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連立の是非が代表選の争点に 小沢系は野田氏を牽制
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110814/stt11081400110000-n1.htm
2011.8.14 00:09 産経新聞
後継首相に本命視される野田佳彦財務相が「救国内閣」に言及したことで、大連立など与野党協力のあり方が民主党代表選の主要争点に浮上してきた。自民、公明両党との連携を進めるには、政権の原点である平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)の見直しは避けられない。小沢一郎元代表ら「マニフェスト堅持派」の取り込みによる党内の多数派形成と、衆参両院のねじれ解消を両立することは簡単ではない。
3月中に通すべき特例公債法案の成立が8月下旬にずれ込んだことで、所管大臣の野田氏は「ねじれ国会」の厳しさを痛感した。
「自民、公明両党の意見を踏まえて対応しないと、来年度予算も今年と同じことになる。下心ではなく真心で訴えたい」
野田氏は13日昼、記者団にこう語り、大連立を目指す考えを強調した。
通常国会で与野党協力のネックとなったのは、自身の延命のため大連立を持ちかけた菅直人首相の「下心」だった。自民党内からは、震災直後に繰り返し放映されたCMをもじり「心はだれにも見えないけれど『下心』は見える」と首相を揶揄(やゆ)する声が相次いだ。
「野田さんは今までの言動を拝見すると、思いつきをポンポン打ち上げるような方ではない。ああいうキャラクターの方には頑張ってもらいたい」
首相の連立打診は拒否した自民党の谷垣禎一総裁だが、10日のインターネット番組では野田氏にエールを送った。社会保障・税の一体改革、復興増税、マニフェスト見直しに関する野田、谷垣両氏の認識は一致点が多い。2人ともすぐに大連立に至ると考えているわけではないが与野党協議が必要との思いは共通だ。野田氏も11日の会見で「谷垣氏が財務相だった頃、相当かみ合った議論ができた」とエールに答えた。
それでは、すんなり野田新首相が誕生し、「ねじれ」は解消に向かうのだろうか。目を民主党内に転じると、厳しい現実がある。
「増税なんてあり得ない。小沢氏はもちろん、グループが野田氏を推すことは百パーセントない」
小沢氏側近は断言する。小沢グループや鳩山由紀夫前首相のグループはマニフェスト見直しによる大連立路線を牽制(けんせい)している。野田氏以外の「ポスト菅」候補も小沢氏の支持を取り付ける狙いから、増税や大連立に否定的な見解を示す。
小沢氏を軸にした「怨念の政治」の克服を説く野田氏だが、首相として大連立を目指す前に、まず代表選でどう党内を説得するかの力量が問われることになる。(加納宏幸)
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