http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/874.html
Tweet |
「猛毒まき散らす 野田大臣 大連立政権目指す 計画か 米当局調査」
おっと、二つのニュースが混じってしまった。
失礼
ま、内容はあまり間違いじゃないみたいだけれど。
アルカイダ系 の代わりに 財務省系 と入れれば完璧だ。
アルカイダは爆弾で猛毒をまき散らすつもりのようだが、野田・財務省は増税で猛毒をまき散らす予定。結果的に多くの命を奪うであろうと言う意味では、たいした違いはない。
それにしても、マスメディアは一気に野田路線に舵を切ったようだ。
ここ数日忙しすぎてニュースもろくに見ていなかったが、その間に官僚からメディアへの裏ブリーフィングがあったのだろう。
月刊誌で野田が出馬表明したと言うことは、だいぶ前からこの路線は、既定路線になっていたと見ることができる。
菅オロシだなんだと騒いでいた執行部を尻目に、菅、野田、財務省始め主要官僚の間では、ストーリーはできあがっていたということ。
口先だけ脱原発と言って新しい貯金箱である「再生エネ法」さえ通れば、後は原発推進の野田に禅譲するという、やりたい放題のペテンぶりだ。
結局、菅直人は、再生エネ法を作るために、被災地を犠牲にしながら居座りを続けていたということになる。
「それなら、良いじゃないか」というお目出たい人が多いから、本当に困ってしまう。
再生エネ法などなくとも、もっと言えば、この地球に太陽光電池などなくても、原発は止めることができる。
フランスはちょっと時間がかかるかもしれないが、日本はすぐにでも止められる。
最大限時間がかかったとしても、わざと稼働させていない火力発電所を点検整備する時間くらいだ。
もう多くの人が知っているように、原発を動かすために火力発電所は、半分くらいが休業状態だからだ。
「でも、太陽光発電を進めるのは良いことだ」 というひとも多い。
というか、圧倒的な多数派だ。
太陽光発電が、本当に未来の主力エネルギーなのかどうかは、長くなるのでここでは論じない。
私の結論だけ言っておくと、太陽光は非常用と僻地での活用に限るべきだ。
主力エネルギーにはならない。
強制買い取り期間が過ぎたあと、全国に耕作放棄地ならぬ、発電パネル放棄地が出現するのではないかと心配している。
それはおいといても、順番が違うだろ ということはハッキリと言える。
今大事なことは、事故収束、原発停止、そして震災の救済と生活再建だ。
そこにこそ、政治と全国民の意識が集中すべきときに、太陽光パネルがどうのこうのと言う話題は、明らかに順番飛ばし。一番大事なことをおそろかにするための、ゴマカシパフォーマンスである。
しかも、太陽光発電は、原子力発電ととても相性が良い。ベストパートナーだ。
何故かというと、原子力はどうしても夜の発電が余る。だから、絶対に昼しか発電しない太陽光は、持ちつ持たれつの関係になることができるのである。
再生エネ法の強制買い取りでも、太陽光だけがダントツに優遇されているのも、こういう背景がある。
だから、太陽光発電とか再生エネ法という話と、原発止めるという話は、全然リンクしていない。
いくら太陽光が増えようと、再生エネ法が成立しようと、それは原発停止にはまったくつながらない。
むしろ、それで国民が誤魔化されて、原発が生き延びることを助けている。
繰り返すが、いまある火力発電所を稼働させれば、原発はすぐにでも止めることができる。
という話をすると、原発よりも火力のほうがコストが高いからだ、などと、いまだに言う人がいる。
素人さんならともかく、専門家とか解説者のような肩書きをもっている輩が、平気で言っている。
実際には原発は高コストであることも、すこし勉強しているひとは皆知っている。
原子力政策大綱見直しの必要性について─費用論からの問題提起─
(立命館大学 大島堅一教授)
もし、知らなかった、と言う人はこの大島先生の資料を見てみよう。
わかりやすく図表で説明してくれているので、一目瞭然。
しかも、実証的なので、電力会社も文句のつけようがない。
原発専用の揚水発電ダム、毎年数千億円から投入される原発用の税金、事故対応費、またはそれに見合う保険料、そして今後何十万年にもわたって累積する巨大な出費=使用済み核燃料の処分費。
電力会社が発表している電力コストは、こうした費用を見ていないか、限定的にしか算入していない。
さらに、こうしたバックヤードのコストを無視したとしても、理論値ではなく実際にかかったコストで計算すると、キロワットあたり7.3円。揚水発電だけ入れると8.4円。
この段階で火力の平均とほぼ同等。
さらに、投入された税金も加算すると、原子力12.2円 : 火力 9.9円
当然ながら、事故処理費用(または正当な保険料)を入れれば、原子力が火力よりずっと高いのは明らか。
しかも、火力の費用は平均であって、効率の良いガス発電は、もっと安い。
火力の平均エネルギー効率は40%位だが、ガスタービンは60%もある。
最初にガスエンジンでタービンを回し、その高熱の排気ガスでお湯を沸かし、蒸気タービンをもう一度回している。
つまり、一粒で二度美味しいシステムなのである。
なんで、そんなことを知っているかというと、先日この写真の施設を見学して説明を聞いてきたから。
大阪ガスが2009年に泉北に作った発電所だ。
4基あって合計110.9万キロワットの発電能力がある。
100万キロワットと言えば、そう、大型の原発1基分。
だから、さぞや大層でオドロオドロシイ設備なのかとおもっていた。
これからタービン建屋に入ります と言われて妙にびびったりしたが、ナンのことはない、実にあっさりしたもの。
えっ こんなんで100万キロワット発電できるの?? と目が点になった。
建設費も、原発の1/5くらいだという。
そして何より、処理すべき使用済み核燃料は皆無だ。
東電や関電も、こうした発電所を作っている。
これで、当面のエネルギー問題は解決する。
もちろん、そもそも、こんなにエネルギーを使う社会で良いのか という根本的な問題はある。
それは、郊外楽園プロジェクトの中で、じっくり考えていきたい。
とにかく、ここでは 原発止めても困らない ということ。
これは、一個人ではなく、産業も商業も、全然困らない ということだ。
そんなことすら理解できない、または、理解しているからこそあえてわからないフリをしている、野田という財務省の飼い犬が、原発再稼働と増税を掲げて、次期総理大臣になろうとしている。
史上最悪の菅政権であったけれども、まだまだ、下には下があるということだ。
国民には選挙権のない民主党代表選だが、国民の生活、被災地の生活再建に直結する話なのは言うまでもない。
この際、あきらめは罪だ。
「増税反対、原発停止、野田は引っ込め」 と言い続けたい。
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1093.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。