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[現役幹部官僚が実名で証言!誰が日本を壊したのか?(古賀 茂明)]
(日刊ゲンダイ2011/8/11)
「日々担々」資料ブログ 2011-08-11(23:02)
官僚と対抗し「オレたちが上」と言いたい民主党 [現役幹部官僚が実名で証言!誰が日本を壊したのか?(古賀 茂明)]
政権交代直前の09年6月、民主党の代表代行だった菅直人氏はイギリスの政治システムの視察に出かけた。脱官僚・政治主導に英国モデルを参考にしようとしたのだろうが、滑稽だ。英国と日本では役人と政治家の関係が全く違うからだ。 イギリスでは官僚は中立的な立場で時の政権のために忠実に動く。日本では、官僚が「国を動かす」つもりになっていて、政治家をコントロールしようとする。日本の現状がおかしいのだが、まず、こういう官僚の習性を変えない限り、英国のシステムだけマネしたところで無意味だ。
やっぱり、公務員改革が肝になるのだが、民主党政権はわかっていない。菅首相や民主党の政治家を見ていると、官僚=敵と思っているのがよくわかる。野党時代からの習性だろうが、そういう感覚が与党になってからも続いている。
敵だから、ある意味、対等の意識がある。敵である以上、殲(せん)滅(めつ)しなくてはいけない。そして、自分たちの優位を分からせる必要がある。
政治家と官僚を横に並べて、「オレたちの方が有能だ」と言いたいのだ。だから、菅氏はかつて「官僚は大バカ」などと言って、物議を醸した。
◆意味をはき違えていた政治主導
ここに根本的な勘違いがある。政治家と官僚は同列ではない。政治家の方が上だ。当たり前の話である。だからこそ、下にいる官僚をどう使うのか、そのノウハウが問われるのだ。
民主党政権を見ていると、JRの社長が「オレに運転させろ」と運転士になっているように見える。社長自身が「オレだって運転の仕方は勉強しているぞ」と居丈高に自慢している。こんな印象だ。確かに、ちょっと勉強すれば、1両くらいは動かせるだろう。しかし、100両以上を毎日、きちんと運行することはできない。
鳩山前首相も菅首相も、こと政治主導について言えば、ヤル気はあったと思う。しかし、その意味をはき違えた。それに加えて、能力がなかった。さらに政治主導を理解し実行に移してくれる側近スタッフがいなかった。松井孝治、古川元久といった過去官僚に頼れば、何とかなると思ったのだろうが、結局、どうしようもなくなって、“官僚丸投げ”に戻ってしまった。
本来、政権交代で最初にやるべきは、八ツ場ダムの中止や普天間移設問題という具体的な政策課題ではなく、公務員制度改革や政治主導法案を通し、土台づくりをすることだった。最初に国家戦略室のスタッフを充実させるべきだった。
民主党政権は結局、「やりたい」という意思があっても、やり方がわからず、迷走している。その結果、日本は決定的に壊れてしまった。そこに大震災が襲い、原発事故が重なった。日本は奈落の底に向かっている。
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