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小沢一郎の復権が必要な理由
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-145.html
08/07 政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】
『ごろつきの言いがかり』に論理なんてものはあるまいが、それにしても自民党の言い分にはあきれる。
岡田でさえも驚いている。
子ども手当見直し、3党合意 来年度以降、児童手当復活 (asahi.com 2011年8月4日)
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201108040204.html
民主、自民、公明3党の幹事長、政調会長は4日、国会内で会談し、子ども手当の見直しについて、9月末に期限が切れる子ども手当を来年3月まで事実上存続させ、来年度以降、自公政権時代の児童手当を復活・拡充させることで正式に合意した。この児童手当では所得制限を導入し、基準を年収960万円程度とすることでも一致した。
これで一安心と思っていたのだろうが……。
一歩譲れば、さらにもう一歩つけ込まれる。
馬鹿な岡田はただオロオロするばかりである。
谷垣氏が衆院解散要求 子ども手当見直しで「政権の正統性喪失」 (sankei.msn 2011.8.4)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110804/stt11080420560007-n1.htm
自民党の谷垣禎一総裁は4日の記者会見で、子ども手当の見直し合意を受けて、早期の衆院解散・総選挙が必要との認識を示した。「(民主党の)看板政策が取り下げられたことで、政権の正統性は大きく損なわれた。衆院選で国民との契約だとした主要政策を転換する以上、選挙で信を問うことが必要だ」と述べた。
これに対して民主党の岡田克也幹事長は会見で「(子ども手当見直し協議で)お互い我慢しながら合意点を見つけた。合意点を見つけたから解散しろというのは、野党第1党(党首)の言葉としてはいかがか」と反論した。
脅迫者の要求を飲んだら、それをネタにまた脅迫してくる。
往復ビンタを喰らったようなものである。
自民としては、相手を追い込むことだけが目的なんだから、当然の出方ではある。
妥協した相手は味方になるどころか、かさに掛かってさらに攻勢に出る。
党内にも新たな敵を作りだす。
岡田というのはどこまでバカなんだか。
子ども手当:廃止 色あせた民主の「目玉」 党内からも批判噴出 (毎日jp 2011年8月5日)
http://mainichi.jp/life/edu/child/archive/news/2011/08/20110805ddm002010139000c.html
これには民主党内からも批判が噴き出した。4日、鳩山由紀夫前首相は同氏を支持するグループの会合で「(野党の)圧力に屈してしまえば理念そのものがうせてしまう危機だ」と述べ、妥協を重ねた党執行部を批判。会合では「マニフェストの重要な旗を下ろすのはどうか」との不満が相次ぎ、夕方には小沢一郎元代表に近い北辰会の面々14人が、岡田幹事長に抗議文を手渡した。党執行部は内憂外患状態に陥っている。
自民党が人質にとっているのが、公債特例法案である。
アメリカでは国債発行額の上限引き上げ問題でぎりぎりの交渉が続いた。
日米同時に繰り広げられていたチキンレースであるが、オバマはなんとか踏ん張った。
妥協の産物とはいえ、一時的にはオバマの判定勝ちであろう。
岡田は何も得るところなく、ただ後退しただけである。
オバマの場合は、8月2日という期限があった。
その前日まで駆け引きは続いていた。
公債特例法案の方の期限は10月とか11月とか言われている。
それまでは何とかやりくりできるらしい。
何も慌てて相手のいうことを丸呑みすることはなかったろうに。
岡田が焦ったのは、これを菅降ろしの材料にしようとしたからであろう。
これを成立させることによって、菅退陣の3条件を整えようとしたために、自民につけ込まれてしまった。
政権・与党が足下を見られるのも致し方ない。
頂点に立つのは、民主党代表・内閣総理大臣である”狂人・菅直人”である。
政府運営の責任を担うのが官房長官の”嘘つき枝野”である。
党運営は”能なし岡田”が責任者である。
弱いとみたらどこまでも追い込む。
谷垣は今度は民主党の主要政策の撤回まで要求してきた。
理屈はどうでもいい。
谷垣総裁“政策撤回が必要” (NHKニュースweb 8月6日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110806/k10014739361000.html
この中で、谷垣総裁は、民主党内で、赤字国債発行法案を巡る協議で、マニフェストで掲げた主要政策の撤回に応じるべきではないという意見が出ていることについて、「努力をしようという姿勢がないのは間違っている」と批判しました。そのうえで、谷垣総裁は、赤字国債発行法案について「われわれは、法案そのものを否定しているわけではなく、必要なものだと思っている。早期の成立条件を整えるために政府・与党がまずはしっかりと取り組むことが必要だ」と述べ、法案の成立には民主党がマニフェストで掲げた主要政策を撤回することが必要だという考えを改めて示しました。
往復ビンタは止まらない。
『法案は必要なものだと思っている』
けれども、『民主党に努力しようという姿勢がない』から通さない。
”努力”とはマニフェスト実現のために力を尽くすのではなく、マニフェストを捨てることを指すらしい。
マニフェストを捨てないと、国民が困ることになるぞ、という脅しである。
しかし、脅されているのは、国民なのである。
与野党の駆け引きの間で、国民は為す術もなく彼らに命をもてあそばれている。
6月2日の不信任騒動以来、政治は菅の延命パフォーマンスと菅降ろしとのせめぎ合いで2ヶ月が過ぎてしまった。
そして、震災・原発事故以来5ヶ月が過ぎようとしている。
本来なら、”力強い復興の槌音”が響き渡っているはずである。
産業界も復興需要で沸き返っていたかもしれない。
ところが起こっていることは、復興の停滞、原発事故の影響の拡大、国内需要の低迷、円高等による産業の空洞化への懸念等々である。
アメリカではとうとう国債の格付けが引き下げられた。
アメリカ国債デフォルトという危機を現実の問題として見せつけられた世界の、アメリカを見る目は確実に変わってくるだろう。
世界で不気味な地殻変動が起ころうとしている。
こういう世界の変動に日本の政治は到底対応できない。
ちまちまとした単独市場介入などでお茶を濁している場合ではないのだ。
もはや、菅内閣や民主党には政治を任せられない、という段階は超えている。
今の政治家には、もちろん自民党を含めて、政治を任せられないというところにまできているのである。
辛うじて希望があるとすれば、小沢一郎の復権である。
小沢一郎が万能というわけではない。
しかし、彼に権力を集中させることによって、国の力を一つの方向に集中させることができる。
彼が常に最善の政策をとれると言うわけでもなかろう。
ただ小沢一郎ならば今の政治家どものだれよりも、もっとましな政治のシステムを構築し、政治を前進させることができるだろう。
そういう希望を与える唯一の政治家が小沢一郎なのである。
小沢一郎の復権なくして、この国はどこにも進めない。
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