘争のような政治家が目立つけど、みんながみんなそうだと思ったら、間違い。
政治家だって勉強して確信もってる人はたくさんいます。
それに比べたら、自分の政策路線について確信もって記事書いてる政治記者が何人いるのか。
日本の政治が貧困なのは、政治家だけでなくメディアにも原因があります。
これは間違いない。
くだらない記事や社説が多すぎる。
たとえば、なんじゃこれは→bit.ly/nNvUXY。
民主代表選へ―公約超えた知恵を競え
http://www.asahi.com/paper/editorial20110811.html
公約超えた知恵だって。
公約以上に政治家が国民に訴えるものはあるのか?
> 政治記者は自分がこうあるべきだと思う政策が実現するような記事を書くべきということですか?
政治家は何を訴えてもいい。
選挙で国民が判断する。
メディアは政治家の訴えていることについて、自分の頭で考えてきちんと論評すべきという話です。
それが仕事。
政策を実現したいなら政治家になればいいでしょ。
メディアと政治家の関係について。
メディアは報道と論評が仕事。
政治家は政策の実現が仕事。
「メディアは勝手なことばっかり言って無責任」という批判がよくあるけど、メディアは勝手なこと言うのが仕事。
無責任と思われて支持されなければ、つぶれるだけです。
ここははっきりしてる。
政治家が語る言葉は真実の半分だと思えば間違いない。
残りの半分は絶対、語られないけど、そこをどう伝えるか。
それがメディアのスキルだけど、残念ながら、そのスキルがあまりに未発達。
だから読んでる人はなにがなんだかわからなくなってしまう。
メディアが勝手なことを言い始めれば、すごく面白くなると思うけど、残念ながら、勝手なことを言わない記者が多いね。
> 本日のツィートは極めて明快で小気味よいです。出来れば大手メディアの構造まで突っ込んでみて下さい。
ははは、ちょっと酔っ払ってるから。
政治家や官僚(つまり情報源)の立場、自分との良好な関係維持をおもんばかってる記者が多すぎる。
それじゃ、ジャーナリズムにならない。
> でも、メディアが勝手なこと言ってもメディアにはあんまりリスクがないけど、メディアの無責任のリスクを負うのは常に国民のような気がする。
そんなことないね。つまらないメディアはしっかりつぶれるでしょ。
つまらないメディアもつまらない会社もつまらない政治家も、みんなつぶれる。
そういう社会が健全です。
まずいラーメン屋がつぶれるように、見て、読んで面白くないメディアもつぶれます。
そんなこと当たり前なのに、つぶれないと思ってる人間が多いところがメディアの悲喜劇。
そういう悲喜劇は20年前に金融業界で起きたでしょう。
> 非常に鋭い指摘。最後の一文が雑すぎるのが惜しい。私だったらそこに30分かける。
ご指摘ありがとうございます。
私の場合、30分かけても、まったく新しい発見はありません。
3秒の勝負で生きてます。
経験上、分かってる(笑)
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