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郵政法案審議入りも、菅首相辞任でご破算も=陰にCIAの関与か
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2011年 8月 10日 17:05 高橋清隆の文書館
郵政改革法案の審議が早ければ11日にも始まる見通しになった。しかし、菅直人首相は月内退陣を示唆し、マスコミが宣伝。300兆円近い国民の金融資産を守る同法案をつぶすことが菅政権の使命だったことが露骨になった。
同法案は戦後日本人の汗の結晶である郵貯・簡保資金をハゲタカ外資にさらす郵政民営化を見直すため、国民新党が政策の「1丁目1番地」として成立に全力を注いできたもの。民主党政権の下で2度成立しそうになりながら、突然の国会閉会で流されてきた。
国民新党の亀井静香代表は10日の党議員総会の冒頭、「今週中に審議入りするだろう」との見通しを示した。終了後の会見では「あした『つるし』が下りて、審議に入っていくと思う」としながらも、「あいつらのやることだから、何が起こるか分からない」と警戒心を捨てなかった。
同党は同法案の「速やかな成立」について民主党と3度文書で約束を交わしながら2度反故(ほご)にされている。最後の文書は10年12月2日の臨時国会閉会決定時に交わされ、今年「4月中の成立」を明記。衆院で300以上の議席を持ちながら、自民党の審議拒否に付き合ってきた。
亀井氏は10日の会見で「今の民主党は、約束を破るためにあると思っている」とこぼした。民主党は同法案の審議入りに同調し始めた7月下旬以降も、子ども手当法案の所得制限のわずかな違いで自民・公明両党と張り合い、マスコミの加勢で長引かせた。
「政治が死んでいる中で法案を通すのは、針の穴にゾウを通すようなもの。党利党略、政争に明け暮れている中で国家の命運を左右する法案がのまれている状況は慚愧(ざんき)に堪えない」
亀井氏は総会でそう胸中を明かした上で、「何が何でも郵政改革法案を通さねば」と訴えた。マスコミの負の働きについても会見で言及。友党が低次元の権力闘争に明け暮れるさまを指弾した後、「これをマスコミが下世話な党利党略に基づいた政局だけを報じるという、悲劇的な状況が続いている」と吐露した。
頑なに反対する自公ら野党とそれに対し要らぬ譲歩をする民主党に配慮し、亀井氏は修正協議にも応じる姿勢を見せた。
「法案が成立して郵政事業が軌道に乗って3分の2の日本郵政株を売れば、復興資金の財源として一挙に何十兆という額になる。何も無利子非課税国債の発行や増税をしなくても、30兆円くらい出る」
菅首相は9日、退陣条件にしている残りの再生エネルギー特別措置法案と公債発行特例法案の2法案が自民党と合意に達し26日にも成立する見通しが立ったことから、退陣時期が一気に早まった。しかし、6月2日の辞任表明時は「放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止の状態になることが一定のめど」と発言していた。
退陣時期は当初、説得に当たった鳩山由紀夫前首相によれば「11年度2次補正予算の早期編成にめどをつけた段階」を指した。矛盾をはらむ言い方は、郵政改革法案が成立しそうになった時点でいつ「自爆」的に総辞職しても不自然でない環境をつくるためだったことは明白だ。
菅政権は郵政改革法案をつぶすことが最大の任務だった可能性が高い。鳩山首相・小沢一郎幹事長による昨年6月2日の「ダブル辞任」は郵政改革法案が「危うく」通りそうになっていたときに起きた。この前後、「CIAに対する情報提供者」リストに名前のあるジェラルド・カーティス氏が民主党幹部と度々接触している。
菅政権誕生直後には、官邸にも入った記録がある。政府保有の日本郵政株の完全売却を主張するみんなの党との連立を勧めたのは彼だが、会期延長を急きょ取りやめ、参院選に突入させたのも彼の助言と思われる。
4月12日に同法案を審議する衆院特別委員会の設置が決まるも、自民党は委員名簿の提出を拒んできた。これと並行して、マスメディアは「大連立」を提唱してきた。カーティス氏は4月下旬、菅首相と谷垣禎一自民党総裁に個別に面会する傍ら、海外メディアで「民主党は分裂するより、日本が直面する課題に協力して取り組む」ことを主張。同法案のつぶし方を指南してきた疑いがある。
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