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2011年08月07日10時00分
提供:ゲンダイネット
国民との約束を裏切った民主党は「子ども手当」という名称まで引っ込め、児童手当を完全復活させるつもりだ。
「恥を知れ」と言いたくなるが、自民党もここまでヤクザだとは思わなかった。民主党の足元を見て、次々に年収制限のハードルを上げて、ついには「子ども手当」の名称撤回を迫り、それも「今年秋から」と迫っていた。
最終的に年収制限は960万円、児童手当は来春から復活となったが、ちょっと待って欲しい。モメているのは特例公債法なのである。赤字国債を出すのであれば、無駄を削れというのが自民党の主張で、だとしたら、「子ども手当」の名称なんかどうでもいいはずだ。自民の注文は民主党に「子どもは社会で育てる」という理念、哲学まで撤回しろ、と迫るものだ。これは民主党の理念に共鳴して、選挙で票を投じた民意までも踏みにじるものだ。いい気になって、まるでチンピラのイチャモンだ。
「岡田幹事長は『妥協すればするほどハードルが上がる』と嘆いていましたが、自民党がつけ上がるのはメディアが政局を煽っているからです。ねじれ国会というのは、時に、与野党が真摯に議論し、いい案が生まれることもある。現に米国では与野党の法案のいいところを取った折衷案ができることもある。しかし、こんなふうに政局一辺倒になり、メディアもそれを面白がると、どうにもならない。民主主義は深まらず、ねじれの弊害ばかりが出てくるのです」(ジャーナリスト・神保哲生氏)
さて、そんな自民党を有権者はどう見ているか。自民党は分かっちゃいない。
(日刊ゲンダイ2011年8月4日掲載)
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- URLをつけ忘れました。 スカイキャット 2011/8/07 14:28:38
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