http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/581.html
Tweet |
子ども手当廃止をあっさり了承 金看板より「菅降ろし」が優先
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110805/stt11080522370012-n1.htm
2011.8.5 22:36 産経新聞
民主、自民、公明の3党が平成24年度からの子ども手当廃止などに合意したことを受け、民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相)は5日、子ども手当に関する党政策調査会の合同会議で新制度の合意案を説明した。出席者からは、子ども手当廃止への批判はほとんど出ず、合意案は了承、衆院選マニフェスト(政権公約)の金看板を葬ってしまった。もっとも、「菅降ろし」を優先させた結果ともみられ、これで本当に党内が収まるかは不透明だ。(水内茂幸)
「今回の報道には誤解がある。かつての児童手当に戻ると思われているようだが、違う!」
玄葉氏は、報道各紙が5日付朝刊で「子ども手当廃止、児童手当復活」と報じたことに強く反発した。
さらに「自公政権時代の児童手当と比べ、支給範囲を中学生まで広げ、支給額も増えた。子供に光を当てるという民主党政権の考えはまったく変わっていない」と、あくまで子ども手当の延長であることを強調した。
約60人の出席者からも、一部から「これだけの譲歩をした見返りに何を得たのか」という発言が出たほかは、新制度の名称を「子ども手当」になるよう要求した程度だった。
しかし、24年度からの新制度は、これまでの児童手当法を改正して運用する。名称が「子ども手当」になっても、実態は児童手当なのだ。
さらに、子ども手当で廃止された所得制限が、新制度では復活する。支給額も「中学卒業まで子供1人あたり一律月額2万6千円」という目標から大きく後退する。玄葉氏の発言は「羊頭狗肉」ともいえる。
3党の合意書があっさり了承されたのには、社会保障と税の一体改革や東日本大震災復興対策、B型肝炎対策として数々の増税策が打ち出されるのを前に、「バラマキ」と批判されてきたマニフェストの見直しは避けられないという空気が民主党内に強まっていることが一因にある。
一方で、政策よりも菅直人首相の退陣の環境整備を優先させた可能性は否めない。実際に、マニフェストの見直しに反発している小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相に近いグループの出席はまばらだった。「菅降ろし」を急ぎたい点で、執行部側と小沢氏らの側との思惑が一致したとの見方も出る。
小沢氏らが子ども手当廃止を認めたわけではないので、「ポスト菅」をめぐっては子ども手当が大きな焦点になるのは間違いない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。