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後見人・仙谷は野田支援 前原「不出馬」3つの打算
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2011/8/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
候補乱立じゃなければ1回休み
どうしようもない連中ばかりが名乗りを上げるポスト菅に、あの男がいない。世論調査の「次の首相」をやると、なぜかいつも上位にランクインする前原前外相だ。まあ、この男も政治手腕はからっきしないが、曲がりなりにも代表経験者である。目立つのも大好きだ。イの一番で手を挙げてもおかしくないのに、今回は不出馬が濃厚である。その理由は――。
前原の後見人を自任する仙谷代表代行は、1カ月以上前から「前原は出ない」と周辺に話していた。本人も11日のグループ幹部との会合で「今回は準備期間としたい」と強調。見送る意向を示した。次の民主党代表の任期は、来年9月の代表選までの1年間だ。しかも、流れによっては民自公で話し合い解散もあり得る。「とても仕事ができる状況ではない」(関係者)というのが、“1回休み”の第1の理由だ。
「仙谷さんのシナリオは、野田財務相をワンポイントに使って、1年後に弟分の前原さんにバトンタッチというもの。震災対応や増税といった骨の折れる仕事は、野田さんに処理させる。前原さんは傷がつかずに首相になれるという計算です」(官邸事情通)
すでにJALや八ツ場ダムで世間に能力のなさをさらしているが、仙谷の前原援護は大マジメのようだ。「次の次」まで温存する気である。
第2の理由は金銭問題だ。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「前原さんは外国人からの献金問題で辞任してから日が浅い。まだ国民は忘れていないし、首相になれば野党から集中砲火を浴びる恐れもあります。候補者が乱立すれば出馬する可能性もありますが、少数に絞られた場合は、政経塾の先輩で、グループのメンバーも重複する野田さんの支援に回るでしょう」
政界では、外国人からの献金とは別のスキャンダルがささやかれている。「誠司とカネ」は根が深い。東京地検も動いているなんて話まで流布されている。これが本当なら身動きとれないはずだ。
第3は、小鳩との距離である。いずれ首相になるには、党内最大勢力を抱える小沢元代表と鳩山前首相を敵に回したくない。この代表選をきっかけに関係をよくしておけば、次の次の天下取りにもプラスだ。
「1年後は小沢が復権し、勝負に出てくる確率は高い。それだけに前原は、少しでも小鳩との距離を縮めておきたい。だから今回は出馬せず、2人が推す候補の支援に回るのです。ガチガチの小沢系候補は難しいが、中間派なら歩調を合わせられる。共同戦線を張っても奇異に映りません。次の次で小沢に“前原も、いいじゃないか”と言われるように、あの手この手でスリ寄るつもりでしょう」(民主党事情通)
仙谷は徹底してアンチ小沢だが、前原はそうでもない。反増税を鮮明にする小沢に合わせるように、「デフレ脱却までは増税すべきではない」とも主張する。
それだけ頑張っても、ポスト菅が解散に踏み切り、民主党が選挙に負ければパー。その可能性は決して低くない。
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