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世界の緊縮財政恐慌のはじまり 民主泥棒集団と自民は+増税だ
2011年08月09日:(世相を斬る あいば達也)
財務省の走狗、野田佳彦財務大臣が代表選に出馬を宣言した。勿論、目玉政策は超緊縮財政だ。09年マニュフェストの肝はすべて投げ捨て、自民党55年体制に衆議院303人議員を擁しながら、回帰しようとしている。菅にしても、延命努力を別にすれば、与謝野を呼び込み自民党、財務省の自己中主張、増税に突っ走っている。
日本の国債を意図的に格下げし続けた、S&Pが財政再建不十分と、米国債をダブルAに格下げしたが、世界同時株安の引き金を引いてしまったようだ。
≪ なんと言われようと「AAA」…オバマ氏強調
【ワシントン=岡田章裕】オバマ米大統領は8日、格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が米国債の格付けを初めて最上級から引き下げたことを受け、 ホワイトハウスで演説した
「ある機関がなんと言おうと、我々はずっと『AAA(トリプルA)』の国家だったし、これからも『AAA』であり続ける」と述べ、米国債の安全性には何の問題もないとの考えを強調した。 大統領は「今後数週間の内に、前へ進むための私自身の提案をしたい」とも述べ、新たな財政再建策を公表する考えを明らかにした。
一方で、中長期の抜本的な財政再建策に取り組む必要性や、米政府債務の上限引き上げを巡る米政治の機能不全を率直に認めた。そのうえで「私の望み は(格下げという)ニュースが危機感を改めて与えてくれることだ」と述べ、債務上限をなかなか引き上げずに米国債をデフォルト(債務不履行)寸前に追い込んだ米議会を改めて批判した。≫(読売新聞)
オバマ大統領の演説は経済実態と違い過ぎるトリプルAを希求するもので、虚しい叫びに聞こえてくるが、膨大な軍事費を削減、世界の警察官の地位を捨てれば解決する方向性は残されている。(笑) 日本も似たようなものである。まぁ、中国の国債と同じ評価をする世界的格付け会社などと云うもの信用に値しないのだが、困ったことに、世界の金融は目先の事象で右往左往するものだ。その意味では、ファンダメンタルがどうこうと云う議論はマーケットでは通用しない。
世界金融などと偉そうな言葉の割には、この怪物は酷く小心で神経質だ。庭で餌を啄ばむ“雀”の集団だと思えば良いだろう。しかし、筆者の軽蔑に関わらず、この小心者集団が世界の経済に絶大な力を持つのだから、なんともおぞましい世界だ。
日本も米国も赤字国債の発行が政争の具と化して、政局のオモチャにされている。米国の場合、共和党が民主党の邪魔をし、オバマ大統領の再選に難癖をつけている構図だが、日本の場合はもっと複雑だ。
今回の世界同時株安はサブプライム金融危機のくすぶっていた火種が再燃したと見る向きも多い。米国の住宅価格が上昇の気配を見せていないことで、金融業を中心にみせかけの回復には成功したが、根本的問題は取り残されたのだろう。ブローバル経済の怖ろしさだが、ネットワークに入っている主要国の経済的指標が破綻する事で、常に世界は大不況に向かうリスクを抱えているようだ。主要国でなくとも、ギリシャ程度の経済規模でも引き金になるのだ。
ところで、米国以上に複雑な我が国はどうなっているのか。自民党と民主党と云う構図が理想だが、これが2大政党のようで、そうではない点が問題だ。挙句に中小政党にも一定の権力が残されている。(或る意味で健全な場合もある)今回の政局を見ていると、自民党は取り敢えず虐めに徹しているので一枚岩風に見えるが、守りに入ったら3個くらいのブロックに別れるのだろう。
それに比べ、民主党はどうか。これが酷いと云うか、もう無茶苦茶だ。小鳩勢力が徐々に力を盛り返し、火事場泥棒集団を追い込むと菅・仙谷・前原・岡田・枝野・野田らが、仲間割れをしている。自然体で待ちの姿勢で傍観していたら、泥棒集団が与党内野党に追い込まれるのが必定な情勢になってきた。そこで、緊縮財政論を引っ提げて、権力の座に居る間に野党自民党と結託し、小鳩の民主党を売り払おうと画策陰謀に突っ走っている。
画策陰謀と云うより、小鳩軍勢に追い込まれて、敵陣に逃げ込もうとしている図式に近い。 野田佳彦が泥棒集団のシンボルになる風向きだが、財務省走狗のシンボルでもあり、緊縮財政への道まっしぐらだ。世界の格付け会社を相手に国家を運営されては国民も堪ったものではない。
15年以上続くデフレ経済、貧困層の増大。それに今回の未曾有の大災害、原発事故。今こそ、強大な財政出動が求められていると云うのに、真逆の超緊縮財政と大増税を敢行しようと云うのだから気がふれている。素人でも、そのような政策で景気が良くなると考える奴はいないだろう。(笑)
しかし、権力闘争の中で、それを実行しようと云うのが民主党泥棒集団と自民党だ。 弱り目に祟り目と云う言葉があるが、案外緊縮財政と増税に舵を切り、日本単独の異様な大不況をしり目に、世界の格付け会社は、日本国債にBの称号を出すのではなかろうか。
元記事リンク:http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/cc44f1d723e8eaad2bf067071741d234
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