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「驕り」で生きる日本人。驕りを戒める小沢一郎。(播州武侯祠遍照院)
http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/112.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 8 月 15 日 11:34:20: dkOnWN./sADdA
 

●「『江藤惇』の小沢一郎への引退勧告」(EJ第3119号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/220392188.html


上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「『江藤惇』の小沢一郎への引退勧告」(EJ第3119号)

 菅首相がやっと退陣を表明したので、次の首相選びが騒がしく
なってきています。こうなると、現在、座敷牢に入牢されている
小沢一郎氏が、またしても、どう動くかが最大のかぎとなってき
ているのです。またしても小沢中心の政局です。
 石川知裕議員の本に、作家の江藤惇氏のコラムについて触れた
部分があります。
―――――――――――――――――――――――――――――
 「帰りなん、いざ、小沢一郎に与う」
 小沢君よ、その時期については君に一任したい。しかし、今こ
 そ君は新進党党首のみならず衆議院の議席をも辞し、飄然とし
 て故郷水沢に帰るべきではないのか。そして、故山に帰った暁
 には、しばらく閑雲野鶏を友として、深く国事に思いに潜め、
 内外の情勢を観望し、病いを養いつつ他日を期すべきではない
 のか。        ──1997年3月3日付、産経新聞
                      ──石川知裕著
         『悪党/小沢一郎に仕えて』/朝日新聞出版
―――――――――――――――――――――――――――――
 江藤惇氏といえば、戦後日本の著名な文芸評論家であり、小林
秀雄亡き後の文芸批評の第一人者であり、20代の頃から長らく
文芸時評を担当し、文壇に大きな影響力を与えた作家です。19
99年に亡くなっています。
 この江藤惇氏のコラムを小沢一郎氏への「引退勧告」と解釈し
「文藝評論家の江藤惇もいうように・・」と小沢氏へ引退を勧め
る政治評論家も少なくないのです。
 しかし、これは「引退勧告」ではないのです。石川氏は江藤先
生の真意を知っているといいます。なぜなら、江藤惇氏と小沢氏
が軽井沢ではじめて会ったとき、運転手として小沢氏を送って行
き、江藤先生と小沢氏が話しているとき、石川氏はすぐ側にいた
からです。コラムの後半部分にその真意を解く鍵があります。
―――――――――――――――――――――――――――――
 小沢一郎が永田町を去れば、永田町は反小沢の天下になるのだ
 ろうか?かならずしもそうとはいえない。そのときむしろ、無
 数の小・小沢が出現する可能性が開けると見るべきである。な
 ぜなら、反小沢を唱えさえすれば能事足れりとして来た徒輩が
 今度は一人ひとり自分の構想を語らざるを得なくなるからであ
 る。         ──1997年3月3日付、産経新聞
―――――――――――――――――――――――――――――
 江藤惇氏はこういいたかったのです。「小沢一郎が政界からい
なくなってはじめて小沢の必要性に国民は気が付くはずだ」と。
つまり、この言葉は江藤淳氏から小沢一郎に対するエールだった
のです。石川氏はこれについて、次のようにいっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 つまり、小沢一郎という便利な・合わせ鏡・がなくなれば、多くの政治家は「自画像」を描けなくなる。多くの政治家が座標軸を見失い、政界は混乱に陥るということだろう。小沢一郎には、自分の国家観を示したテキストが複数存在する。中でも、『日本改造計画』は出版から20年近くたっても、いまだに読まれている。一方、菅直人さん、岡田克也さんや前原誠司さんあるいは仙谷由人さんはどうか。彼らがマニフェスト以外に、中長期に日本が取るべき方向性を個別・具体的に論じたり、独自の政策集をまとめたりしたという話は聞いたことがない。江藤先生が指摘するように、「自分の構想」をいつ語るのだろうか。                   ──石川知裕著
         『悪党/小沢一郎に仕えて』/朝日新聞出版
―――――――――――――――――――――――――――――
 考えてみると、自分が首相になって日本という国家をどのよう
にして治めていくかについて事前に明確に示した政治家はきわめ
て少ないのです。1993年の時点で小沢氏が日本という国のあ
り方について論じた『日本改造計画』(講談社刊)を発刊していることはきわめて希有なことです。そういう人にして、はじめて「政治主導」を実現できるのです。
 しかし、政治家の多くは、首相になれるチャンスが出てきた時
点で、その政権構想を雑誌などで発表するスタイルがほとんどで
す。今回の民主党の代表選で、出馬を表明している野田財務大臣
が、8月10日発売の月刊誌『文藝春秋』に「わが政権構想」と
題する論文を発表したあのスタイルなのです。それでも政権構想
を事前に発表するのはマシの方で、菅首相などはそれすらもやっ
ていないのです。
 もっとも既に強固にでき上がっている官僚組織に最初から乗る
つもりであれば、何とか首相らしいことはさせてもらえるでしょ
う。しかし、現在のように世界が多極化し、経済がグローバル化
して変動が激しく、とくに先進国においては首脳発言が注目され
るときには、官僚任せでは国家を治めることは困難です。
 経産省の古賀茂明氏は、民主党の政治主導について、国をバス
会社に例えて次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 バス会社に例えると、政治家は経営者、官僚は運転手。自民党
 時代はバスの運転手に運転を任せっきり。順調に運行している
 ように見えても全体の路線図に不備があり、いろんな場所で、
 人々が置き去りにされた。民主党政権に代って「オレたちが乗
 る」とバスの運転を始めたが、いろんな所で事故を起こして混
 乱してしまっている。運転は官僚に任せ、大臣は路線図の書き
 換えを行うという役割分担が必要だ。
         ──2011年8月13日付、朝日新聞より
―――――――――――――――――――――――――――――
 政治は大きな方向性を決め、それを官僚がスピーディーに実行
するという役割分担が機能不全になっているのです。それができ
るリーダーがいま日本で求められています。
              ── [日本の政治の現況/45]


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり


統率力。意思。 覚悟。


再見!

http://plaza.rakuten.co.jp/tanpakumeisi/diary/201108150002/  

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コメント
 
01. 2011年8月15日 12:02:03: czgXAEQpzY
江藤淳 この人がどうかしたのか。

妻が病気になったとき泣き言をさんざん文芸春秋に書いて原稿料をもらっていた爺さんとして印象に残っている。

そう過大評価するものではない。しょせん評論家。


02. 2011年8月15日 13:55:13: MgQtwWKHkU
この投稿文の肝は、
よく引用される『飄然として故郷水沢に帰るべき』のくだりが
引退勧告ではなかったという点と、
江藤が『小沢一郎という便利な・合わせ鏡・がなくなれば、
多くの政治家は「自画像」を描けなくなる。
多くの政治家が座標軸を見失い、政界は混乱に陥る』と
看破していた点だ。

二番目の洞察は鋭く、反小沢をレゾンデートルとして
纏まっていた菅と執行部、自民党の一部のあり方を見れば
今日の混乱をすでに予言していたと言えるだろう。
マスコミを含め、反小沢で飯を食っているゴミは多いが
彼らは小沢がいなくなれば死ぬのだ。

江藤惇が過大評価されたとか原稿料がどうとかは
本文と何の関係もない。
だからどうしたと言うレベルの話。


03. 2011年8月15日 19:03:59: vbzJlV946A
古賀茂明氏の様に現役でメディアに出る官僚も珍しい。
事務次官はいったい何をやっているんだろう?
何も言わないから、不信、不安、疑惑、ねたみが渦巻く。
官僚はマイクやカメラから逃げ回らずに情報発信をしてほしい。
個人情報ですかね?

04. 2011年8月15日 20:55:36: 3LluuxRM0w
いちいち言わなくても
中国に対して
大訪中団で首脳に対し
民主化について忠告していたが
ゴミはスルーだった
ゴミは国益は二の次
単なる広告代理店!

05. 2011年8月16日 09:47:04: iJ5TRW4xaQ
対米隷属では、国家観は、描けない。アメリカの大統領選挙で
日本の国家がどう進むか変わるんだから。
対米隷属政治家は、日本の国家の舵取りをどうするかの本は
出せませんね。
読みが大きく外れたら、失脚しかねませんからね。


06. 運慶快慶 2011年8月17日 14:01:06: whwbxZBA9ktDQ : ZfH5uKKwXU
なぜか小沢一郎という人物に惹かれます。
以前は某新聞を購読していました。
しかし小沢一郎を悪く書くので購読を止めました。
今はローソンで日刊ゲンダイを購読しています。
私のような行動をとる人が増えてほしい。
小沢一郎以外に日本の真のリーダーになれる人はいないと思います。
今の民主党の執行部がどれだけ卑しいかを小沢一郎の存在が写し出してくれました。
そういう意味で座敷牢に入ったことも意味がありました。
日本人にほんものとにせものを見抜く眼力があることを信じたい。
卑しい政治家は選挙で落選させてほしい。


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