http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/812.html
Tweet |
菅政権末期で決定されたすべての政策は見直されることになるだろう
http://www.amakiblog.com/archives/2011/08/12/
2011年08月12日 天木直人のブログ
いま目の前で行なわれていることはすべて無茶苦茶だ。
菅首相が退任条件にあげた3法案はいずれも国の根幹にかかわる重要
法案である。
しかも原発事故賠償法案や再生エネルギー法案は菅首相が延命をかけ
て実現すると公約した菅首相にとっての重要法案だ。
それがここまで中途半端なかたちで駆け込み決定されようとしている。
その理由は簡単だ。
これら3法案が菅首相を辞めさせるための最低条件であるからだ。
菅首相を辞めさせたい自公と、菅首相をもっと強く辞めさせたいと考え
る民主党執行部が、だから法案の中味よりも成立を優先させて手を結んだ。
しかも、菅首相を辞めさせたい一心の民主党執行部は、自公の要求を丸
呑みしてまで法案成立を優先させた。
これは無茶苦茶な話だ。
と、ここまでは誰もが思うことだ。
だれもが語り、だれもが書いていることだ。
しかし、私がここで言いたいことはそのことではない。
これら法案成立にかける熱意が菅首相にはまったく見られなかった。
特に再生エネルギー法案に関する菅首相の無関心振りを見逃すわけには
いかない。
俺の顔を見たくなければ通せとまでいった菅首相が、その法案の中味に
ついて自らの考えを何一つ語らず、それを実現しようと汗をかいた気配が
ない。民主党執行部に丸無げ(8月12日読売)だ。
こんな矛盾したことがあるだろうか。
私は、菅首相には、本人にその気があれば、徹底して延命を図る手段
はあったと思っている。
すなわち彼が本気で脱原発を願うのであれば、それを実現するための
最善の再生エネルギー法案を成立させるべくみずから指導力を発揮し、
自民党や官僚や財界と対立すればよかったのだ。
そうすれば法案は容易には通らなかったはずだ。
自分の思う通りの法案ができるまで首相にとどまって頑張ると叫んだ
ほうが筋が通ったはずだ。
そして再生エネルギー法案の中味をめぐって対立が続き、最後は脱原発
を本気で進めるためにはどちらの再生エネルギー法案がいいのか、国民に
判断を委ねればよかったのだ。
彼にはその気がまったくなかった。
それどころか自公と民主党執行部の妥協があっさり成立した後は、一転
して辞める方向に舵を切った。
なぜか。
それは辞めた後の政局においてなお自らの影響力を残そうと思うからだ。
彼は首相を辞めたあとは夫婦でお遍路めぐりでもするかと言っていた。
これも真っ赤なウソになるというわけだ・・・
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。