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【名言か迷言か】歴代首相ランキング、菅氏は何位!?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110813/plc11081318010008-n1.htm
2011.8.13 18:00 産経新聞
東日本大震災の発生以来、「居座り」「ペテン師」「思いつき」などと散々、罵声(ばせい)を浴びせられてきた菅直人首相が10日、ついに退陣を明言した。退陣3条件のうち、未成立の2法案が月内成立の見通しとなり、委員会答弁で「速やかに民主党代表選の準備に入る。新しい代表が選ばれたときには首相という職務を辞する」と述べたのだ。
代表選は28日を軸に調整が進んでいる。仮に、想定通りに交代が進めば、昨年6月に発足した菅政権は1年3カ月の短命。民主党政権としては丸2年で2人の首相が退陣することになる。
菅政権とはいかなる政権だったのか。これに関連し首相補佐官の藤井裕久氏は先月31日、民放テレビ番組で「最後は歴史が評価する。悪いことばかりじゃない。戦後32人の首相がいるが、パッと見て12〜13人は菅さんより下だ」と述べた。
歴史に造詣が深いとされる藤井氏とは思えない発言だ。小沢一郎元民主党代表の「側近」から「反小沢派のご意見番」へと、立場を180度変転させる中で歴史観にも齟齬(そご)をきたしたのではないか。
菅首相より評価の劣る歴代首相とは誰だろう。旧大蔵省出身で財政規律を重視する藤井氏が自民、新進、自由などの各党を経て「民・由合併」へ至った経歴からすると、まず野党として対峙(たいじ)した森喜朗元首相以降の5人の自民党首相が該当すると思われる。
その他7〜8人の候補には、高度成長期を担った本格政権や長期政権、藤井氏が閣僚として支えた首相らを除く、片山哲、芦田均、石橋湛山、三木武夫、鈴木善幸、宇野宗佑、村山富市の各氏あたりが恐らく挙がるのではないか。多くは占領期の混乱や健康問題、政争の中で短命政権に終わった首相だ。
人格者として与党内や国民から慕われた人物も少なくない。在任2カ月余の石橋、宇野の両元首相との比較は土台無理がある。残る元首相は実績、人格両方において、まず菅氏を下回る者はない。そもそも官房副長官や首相補佐官として菅氏を支えた藤井氏自ら、32人の戦後歴代首相の中で菅氏を「中の下」と評していること自体が何よりの証拠ではないか。
政権就任後、消費税をめぐる場当たり発言から参院選で惨敗し、中国漁船衝突事件では法をねじ曲げて対応、ロシア大統領初の北方領土訪問を許した。
首相の伸子夫人は菅政権発足直後、「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」というタイトルの著書を出版したが、程なく国民は「あなたが総理になって、いったい日本はどこまで落ちるの」との思いが増すばかりだった。
東日本大震災や福島原発事故での対応の不手際は、もはや説明を要しまい。退陣発言は、1年余にわたる無為無策で国会や霞が関、国民から見放され、「万事休す」となった政権の末路に他ならない。
民主党出身の西岡武夫参院議長は首相発言の翌11日の記者会見で、「まあ菅首相のことですから。(私は)今日の時点では見守って参りたいと思っています」と述べている。国会で明言したことすら全く信用されていないのだ。
菅氏は国民の政治不信を人間性のレベルにまで広げた点で、明らかに戦後「最悪」の首相だった。ただし、国益を大きく損ねた「最低」クラスの首相なら、強力なライバルが存在する。菅氏を「詐欺師」などとののしった鳩山由紀夫前首相だ。2人に甲乙つけることは難しい。その意味で2人は永遠の、宿命のライバルなのだろう。お遍路の旅も道連れ、菅首相は来るべき退陣表明では「私も議員の職を引きます。しかし、鳩山さんも恐縮ですが、議員の職を引いていただきたい」と、ぜひ呼びかけてほしいものだ。(森山昌秀)
◇…先週の永田町語録…◇
(8日)
▽奇兵隊はゲリラ
小沢鋭仁元環境相 奇兵隊を好きだと言うが、今の言葉で言うとゲリラ。局地戦は強いが全体を動かす正規軍ではない。(BS番組で菅直人首相を評して)
▽民主党次第
逢沢一郎自民党国対委員長 民主党マニフェスト(政権公約)主要政策が政治的説明、決着が誤った政策だったと国民に明らかにしていただく。民主党次第だ。(民主、公明両党との公債発行特例法案に関する協議の見通しについて記者団に)
(9日)
▽全て正しい
岡田克也民主党幹事長 「全て俺が百パーセント正しい」と言っていては交渉は成り立たない。見直しや検討する姿勢を見せることは必要なことだ。(民主党の主要政策見直しについて記者団に)
▽シンボル
渡辺喜美みんなの党代表 民主党内のバトルを最優先し、国益が損なわれているのに指をくわえて見ている。日本政治の劣化現象のシンボルだ。(民主党代表選に出馬する意向の野田佳彦財務相について党役員会で)
(10日)
▽約束
亀井静香国民新党代表 お互いに守ろうという気がない約束は意味がない。今の民主党は約束は破るためにあると思っている。(民主党が自民、公明両党と民主党の主要政策見直しに合意したことについて記者会見で)
▽悪政連合
穀田恵二共産党国対委員長 政治を変えてほしいとの国民の願いをことごとく裏切った結果の破綻だ。「悪政連合」とも言うべき事態が起こっている。(民主党政権の政策について記者会見で)
(11日)
▽親しみ感じた
菅直人首相 国民に愛され、大きな勇気を与えてくれた。魁皇の「魁」の字は在籍していた「新党さきがけ」の字と同じ。親しみを感じ、個人的にも応援していた。(参院予算委員会答弁で)
▽水飲まぬ馬
高村正彦元外相 近くまで押しても菅(直人首相)さんという馬は水を飲もうとしなかった。私たちが協力し近くまで連れて行くので新しい首相には復旧・復興という水を飲んでほしい。(自民党の派閥会合で)
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