http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/125.html
Tweet |
悩む海江田氏、「ポスト菅」脱落の危機 外交アピールで野田氏を意識
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110815/stt11081523550007-n1.htm
2011.8.15 23:50 産経新聞
海江田万里経済産業相が次期民主党代表選への対応をめぐり、頭を悩ませている。当初はインドネシアから15日に帰国した後、速やかに辞任し、菅直人首相を退陣に追い込むことを狙っていた。これに成功すれば代表選の有力候補になり得るからだ。だが、首相は一足早く月内の退陣を表明。辞任のタイミングを逸した海江田氏はいまだ出馬について踏み込んだ発言は避けている。今では「ポスト菅」候補から脱落の危機に見舞われている。(坂井広志)
「今すぐ出ますとか、出ませんとか、こればかりは言えないんですよ」
15日早朝、インドネシアから帰国した海江田氏は、さっそく同日午後の民放番組に出演するなど自らの存在をアピールしたが、出馬については依然煮え切らない態度に終始した。
辞任時期についても「自分では決めているが、自分だけではどうにもならない事態もあるので…」と述べるにとどまった。
海江田氏は首相が月内退陣を表明した10日、「戦略が狂ってしまった…」と周囲に漏らし、悔しがった。首相が退陣表明をした以上、自ら先に辞任して首相に退陣を迫る意味がなくなってしまったからだ。
これまで、海江田氏はギリギリまで辞任時期を引っ張り、インドネシアからの帰国後に代表選出馬に向け一気呵成(かせい)に動くシナリオを描いていた。そんな矢先に起きた首相の月内退陣表明には「次期代表の座を海江田氏には渡さない」という執念すらうかがえた。
海江田氏の党内の評判は、7月29日の衆院経済産業委員会で涙を流して以降、下降線をたどっている。自らが所属する鳩山由紀夫前首相のグループ内ですら涙を流したことを批判する声は強い。
海江田氏は首相について「本当に月内に辞任するか分からない」と漏らすが、退陣はもはや既定路線だ。首相が辞任を先送りしない限り、海江田氏が「辞任カード」を有効に使うことはほぼ不可能といえる。
「日本への期待は大変大きい。『日本よ目覚めなさい』とドアをノックしている音を感じた。期待に応えるよう外に向かってしっかりと目を開いていかなければいけない」
海江田氏はインドネシア・スラウェシ島マナド滞在中の14日、一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済閣僚会合を終えると記者団にそう語り、自らがその「ドア」を開ける気構えを見せた。会合では各国の閣僚と積極的に握手して回り、外交面での存在感アップにも努めた。
外遊中でも野田佳彦財務相が主張する自民、公明両党との大連立について否定的な見解を示し、15日の番組出演では「代表選というとすぐに増税やマニフェストをどうするのかという話になるが世界は動いている」と語った。内政面での発信が目立つ野田氏を意識しているのは間違いない。
微妙に髪形を変え、「見た目」も気にしているが、発言にパンチを欠き、「ポスト菅」候補の中で埋没しかねない状況に、海江田氏擁立に動いている議員は嘆いてみせた。
「このままでは泣き虫で終わってしまう」
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK118掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。