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まるでヤクザの抗争 今の国会 政権交代など無意味どころか悪夢
(日刊ゲンダイ2011/8/8)
国会議員の税金ドロボーたちを全員総入れ替えしない限り この国は明治時代から進歩しないと絶望的な声
-親分引退を目前にひたすら低姿勢弱腰の岡田組、ここを先途とゴリ押しで政権奪回狙いの谷垣組、両者をうかがいながらシマ守り第一のヌエのような山口組
-永田町の党利党略私利私欲の国会議員たちのネクタイなしの異様な黒服姿は知性なきヤクザとダブって見えている
特例公債法を巡る与野党の攻防を見ていると、どうしようもなく腹が立ってくる。マニフェストを放り投げ、自民党に謝罪文まで出して、ひれ伏している民主党。そんな民主党の足元を見て、チンピラのごとく、次々と難クセをつけてくる自民党。両党のケンカを眺めて、どっちにつこうかと値踏みしている公明党――。どいつもこいつも自分の利害しか考えず、国民ソッチノケなのである。
千年に一度の大震災に見舞われ、福島では放射能が垂れ流されているのに、政治が法案を通すことを忘れて、縄張り争いのようなことを続けている。国会議員の仕事は相手を脅してシノギを奪うことではないのである。
「本予算が通っているのに、その予算が執行できない。これは異常な事態です。もちろん、予算が通っても関連法案でモメることはある。ねじれ国会の場合、それは野党の武器のひとつではある。とはいえ、震災復興で大変な時期に、ただやみくもに特例公債法の成立を引き延ばすことにどんな意味があるのでしょう。与野党は政争に明け暮れている暇はないはずです。しかも、自民党の手口がえげつない。民主党の弱みに付け込み、党の看板をすべて捨てるように求めている。特例公債法案が通らなければ、被災地対策の3次補正も組めない。復興を人質にして、政敵を徹底的にいたぶっているのです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
◆自民党はヤクザかフーテンかチンピラか
自民党は民主党に対し、子ども手当の所得制限だけでなく、名称まで引っ込めるように求めた。これで決着と思いきや、高校無償化、農家への戸別補償、高速道路無料化の残り3Kも撤回しろと迫り、逢沢国対委員長は反省文までよこせと言う。その文案も自分で考えたらしく、「甘い幻想をばらまいたことを深く反省して謝罪いたします」と文章を党首脳陣に持ちかけたという。コイツら本当に政治家なのか。ネクタイを外し、フーテンのような格好をして、毎日、国会で何をやっているのか。
“谷垣組”は脅しに明け暮れ、親分が引退する“岡田組”はいいようにいじられ、“山口組”はヌエのように損得勘定を計算している。被災地のために作るべき法律、見直す規制、急ぐべき復興計画はヤマのようにある。それなのにヤクザ稼業に明け暮れている税金ドロボーたちは全員、総取っ換えするしかない。
◆"松下未成熟"の政治シロウトには何もできない
それにしても情けないのが岡田幹事長ら民主党執行部だ。衆院で303議席も持っているのに、なんでここまで野党に弱腰なのか。しかも、子ども手当では、所得制限の大幅譲歩で自公のケツまでなめたくせに、党内では「子ども手当の理念は守った」「(自民党時代の)児童手当からは大きく前進した」などとしらじらしい言い訳をしている。所属議員はア然だし、国民は目を白黒だ。
いやはや、何だったのか政権交代、何だったのかマニフェストと天を仰ぎたくなる。
百歩譲って、子ども手当の妥協で自公から何かを引き出せたならともかく、谷垣には「看板政策を取り下げた。政権の正統性は大きく損なわれた」と、ふんぞり返られる始末。これじゃあ、その看板政策に期待して一票を投じた国民がアホみたいだ。政権交代は無意味どころか、悪夢である。
それもこれも、民主党でハバをきかせているのが、シロウト同然の能なし連中ばかりだからだ。仙谷や岡田、枝野は言うに及ばず、財務相の野田、前外相の前原、官房副長官の福山、そして玄葉といった松下政経塾出身の面々も、パフォーマンスばかりで実行力が伴わない。
評論家の佐高信氏は、「彼らは政治の動かし方をまるで分かっていない。松下政経塾というより“松下未成熟”です」と切り捨てたが、まったくだ。こいつらに任せていたら、野党をつけあがらせるだけで、政治は立ち往生するばかりだ。揚げ句が菅のような幕末の志士気取りのバカがのさばるのである。
◆このままでは残る3Kも水泡に帰す
「今の執行部は結局、国民のためにマニフェストを実現させようという信念も覚悟もないのですよ。確固たる信念を持っていれば、野党が無理難題を言ってきても『国民との約束は絶対だ』とハネつけられる。それでも文句を言ってくるなら、特例公債法を通さない自民党は被災地のことを考えていない、許していいのかと選挙で信を問えばいいのです。覚悟がないから、どんどん譲歩を迫られる。頭の中は自分たちの保身ばかりで、国民のことは、これっぽっちも考えてないのです」(政治評論家・山口朝雄氏)
恐らく、この調子だと残る3Kもひっくり返される。それでも菅が辞めなければ、鳩山前首相の言うように「閣僚一斉辞任」でもやるのか。菅を引きずり降ろすことも、野党との政治駆け引きもできず、右往左往してばかりの連中にそんなことができるのか。
やっぱり、民主党政権は小沢がいなければダメなのだ。
◆小沢が執行部にいれば展開は劇的に変わった
小沢が代表、あるいは執行部にいれば、民主党はここまで堕落することはなかった。
「だって、昨年7月、参院選で大惨敗を喫した時点で、今日の事態は予想できたわけでしょう。小沢さんならば、すぐに対策を考えますよ。衆院で3分の2の再可決議席を得るために社民党に協力を求めてもいいし、参院議員の一本釣りもありえた。とにかく、何でもしたはずです。ところが、今の執行部は何もやらずにただ小沢グループの排除に血道を上げた。これでどうやって、政権運営をするのですか」(小沢系衆院議員)
狂ったような小沢切りとマニフェストの相次ぐ修正が16人の会派離脱を招き、松木謙公衆院議員は農水政務官を辞任した。党規を無視して、小沢を反永久的に党員資格停止にしたからだ。挙げ句が自民に土下座だから、わざと民主党をぶっ壊しているようなものだ。
「小沢氏はつい最近の記者会見でねじれ国会の対応について聞かれた際、『私が自民党幹事長だった時もねじれていたんだよ』とサラリと言っていました。つまり、ねじれなんてしょっちゅうあるわけで、やり方次第だということですよ。そのためには駆け引きがある、知恵を絞る。それが政治なんですよ。ところが、今の執行部は何もできない。執行部を全部、入れ替えれば、民主党にも活路が見えてくると思います」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
◆9月26日が小沢復権の日になる
そもそも、予算を本気で組み替えれば、マニフェストは実行できる。「財源がない」なんて、方便だ。自分たちの無能を棚に上げて、「マニフェストが悪かった」と謝罪したのが岡田執行部で、小沢にやらせれば、こんなことにはならなかった。国民も4年間は待ったのである。
「それなのに、すぐ謝った岡田執行部は、自民党と組むことを念頭に入れているのでしょう。今や民主党内の大半は執行部のマニフェスト放棄と土下座交渉に怒っている。党内から総スカンの彼らは自民に擦り寄るしか生き残る道がないのです」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
だとすれば、ますます、小沢復権しかない。9月26日に陸山会裁判の判決が出る。有罪になるのは石川知裕衆院議員1人で、それも罰金刑とみられている。
「その瞬間、国会議員を罰金刑で逮捕したのか、と検察批判が吹き荒れることになる。秘書との共謀で強制起訴された小沢氏の裁判も意味をなさなくなると思います」(野上忠興氏=前出)
小沢復権の条件は整うのだ。民主党に残された選択肢はこれしかない。自民党とじゃれているような執行部はすぐに全員、クビにして、ヤクザな自民党にも「フザケンナ!」と迫るべきなのである。
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