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民主党の代表選挙に名乗りを上げようとする人の小沢氏との付き合い方
http://news.livedoor.com/article/detail/5782547/
2011年08月13日09時37分 早川忠孝の一念発起・日々新たなり
菅総理に学ぶべき点を一つ上げよと問われたら、私は一つだけ上げることが出来る。
小沢氏と常に一線を画してきたことである。
鳩山総理が退陣を表明した直後の民主党代表選挙で、菅氏は小沢氏との訣別を表明した。
こういうことに勝った負けた、ということは本当は相応しくないのだが、仮に総理の座を長く務めることが政治家にとっては大事な勝負事だと仮定してあえて言えば、菅総理の勝因は小沢氏と一線を画した、ということにある。
結果的に、菅総理は鳩山前総理や自民党の安倍、福田、麻生元総理よりも長く総理の椅子に座ることが出来た。
小沢氏を手元に手繰り寄せるようにして、ポイと突き放す。
小沢氏に擦り寄るようでいて、小沢氏の配下に入ることだけは峻拒する。
小沢氏には絶対に実権が渡らないようにする。
これが菅総理の戦いの極意である。
これで菅総理に霞が関の官僚を意のままに使えるだけの識見や能力、野党を誑し込むだけの才覚と狡猾さ、さらには国民に対して夢と希望を与える多少の先見性と説得力、そして自己犠牲を厭わない潔さなどがあれば、名宰相として長期政権も夢ではなかった。
小沢氏との付き合い方は難しい。
一度小沢氏の軍門に屈すると、いつポイと捨てられるかも知れない。
常に小沢氏の顔色を窺うようになってしまったらどんどん足元が弱くなり、その弱った足元を見透かされて引っくり返される。
小沢氏は相当の気分屋のようだから、小沢氏のご機嫌伺いは難しい。
小沢氏の下で側用人のような仕事をすることに徹することが出来るような人は、どうにか付き合っていくことが出来るだろうが、多少の謀反気のある人、向こう気の強い人、正義感の強い人、自尊心の強い人などはとても小沢氏とは長くは付き合えない。
利用できる時は利用してもいいが、基本的には敬して遠ざけるのが一番いい。それだけの毒を小沢氏は持っている。
菅総理は、本能的にこれを覚ったようである。
今、民主党の代表選挙に名乗りを上げようとしている人たちがそれぞれに小沢氏の歓心を買おうと動いている、と報じられている。
ここは、菅総理に学ぶべきである。
利用するのはいいが、取り込まれたら将来の目はなくなる。
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