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菅首相退陣表明するが、もう民主党は中身が変わってしまった。小沢氏は新党で出直すしかない。
http://31634308.at.webry.info/201108/article_11.html
2011/08/11 00:11 かっちの言い分
菅首相が、退陣の3法案成立予定を受けて、退陣を匂わす発言を行って、俄かにポスト菅の動きが激しくなってきた。ただ、菅首相は、まだいつ辞めるかは明言していない。したがって、今までの、2枚腰、3枚腰のしぶとさを考えると、どうなるかわからない。
今日の国会質疑で、辻恵議員は、菅氏が代表選後はノーサイドと言ったのに、小沢氏を党員資格停止にし、ノーサイドと違う党内対立をもたらしたと述べた。これに対して、国民に党内対立と見えさせたのは、自分の不徳の致すところであるが、小沢氏が内閣不信任案に同調しようとしたことは、党の規律を守らない行為で許せないと述べた。まるで、党内抗争のある民主党にしたのは小沢氏のせいだと言いたいような話であった。
また、内閣支持率がこれだけ落ちたことに対して、自分たち十分に適切に対処したが、そのことを国民が十分理解してくれなかったことは残念と述べた。
この言い方は、自分は精一杯やることはやっているが、国民はそれを理解してくれなく、また党内においても自分は挙党体制をしていたが、それも正しく認識してくれないと言って、自分が原因であることは認めていない。全て自分がやることは正しく、それがうまくいかないことは他人のせいであると言っている。
この思考パターンは、昔の学生運動の運動家が述べてきたパターンに似ている。政治家は約束したことを、如何に実現するかが仕事である。自分は努力したが、国民はそう見てくれなかったなどと、人のせいにするのは最低である。
この日、小沢氏が145名の議員を集めて、参議院当選1回の議員が主催する勉強会で講演し、「衆院選マニフェスト(政権公約)は主権者たる国民との契約だから、非常に重いものだ」と述べた。自民、公明両党とマニフェストの主要政策見直しで合意した岡田克也幹事長を暗に批判した。
このマニュフェストの大幅な後退の原因を作ったのも、菅首相がうだうだと辞任を引き延ばした結果である。辞任と引き換えに材料にマニュフェスト破棄の材料にされてしまった。ある意味、自分の退陣の花道のために、国民との約束の証文を破り捨てたことになる。
小沢氏は「政治家が自らの責任で決断し、実行する。この姿勢と努力を国民に示すなら(民主党への)支持は戻る」と強調したという。こう言わざるを得ないと思うが、正直菅政権が民主党をズタズタにしてしまって、少しばかりの努力ではもう元には戻らないだろう。
民主党の代表選挙が8月末に行われば、ポスト菅候補には小沢氏の名はないということになる。一旦、代表が決まれば今回の菅首相のように、本人が辞めると言わない限り、その政権が続くことになり、小沢氏の出番はないように思える。ポスト菅に名が上がっている頼りない候補者では、とても今の民主党の党勢が回復するとは思えない。
小沢氏は、放蕩息子どもがだめにした民主党に残っていても仕方がない。小沢氏がまだ首相を目指すなら、捲土重来、新党で出直すしかないように思う。
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