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日本有事でも安保条約が働くのかを心配することだ。
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2011/08/07 07:09 日々雑感
安保条約は日本に有事があった場合に自動的に日本を守るために軍事行動を起こすような取決めにはなっていない。ただ米軍と米軍属と米国人に被害が及ぶ、または攻撃が加えられた場合には自動的に軍事行動へ移れる。ただし、それは安保条約で謳わなくても、米軍と米国人はそうした存在だから世界で米国人に攻撃が加えられれば米軍はどこへでも直ちに戦闘部隊を派遣できる。つまり日米安保条約とは日本国内の基地を米軍の都合の良いように準備して占有権を与え、日本国内において米国軍人が事件・事故を起こしても一次的な裁判権は米国にある「地位協定」による米国の優越した関係を是認しているに過ぎない。
日本が日米安保条約で守られている、などという幻想を日米軍事同盟に持つ方がどうかしている。さらに言えば、日本の片務的軍事同盟による「安保ただ乗り」論はまやかしそのものだ。米国は日本に利用価値を見いだせなくなれば直ちに撤退する『自由』を持っている。日米安保条約はどちらからでも解消を通知すれば終了することになっている。つまり日本に米軍を駐留しておく必要がなくなれば米国は条約の終了を通告してくると思っていなければならない。
軍事同盟が永遠に続いた歴史はない。いつかは終わるものだ。中国や露国などの領土防長主義・覇権国家と国境を接している日本にとって国防の緊張状態を今後も強いられる環境にある。米国依存という幻想によって攻撃力を持たないイビツな軍隊しか持たない日本にとって近隣諸国の軍事的脅威は現実的な問題だ。攻撃力を持たない防衛力はありえない。防衛力しかなければ敵に攻撃する誘惑を与えるだけだ。日米安保条約の条文から「あてにならない」米軍を頼りに日本の防衛力について「9条の会」などという能天気な運動すら存在する国で真の独立など有り得ない。
米軍が日本有事の際に行動できるのは米国議会の同意がある場合だけだと、日米安保条約に明記してある。だから本当に有事が勃発した場合、日本国に攻撃が加えられ戦闘が数日も継続した上で、米国議会が米軍の出動が必要だと判断しなければ米軍は軍事行動を起こさない。だから「片務的だから思いやり予算を提供するのは当たり前だ」と卑屈に考えないことだ。日米安保条約に謳ってあるのは基地の提供だけで、軍事費の割り勘を払うとは書かれていない。日本は思いやり、と思っていても米国では当然日本が負うべき用心棒代だと解釈している節がある。
日本国民は日本の防衛に関して本気で取り組まなければならない。相手が戦争を放棄していないのに、一方的に日本が戦争を放棄するなどという狂気じみた憲法は直ちに改定すべきだ。「ほら、僕は自分で両手を縛って誰も殴らないから、君たちも僕を殴らないよね」と悪ガキの群れ中で弱弱しくノタマウお坊ちゃまが日本の姿だ。ただその傍に図体の大きなジャイアンが立っているから、悪ガキどもは誰も殴り掛かって来ないだけだ。しかし悪ガキどもによってイジメられ、お坊ちゃまの玩具の幾つかは「自分のものだ」と取り上げられている。竹島や北方四島や中間線上のガス田のことだ。
今後も日本は悪ガキの群れに取り囲まれる国際環境に変化はない。ただ日米関係は米国の財政問題から大きく変わる可能性がある。日本国の防衛に関して国会は真剣に議論すべきだ。大手マスコミも米国のポチ記事を書いて悦に入っている場合ではない。国民に攻撃力を保持した防衛力の有りようを世界各国の例を挙げて解説すべきだ。日本の憲法がいかに非常識か、国民に早く知らせなければならない。
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