http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/611.html
Tweet |
何か似ている亡国の道 菅首相もあの戦犯・東条英機に酷似
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3576.html
2011/8/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
広島型原爆20個分の原発爆発と超円高による日本経済の孤立、第2次大戦敗戦にソックリ
ヒロシマ(6日)、ナガサキ(9日)、終戦記念日(15日)と、日本人にとって8月は“鎮魂”の特別な月だ。
だからだろう。大震災に直撃されたいまの日本を「第2の敗戦」に例える国民が増えている。
実際、60年前と現在の日本はよく似ている。大津波にのまれて東北一帯はガレキと化した。原発事故まで起こり、広島型原爆20個分の放射性物質が日本中に広がっている。日本全体が音を立てて崩れはじめている。
「いまの日本は沖縄戦に敗れ、本土決戦を覚悟した頃に状況が似ています」と筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)はこう言う。
「1945年6月20日、沖縄戦に敗れ、日本は完全に出口が見えなくなった。そもそも“ABCD包囲網”によって国際的に孤立し、勝算もなく始めた戦争でしたが、沖縄戦に敗れた時点で勝敗は決し、もはや1億玉砕を覚悟するしかなくなった。いまの日本は、何もかも八方塞がりで出口が見えない点で、あの頃とソックリです。恐らく、原発事故は簡単には収束しないでしょう。なにより展望が見えないのは日本経済です。ただでさえデフレ不況に苦しんでいたのに、1ドル=76円台という超円高に襲われ、身動きがとれなくなってしまった。1ドル=80円台を超える円高には、トヨタの専務も『この円高にはついていけない』と絶句しています。震災後という最悪のタイミングで円高が襲ってきた。このまま円高がつづいたら、輸出頼みでやってきた日本経済はどうにもならない。日本はもう一度、亡国に向かっているような気がしてなりません」
◆まるで双子のような菅直人と東条英機
似ているのは、社会状況だけじゃない。驚くことに、当時首相で日本を破滅に追い込んだ東条英機とスッカラ菅首相が酷似しているのだ。
市民運動上がりの菅直人と軍人から首相になった東条英機が似ているとは意外かもしれないが、言動や性格は、まるで双子である。歴史作家の加来耕三氏が言う。
「東条英機の欠点は、大局を見極める能力が決定的に欠けていたことです。目の前のことしか見えない。士官学校や陸軍大学校の成績も、目先の対処を迫られる『戦術』はまあまあだったが、深い洞察力を要求される『戦略』は劣っていた。『器が小さい』が代名詞でした。もうひとつの特徴が、地位にしがみつくということです。内閣総辞職を迫る声が上がっても、潔く辞めず、昭和天皇に続投を直訴している。とにかく自分を正当化する人物でした。陸相時代、『生きて虜囚の辱めを受けず』という戦陣訓をつくりながら、敗戦後、自分は死にきれずGHQに捕虜として捕まっている。普通の神経なら恥ずかしくて人前に出られないものですが『自分が死ななかったから天皇陛下を守れた』などと語っているのです。東京裁判では『侵略戦争』ではなく『自衛戦争』だったと主張し、結局、A級戦犯として絞首刑されています」
なにからなにまで、スッカラ菅と瓜二つではないか。地位にしがみつくところといい、責任を感じず、自分を正当化するところといい、まるでクローンを見ているようだ。最近の首相の口癖は「誰なら俺よりうまくできるというのだ」「俺のやっていることが国民に伝わっていない」の2つだそうだ。
この男は自分のことが、まったく分かっていない。東条英機も「この難局を乗り切るのは自分しかいない」と勘違いしていた。
歴史は繰り返すというが、いまの日本はあまりにも60年前と似ている。
◆日本人には立ち上がるエネルギーもない
いったい、これから日本はどうなるのか。
60年前、敗戦を迎えた日本人は何もかも失ったが、生き残った国民一人一人が歯を食いしばり、焼け跡のなかから奇跡の復興を遂げた。
問題はもう一度、立ち上がれるかどうかだ。しかし、もはや戦後の復興の「再現」は難しいのではないか。
当時は圧倒的なパワーを誇っていたアメリカを頼っていればよかったが、いまやアメリカは日本以上に経済がガタガタになっている。
60年前の「敗戦」は、「やっと戦争が終わった」「新しい時代になった」という解放感や希望があったが、今回は希望もない。前出の加来耕三氏が言う。
「誤解を恐れず言えば、東日本大震災と原発事故の被害は、中途半端でした。たしかに被災者は気の毒だし、日本経済に与える影響は甚大ですが、被災地以外は直接的な被害を被っていないため、どうしても日本全体だと危機感が薄い。日本人はゼロからのスタートだと『やるしかない』と驚異的な力を発揮するが、まだドン底まで落ちていない。最大の問題は、いまの日本人に、60年前のような活力、エネルギーがあるようには思えないことです。GHQの占領政策が成功したのか、戦後60年間で日本人はすっかり骨抜きにされてしまった。若者は覇気がなく、成人しても親を頼っている。戦後の闇市を生き抜いた60年前の日本人の生命力やエネルギーが感じられない。日本はズルズルと国力を低下させるという最悪の事態に陥る恐れがあります」
◆このままでは没落したポルトガルの二の舞い
このままでは、日本は衰退したポルトガルと同じ運命だ。
かつてポルトガルは、スペインと並ぶ世界の大国だった。しかし、18世紀の半ば、首都リスボンが地震と津波に襲われたのをキッカケに没落してしまった。ちょうど、国力に陰りが見え始めた時に地震と津波に直撃され、トドメを刺されてしまったのだ。大震災に見舞われたいまの日本とよく似ている。
それにしたって、このままスッカラ菅を首相に就けておいていいはずがない。60年前だって、もう少し早く東条英機を辞めさせていれば、戦争は早く終わり、犠牲者も少なくて済んだはずだ。
「政治指導者にとって最も大事なのは、国民の生命と財産を守ることです。しかし、菅首相には最高責任者という自覚もない。あるのは『歴史に名を残したい』『一日でも長く首相をやりたい』という自分勝手な野心だけです。菅首相や東条英機のように、大局を見極める能力が不足し、プライドや虚栄心だけで国家の舵取りをすると、必ず判断を過ち、国をドン底に突き落とすことになる。これ以上、菅首相の延命を認めてはいけない。本当にこの国がおかしくなってしまいます」(小林弥六氏=前出)
バカな指導者を持つと国がどうなるか、歴史を見ればハッキリしている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。