★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117 > 788.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「自自公連立からの自由党の離脱」(EJ第3113号)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/788.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 8 月 11 日 22:21:52: dkOnWN./sADdA
 

http://electronic-journal.seesaa.net/article/218391804.html
2000年4月1日の自民、公明、自由の三党首会談──この
日、自民・公明両党は組んで小沢自由党を連立離脱させる方針で
会談に臨んでいます。小渕首相は党からそれを求められていたの
で、とても悩んでいたといわれます。
 『小沢一郎/嫌われる伝説』の著者、渡辺乾介氏の取材記録か
ら、会談でのやり取りを再現します。「神埼」というのは、神埼
武法公明党代表です。
―――――――――――――――――――――――――――――
 小沢:政策合意を実行する決意とそのスケジュールを示して欲
    しい。
 小渕:今国会では難しい。不可能と言っていいかもしれない。
 神埼:努力したいが、総理と同じだ。
 小沢:そういうことなら、月曜日の全議員懇談会で協議して態
    度を決める。
 神埼:それは連立離脱の発言と理解していいか。
 小沢:月曜日に結論を出すということだ。
 小渕:党に何と言えばいいのか。  ──渡辺乾介著/小学館
              『小沢一郎/嫌われる伝説』より
―――――――――――――――――――――――――――――
 これで事実上自由党の連立離脱が決まったのです。その後9年
にわたって自公連立政権が続くことになります。そして、200
9年の衆院選で、民主党を指揮した小沢一郎氏に自公は敗れるの
です。小沢氏の政治家としての一貫性、粘り強さ、信念に対し、
自民党は再び政権交代を許すことになったのです。
 渡辺乾介氏によると、この3党首会談のあと、小渕首相と小沢
自由党党首は2人だけで、総理執務室で30分ほど話しているの
です。渡辺氏の取材記録を基にして、そのやり取りを再現するこ
とにします。
―――――――――――――――――――――――――――――
 小渕:切り捨てるようなことになってすまんな。こうしなくて
    はならなくてな。俺もどうせ長くない。俺が全部任され
    ていれば、政策も保守新党もみんなできるんだが、俺も
    情けないけれど、任されていないんだ。
 小沢:政策はほどほどにして丸く丸くやればいいということは
    わかっているんですが、この時代、理念を掲げて政策を
    実行しなければならんということで、自由党を結成して
    やってきたものですから。
 小渕:それはわかっちょる。お互い立場があるんだから、しよ
    うがない。今日でケリをつけるよう言われているんだ。
 小沢:申し訳ありませんが、連立を解消しなきゃなりません。
 小渕:しかし、いっちゃん、またやろうな。また話ができるよ
    な。もっとも選挙の後は立場が逆になっているかもしれ
    ないけど・・・。じゃあ、またな。
    ──渡辺乾介著/『小沢一郎/嫌われる伝説』小学館刊
―――――――――――――――――――――――――――――
 2人は握手して別れたそうです。小渕首相はその数時間後に病
変に襲われたのです。小渕、小沢両氏のこの最後のやり取りでも
分かるように、小渕首相は、自分が自民党の幹部の激しい反対に
遭い、小沢氏と約束した合意事項を実現できないことを非常に悩
んでおり、それが原因で脳梗塞になったものと思われます。
 しかし、小沢自由党が自自公連立から離脱するとき、自由党に
残った人たちに浴びせられたのは次の言葉だったのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
    小渕首相を病気に追い込んだのは小沢一郎である
―――――――――――――――――――――――――――――
 これはマスコミを使って派手に行われたのです。その中心には
野中広務、神埼武法の両氏がいたのです。このさい、小沢の勢力
を出来る限り削いでおこうという考え方です。
 さらに連立離脱のさい、自民党の工作により、50人いた自由
党議員のうち、26人が引き抜かれ、24人になってしまったの
です。例によってマスコミや評論家は「もう小沢は終り!」とさ
かんに書き立てたのです。小沢氏を排除したいと願うマスコミの
常套手段です。
 このとき自由党を出て行く人に対して小沢氏が「金を分ける」
いい出したのです。このときのことについて、かつての小沢氏の
側近である平野貞夫氏は次のように書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 このときに、小沢さんは党の金を出て行った人に分けると言っ
 たんです。ぼくが小沢さんに「どの金を分けるんだ」と聞くと
 「政党助成金だ」と言うので、「憲法違反だ」と反対したんで
 す。直近の参議院選挙の比例票、「自由党」と書いてくれた五
 二〇万に対する政党助成金でしょう。自民党に手を突っ込まれ
 て党に離反して出て行く反党行為に出すのはおかしいと。する
 と小沢さんは、「ならば企業団体や個人献金とかほかの金をや
 る。それなら文句ないだろう」と言い出した。でもぼくは「野
 党から与党に行く議員に、党の資金をやるなんて話は民主政治
 の国ならどこにもないですよ」とそれも反対した。小沢さんは
 顔を真っ赤にして怒り、「あんたはこれで何回目だ。理屈を言
 ってぼくの評判を悪くするのは」と言う。結局、残っている人
 たちに聞いて結論を出そうということになった。でも、残って
 いる人たちも「ゼロ回答」だった。     ──平野貞夫著
       『日本一新/私たちの国が危ない!』/鹿砦社刊
―――――――――――――――――――――――――――――
 平野貞夫氏は、これを契機に「小沢は金に汚い」といわれるよ
うになり、それは自分のせいであると述懐しています。平野氏に
よると、小沢氏自身はカネに関しては潔癖なほどきれいてあり、
風評とは違うことを強調しています。それでも2000年6月の
衆院選では比例区において658万票を得て、小沢自由党は党勢
を回復しているのです。   ── [日本の政治の現況/39]


≪画像および関連情報≫
 ●小沢邸で考えたこと/平野貞夫氏
  ―――――――――――――――――――――――――――
  元日に小沢邸を訪ねた。昨年は大勢の政治家が押しかけると
  いうことで遠慮したが、今年は「小沢新年会」に顔を出した
  政治家を観察する魂胆があった。国会議員が120名ぐらい
  だったが、昨年の元旦、総選挙直後の160名と比べて遜色
  はなかった、というより、再生民主党の力としては十分だと
  思う。出席者で目立ったのは、海江田万里国務大臣・原口一
  博元総務大臣・細野豪志議員らであった。細野氏は「朝まで
  生テレビ」の元日放映に出演したばかりで眠そうだったが、
  少しの間、番組の話をした。司会の田原総一朗氏の「ソーシ
  ャル・ビジネス」と、細野氏が主張した「新しい公共事業」
  は似て非なるものだ。田原氏には何か企みがあるのではない
  か、と私は問いかけた。
     http://news.livedoor.com/article/detail/5259012/
  ―――――――――――――――――――――――――――  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧