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民主党の崩壊が本格的に始まった。子ども手当の理念を放棄するという執行部の醜い対応に国民は完全にあきれたのである。この状態のままでは元の官僚国家に戻るだけである。なぜこの国の政治には理念という最も大事なものを守るという本来の思考が欠如しているのか、我々はそれを考えなければならない。今こそ国民は真剣に考え、この混乱した状況を後ろ向きに考えずに「生みの苦しみ」の状態にあると考えるべきである。
菅直人の辞任はともかく、余りにもずさんな現民主党執行部全員の体たらく、これは一体自民党政治と何が変わるというのだろう。これほど政権交代のために一票を投じた国民を馬鹿にした行動はないだろう。何が問題なのか、我々はもう一度冷静になってその原因を考える必要がある。
なぜ我が国の政治家たちにはこれほどまでに理念がないのだろうか。せっかく国民の生活が第一という理念によって政権交代を実現してもらったのに、これほどあっさりと棄て去るとは何というひどさ、醜さを見せるのか。恥という言葉さえ忘れた民主党議員たち、全員直ちに辞職するべきだ。戦後から60年近く続いた自民党政治というものは、一時的な経済的成功によって国民全員が思考停止状態になってしまったことが原因で続けられたものだろう。裏に隠れていた本当の実態は、官僚と一体化した官僚全体主義国家であったのだが、国民の敗戦からの復興という強い思いと、どの国民よりも勤勉でまじめな国民の努力で、あっという間に復興が成し遂げられた。その成功の原因が、あたかも官僚たちや自民党政治にあったかのように長きにわたり騙され続けてきたのである。小泉純一郎という劇場型政治によって、バブル崩壊から20年も沈滞したままの日本が変えられるかのような錯覚で踊らされた国民は、結局は米国型の弱肉強食だけのリバタリアニズムにより貧富の差の拡大により地方も都会も国民生活がズタズタにされ、それが遠因になり民主党による政権交代が実現したのである。
この原因さえ正確に理解していなかった民主党議員が、これほどまで多数存在していた事に我々は改めて驚かされたのである。せっかくの交代の理念を持っていた小沢一郎や鳩山由紀夫などを早々に排除し、官僚主体の政治に戻して国民を裏切った罪を我々は決して許してはならない。現在は国を変えるための生みの苦しみとして次を考えるしかない。変えるという目的を失った時点で我々は負けである。理念なく政治家に二度と国を任せることが無いように次からはもっと慎重になるべきである。そのためには、間違っても自公政権の復活などを許してはならない。新しい議員たちを選ぶ゛べきである。新しい理念と行動が一致した議員の誕生を期待しよう。二度と同じ間違いをしてはならない、この国にそんな時間は残されていない。
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