http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/601.html
Tweet |
技術立国・日本の出番
テーマ:ブログ
毎週2回のペースで「被災地支援連絡会議」が内閣府で開かれる。
小生も国会の日程と重ならない限り、必ず出席するようにしている。
復興対策本部が仕切っている会合であるが、現地からの情報や要請を受け、国としてどのような対応を行うかを、その場で即決即断することをモットーとしている。
本日の会合では、いくつか深刻な問題が提起され、なかなか素早い対応が打ち出せるというわけにはいかなかった。
何かといえば、被災地ではギャンブルやアルコール依存症の傾向が目立ち始めていること。
また、家庭内暴力(DV)も増えており、女性向けの「駆け込み寺」が必要という話である。
先の見えない、不自由な生活が長引くにつけ、自暴自棄になる被災者が急増しているとの報告には胸が痛む。
帰宅の見通しが立たない地域の多い福島県では、特にそうした傾向が強いようだ。
福島県では人口が3%も減少し、岩手県では4%も減っている。65歳以上の比率も各々25.2%と31.6%である。全国の平均をはるかに上回る状況だ。
住処も家族も失い、地域の絆も途切れがちとなれば、年齢や職種に関係なく、心が荒んでくるのも無理からぬこと。
ホビー型の農業に生きがいを見出してもらえるような工夫をしては、といったアイディアも出されたが、肝心の農地の土壌汚染問題が重くのしかかっている。
現在、小生の特命チームでは日本土壌協会や日本土壌肥料学会の協力を得ながら、被災地の農地、住宅地、工場地などの土壌汚染調査の準備を進めている。
これまでさまざまな調査が実施されたようだが、それでもまだまだ調査の行き届かない箇所が多いのが現状である。
津波が押し上げた大量のヘドロの中にはヒ素やカドミウムをはじめ、各種重金属類も含まれている。
また、工場等から出た油も大量に広がっているようだ。
とはいえ、こうした現状に立ちすくんでいるわけにはいかない。
わが国には重油汚染土壌を修復する技術の蓄積もあるからだ。
1990年代の湾岸戦争でクウェートでは多くの石油施設が破壊された。
その結果、大量の重油が広範な土壌汚染を引き起こした。
しかし当時、現地で大活躍したのが日本の技術であった。
汚染された土壌に木材チップや堆肥を混入し、微生物を繁殖させながら微生物の力を利用して重油を分解したのである。
再び、技術立国・日本の出番であろう。
コメント
[コメント記入欄を表示]
1 ■日本
破壊と略奪の欧米型資本主義は終わります。
日本は他国との間に築かれた信頼という徳があります。生み出すということ、再生するということ。世界は日本を必要としています。今は辛くともきっと立ち上がってみせる!
サタンには絶対負けない!
セルピコ 2011-08-06 03:08:25 [コメント記入欄を表示]
2 ■おはようございます(^^)
先生、いつも我々国民が知りたい前向きで日本に有益な情報のご提供、本当にありがとうございます(*^_^)
ここ最近の先生のブログで、先生が入閣されて本当に良かったと、成果を実感しております。
以前の様に、どうなってしまうのかという不安がなくなりました。
先生の勇気と実行力が、希望を与えて下さいました。
暑いさなか、くれぐれもお身体だけはおいとい下さいませ。
心から応援しております。
人権侵害救済法案の絶対阻止も、何卒よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
人権侵害は、現行の憲法で対応出来るのに、この法案は本当に許しがたい暴挙です。
ゆむ 2011-08-06 09:18:06 [コメント記入欄を表示]
http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki/entry-10976409364.html#cbox
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。