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なぜ菅はすぐ辞任して事故原因調査に協力しないのか?
1.爆発時点で首相など辞任すべきであった。
どういう訳か、菅がまだ首相に居座っている。3月に原発が爆発した時点で辞任すべきであった。爆発まで行ってしまったことが大失態である。さらに、爆発後も政府は機能するどころか、情報を隠蔽し、放射能汚染と被爆を広めてしまった。現在も食品汚染、土壌汚染が拡大しているのに全くの無策である。即座に菅も東電社長も責任を取って辞任すべきであった。政府、東電とも原発は絶対安全だと行ってきたものが、爆発してしまい多くの国民を被爆(それも未必の故意で)させたのだから当たり前の話である。
2.原因の徹底調査が先決だ
ところが、不思議なことにそのような議論が大勢にならなかった。反対に、大変なときだからトップを代えるな等という全く意味不明の議論がなされた。もう爆発してしまったのである、その後の処理もなっていない。そしてその責任を問われるべき人間に、まだリーダーを任せるというのはどういう思考なのか?本来なら、菅も東電社長も即刻、政府から独立した事故調査機関に証人喚問され、いったい何をしたため、又は何をしかなったため爆発したのか調査が始まっていなければならないはずである。
3.原因調査の遅れは故意ではないか
しかし、「福島原発事故調査・検証委員会」は政府からの法的独立性を担保されないまま内閣府の下に設置され、故意か全くもって進捗が遅い。何よりも強制力を伴う調査権限を持たない組織である。強制力のある調査権限がなければ、徹底した調査・検証をしようとしても限界がある。まあ、初期対応によほどまずいことがありこれをつつかれると菅も東電も非常に都合が悪いのだろう。もしかしたら、刑事事件になるようなことがあるのかも知れない。そうなら、泥棒に縄をなわせるような状態だ。
4.菅に残された使命はただ一つ−原発爆発と初動ミスの責任追及に晒されることだ
国民からしてみれば、原発が爆発したのは事実であり、そのようなものはない方がいいという議論になるのは当然である。おまけに、現実に原発は稼働しており、停止中の原発にも燃料が入っているようである。そうした状況では、国民の不安に対して、いったい何が起こったから原発が爆発してしまったのか、回避手段はあったのか、同じようなことがあったときにどのような対処方法があるのか徹底調査して示すのが最優先である。しかし、本来お白州に引き出され原因調査機関に絞られるべき菅が国民の不安に悪のりして、脱原発だと言い出す始末である。反発を恐れずに言えば、まんまと引っかかった国民からは脱原発を言い出した菅を見て「菅さんが首相で良かった」という間抜けな発言が出てくる。
5.現在ある原発の危険管理が最優先ではないか
脱原発も長期的目標として推進すべきだが、原発がなくても大丈夫な状態になり、原発を全機停止させ燃料を抜き取って「無毒化」するまでにはまだ時間がかかるだろう。それまでに、同じような惨事を起こさないような態勢を早急に確立する必要がある。そのためには、何よりも福島の教訓を生かせるよう原因究明を徹底的にする必要がある。
6.関係者は何をし、何をしなかったのか
国民が、脱原発を叫んで運動するのは理解できるが、菅は、脱原発などと言うスローガンにかまけておらず、即在に辞任して、三条委員会、又は国会の国政調査権を背後にした強制力のある機関からの事情聴取を受けるべきである。
地震から爆発まで24時間もあった。関係者は何をしていたのか?ベントを3月11日中に行っておれば爆発は回避できたという議論もあるようだ。不可解な菅の現場視察、水素爆発をだれも予測もできなかったのか、一号機はともかく、なぜ他の原子炉の爆発を防げなかったのか、原発全体の構造的な欠陥なのか、別の形式の原発なら最悪の事態は回避できたのか、使用済み燃料はどのように保管すべきか、同じようなことが起こったときはどのように対処するのか、政府は放射能の放出が多量に起こった3月16日頃までどうして情報を隠匿したのか、それは誰の指示だったのか、避難区域の設定とそのタイミングは適切だったのか、20ミリシーベルトは誰がどのように決めたのか等々疑問と教訓を得るべき事柄は山ほどある。
多くの犠牲を払った事故である。自身が最高責任者として関わったこの事故の原因究明をなおざりにして、一般国民のような面をして脱原発だなどとほざいている人間は全く信用ならない。菅には脱原発の前にすべきことがある。このような人間が首相の座にとどまっている等とは笑止千万である。
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