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遅すぎた「クビ」 松永和夫経産次官の許し難い所業の数々
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2011/8/5 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
省益最優先 政財界ベッタリ
「国家の経済政策は、政財界の思惑や利害に左右されてはならない」――。故・城山三郎の小説「官僚たちの夏」には、国のために奔走する旧通産官僚の姿が描かれている。しかし、今の経産省に国家、国民を思う官僚がどのくらいいるのか。今回、退任が決まった松永和夫事務次官(59)なんて、国民よりも「政財界」や「省益」のために走り回った典型的なタイプだ。
松永氏は74年に東大法学部を卒業。ちょうど「官僚たちの夏」が単行本化された頃で、その影響もあったのだろうか旧通産省に入省。経済協力課経済協力企画官、資源エネルギー庁石油部長などの出世コースを歩き、昨年7月に事務次官に就任した。
「松永氏は原発との関係も深く、02年7月から05年9月まで、原子力安全・保安院の院長を務めている。在任中、原発の耐震設計の見直し作業にも着手し、これが後の耐震設計の指針となった。しかし、この指針が『福島原発の過酷事故につながった』とみる専門家は少なくありません。というのも、15ページに及ぶ指針で、津波に触れた部分はたった3行。日本の54基の原発はほとんどが海岸沿いに立地するのに、津波被害の影響を軽視した指針だったからです」(科学ジャーナリスト)
この男の悪評はまだある。福島原発の事故をめぐる「海水注入」のドタバタを招いた“黒幕”との指摘である。
「海水注入をめぐるガセ情報は、自民党の安倍元首相が5月下旬に書いた『菅総理の海水注入指示はでっち上げ』というタイトルのブロの証言』として、一連の海水注入の経緯が書かれているのですが、情報をリークしたのが松永氏ではないかとみられているのです。一部の雑誌でも『デッチ上げ情報』を自民党に提供し、菅政権の早期退陣をもくろんだ人物として名指しされています」(経済誌記者)
スッカラ菅とはいえ、一官僚が首相に弓を引くとは、許しがたい暴挙ではないか。松永氏はまた、今国会で成立した「原子力損害賠償支援機構法」の青写真を描いた金融機関に「暗黙の政府保証」を与えた――ともいわれている。東電の経営責任を追及せず、銀行や株主の利益を重視し、ツケを国民に負担させる悪法だ。
“更迭”は遅すぎた。
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