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8月下旬に菅首相が退陣し、早ければ、今月28日にも民主党の
代表選が行なわれる可能性が高まったことから、この数日、代表選
への出馬を考えているor出馬を取り沙汰されている議員たちの動き
が激しくなっている。(@@)
TVや新聞も、一体、誰が立候補するのか、またどのグループが
誰を支持するのかなど、ずら〜っと顔写真を並べて、早速、予想
ごっこを始めているのだが。
何だか、つい産経新聞が先月、記事のタイトルに使っていた
「B級グルメ・コンテスト」という言葉を思い浮かべてしまう
ところがある。(~_~;) <この記事を*1にアップ。>
* * * * *
mewが、この代表選に関して、かなり憂慮していることが、
3つある。
一つは、復興&経済対策などが大変な国難の時に、B級グルメと
揶揄されるような、知名度の低い&実績も乏しい候補者が乱立した
場合、一般国民から次期首相や民主党政権、ひいては日本の国政に
に対する期待や信頼が得られないのではないかということだ。(-"-)
<それでは、折角、首相が交代する意味がないように思うし。
国民の中には、国政をナメているのではないかという気持ちにさえ
なる人もいるかも。^_^;>
二つめは、そうなると、結局、マスコミや一般国民の関心は、
各候補者の政治家としてのあり方や政策論より小沢氏or小鳩派や
他のグループが誰を支持するかという点に向いて、政局のニオイが
色濃い代表選になってしまうのではないかということだ。(ーー)
<このブログでも、かなり政局のことは扱っているものの、内心では
当分、政局ごっこは控えて欲しいと思ってるし。結局、新たな形の
「小沢派vs.非小沢派」の対立が始まるのではという危惧感も。^^;>
三つめに、「増税」するか否かが最大に争点になってしまい、
肝心な復興&原発事故対策、原発政策、安保軍事政策などが軽視
されてしまうおそれがあるのではないかということだ。(~_~;)
<三つめの件については、また改めてゆっくり書きたいと思うの
だが。確かに、増税するか否かは、国民生活や国の経済、財政と
密接に関わる重要な問題であるものの、mewには、どうも
「脱原発」か「原発推進」かという争点に関心が集まることを
避けるためにも、「増税」の争点をメインにしようという空気を
感じるところがある。
また、今、日本は、改憲&安保軍事の面で岐路に立っている
にもかかわらず、それが全く度外視されそうなことに大きな懸念
を覚える。(-"-)>
* * * * *
さて、昨日までの報道では、野田佳彦氏(現財務大臣・5期)
が出馬するのは、ほぼ確実。
小沢鋭仁氏(元環境大臣、6期)、馬淵澄夫氏(前国交大臣、
3期)、樽床伸二氏(元国会対策委員・5期)の3人も出馬に
強い意欲を示している。
また、昨日になって、ついに鹿野道彦氏(現農水大臣・11期)
が出馬の意向を固めたという報道記事が複数、出ていた。
あとは海江田万里氏(現経産大臣・5期)や松野頼久氏(元
官房副長官・4期)の名前も出ているようだ。
<旧・民社党系や旧・社民党系のグループは、独自候補を擁立
するか、他グループの候補者を支持するか検討中とのこと。>
他方、前原誠司氏(前外務大臣・6期)は、昨日、出馬を見送る
方針をほぼ決めたという。(・・)
<X期の数字は、衆院の当選回数。ちなみに、小沢一郎氏は14期、
菅直人氏は10期、鳩山由紀夫氏は8期だ。>
そして、先に書いておくなら、もしこの中から、誰か支持する
候補をひとり選べと言われたら、mewは、鹿野道彦氏を応援する
しかない。(**)
<詳しくは改めて書くが、この中で、唯一、憲法改正や集団的
自衛権の容認に慎重な姿勢を明らかにしているのは、鹿野氏だけ
だから!(脱原発依存を志向しているとの情報もあるし。(・・))
海江田氏は、思想的には、ややハト派っぽいのだが、態度が曖昧
&バックの影響を受けやすいので、不安。(~_~;)
あとは、全ての候補者が、改憲推進&集団的自衛権も容認し、
軍拡を目指して、党内でも熱心に活動している保守タカ派なので、
イヤッ&ダメッ!(`´)>
[関連記事・『小鳩派が鹿野を支持&公明と連携模索か?+鹿野
なら改憲連立も阻止可能かも』
各候補者のグループ関係についても、書いておこう。
民主党のグループは、自民党の派閥ほど結束力が強くないし。
<自民党も、最近、派閥の力&結束力がかなり弱くなっている
けどね。^_^;>
また、ひとりで複数のグループ&その勉強会に参加していたり、
アチコチのグループについたり離れたりするケースも少なくない
のだけど・・・。
ただ、小沢一郎氏のグループが拡大してから、やや派閥的な
動きをするようになっていて。<TOPの決めた政策や指示に、
グループの議員がみんなで従うorそれを求める傾向が。^^;>
鳩山Gも、鳩山氏が先月、結束を強化するように要請。また
派閥の論理が大嫌いだった前原氏も、派閥化は好ましくないと
前置きした上で、「ここで一致団結できなかったらグループとして
の存在意義を問われる」と訴えて、引き締めを図っている。(~_~;)
* * * * *
まず、野田氏は野田Gの会長で、結党以来、前原Gと連携して
行動することが多い。
また野田氏は、松下政経塾の1期生なので、与野党を問わず、
「松下政経塾から首相を」という塾生の悲願を実現すべく、野田氏
を支援する塾生たちの輪が広がっているという話も。^^;
<ちなみに、前原くんは、松下政経塾の8期生。>
さらに、自民党の谷垣総裁や執行部などからも、野田氏とは
考えが合うとエールを送られて、期待されているようだ。(>_<)
小沢鋭氏は、鳩山Gから独立して自分のグループを作って、
中間派になることを目指しているが。今でも鳩山Gの傘下にある。
馬淵氏は、かつては野田、前原Gなどと行動することが多かった
のだが。<それで、前原代表の時に、1期生ながら(理系だった
ことも手伝って)耐震偽装の追及を任されたのよね。>
最近、小沢氏と何回か会い、小鳩派に接近中だと言われている。
樽床氏は、自分のグループを持つ中間派。以前は野田Gに近いと
言われていたのだが、昨年6月の代表選では、小沢Gに擁立される
形で出馬し、同Gの支持(投票)を受けた。
今回は、グループ横断で、中間派の若手・中堅の支持を集めよう
としているようだ。
鹿野氏は、独立系の中間派。今回は、中間派や農水系の有志
議員が中心になって、擁立する形をとるようだ。もともと自民党
出身で、新進党、民政党などを経て、民主党に合流しているので、
その時に行動を共にしていた羽田Gなどの議員から、どれだけ強い
支持を得られるかが鍵になるかも知れない。(・・)
海江田氏は鳩山G。<小沢氏にも接近中?>
松野氏は、もともと鳩山っ子なのだが<鳩山氏が首相の時は、、
官房副長官として、ずっと後ろについていた。また先月には、
鳩山Gの幹事長になった>、でも、昨年から小沢Gの一員だと
思ってもいいぐらい小沢氏を強く支持して、同Gと一緒に行動
する機会が増えていることから、いまや小鳩っ子であると言っても
いいかも知れない。(~_~;)
* * * * *
そして、先日も書いたように、次の代表選でキーマンとなるのは、
やはり小沢一郎氏だろう。
小沢Gは、当選回数や実績が少ない若手・中堅議員が多いため
今回も独自候補は擁立することができないのだが。
現段階では、小沢Gが100人前後<コアなメンバーは70人
ぐらい?>、鳩山Gが20〜30人<元・鳩山G&関係者を
入れれば、40〜50人?>で、いわゆる小鳩派だけで百〜
百数十票を握っているわけで。
果たして小沢氏が誰を支持するか、候補者自身も、党の議員も
かなり気になるところだろうし。マスコミの注目もそこに集まって
いる感じだ。(・・)
その小沢氏は、『12日、ひそかにグループの幹部を集めて
カレーを食べながら、代表選について意見交換を行った』とのこと。
『この席で小沢氏は、「まだ候補者が出そろっていないから様子を
見よう。情報収集をしてくれ」と参加議員に指示をしたということ
で、最終段階まで支持する候補者を明言せずに、新体制での影響力
を確保する戦略との見方が出ている。』<FNN12日>』
小沢氏としては、自分の考えに近い&自分の意向を受けて政権
運営してくれる候補者を支持するのではないかと察するのだが。
<「こっちが本気で支援すればB級グルメもミシュラン三つ星に
なるさ…」by小沢氏側近*1>
上述のように、鳩山Gの関係者や小沢氏の支持を得たい候補者が
何人も出馬の意欲を示していることから、票が分散するのを防ぐため
に、小鳩派として候補者を調整して、一本化をはかる可能性もある。
* * * * *
この後、用事が控えており、時間がなくなってしまったので、
この記事は、ここでいったん終わりにしたいのだが・・・。
何だか、国民から見て、しらけたムードの代表選になるのでは
ないかと、強く案じているmewなのだった。(@@)
THANKS
『民主代表選は「B級グルメコンテスト」
菅直人首相退陣後の民主党次期代表選をめぐり、野田佳彦財務相や海江田万里経済産業相ら「ポスト菅」有力候補が沈黙を守る中、小沢鋭仁元環境相や馬淵澄夫前国土交通相らが出馬に向けた動きを活発化させた。出馬に必要な推薦人20を確保できるかがカギとなるが、圧倒的に有力な候補がいないだけに知名度の低い候補が乱立し、さながら「B級グルメコンテスト」となる可能性は十分ある。「安くておいしい」候補は誰なのか−。(斉藤太郎、山本雄史)
「一番残念に思うのは、今の政権が社会保障の財源を安易に増税で賄おうとしていることだ!」
馬淵氏は27日昼、衆院議員会館の一室で、昨秋の代表選で首相を応援した衆院当選1回生10人を前に気勢をあげた。「出馬宣言」こそなかったが、首相補佐官(原発事故担当)時の経験を踏まえ、「原子力行政の一元化」など次々に“政権公約”を披露した。
「ポスト菅」候補の中で馬淵氏の動きは最も活発だ。26日夜は都内のバーで開かれた中堅・若手議員約20人と若手官僚約20人の交流会に顔を出し、ビール片手に談笑した。28日には小沢一郎元代表を支持する若手でつくる勉強会「真の政治主導を考える会」で講演を行う予定だ。
馬淵氏のキーワードは「世代交代」。民主党は1〜3回生が多いだけに若返りをアピールすることで親小沢、非小沢の両方から支持を集める作戦のようだ。
◆次世代のオザワ
小沢鋭仁氏も鼻息が荒い。27日には国会近くの星陵会館で議員や財界人、有識者ら約400人を集め、自らが率いる「21C国家ビジョン研究会」の政策提言シンポジウムを開いた。
「政治家なので意見を言うだけでなく実行に移すまで責任を持ちたい!」
小沢氏は自らが理想とする「高福祉中負担社会」の実現を高らかと掲げ、こう宣言した。「世界のオザワ」は指揮者・小澤征爾氏、「政界のオザワ」は小沢一郎元代表。そして自らを「次世代のオザワ」と位置付ける。
ただ、ネックは知名度の低さ。27日のシンポジウムも集まった議員は16人だった。しかも参院民主党のドンと言われる輿石東参院議員会長とは、かつて衆院選で争っただけにいまも犬猿の仲。参院で支持を広げるのは至難の業だ。
樽床伸二元国対委員長も早くから「ポスト菅」に意欲を示す。東日本大震災前の3月3日に民放BS番組の収録で「菅さんが辞めたら出る」と明言しており、自らが率いる議員グループ「青山会」の結束強化にも余念がない。
ただ、定例会の出席者は毎回15人ほど。前々回代表選では小沢系グループの支援により善戦したが、今回は推薦人確保も難しい。
◆小沢系が品定め
候補乱立の様相となったのは理由がある。「ポスト菅」に名乗りを上げ、首相批判するだけで知名度が上がる。次期衆院選にも有利となる。つまり「手を挙げても損はない」わけだ。
鹿野道彦農水相も農水関係議員が擁立に動き「人心一新」を合言葉に出馬準備に余念がない。ほかにも玄葉光一郎国家戦略担当相、仙谷由人官房副長官、枝野幸男官房長官−と候補は次々に浮上。ついには横路孝弘衆院議長の名まで取り沙汰されるようになった。
理由はもう一つ。最大勢力を誇る小沢系グループに有力候補がいないことが大きい。つまり小沢系の支援を得られれば、どんな泡沫(ほうまつ)候補でも一躍「有力」候補に格上げされるわけだ。
小沢氏周辺は野田、海江田両氏らと極秘に接触し「品定め」に入った。ある側近はこう打ち明けた。
「俺たちが支援しなきゃ誰も勝てやしない。だからしばらくはジッとしている。こっちが本気で支援すればB級グルメもミシュラン三つ星になるさ…」<産経新聞7月28日>』
http://mewrun7.exblog.jp/15269880/
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