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菅首相の最後のパフォーマンスの舞台こそ広島だ。それを許してはいけない。
2011年08月05日08時27分 天木直人
http://news.livedoor.com/article/detail/5762410/
わずか一日で経産省幹部3人の更迭人事パフォーマンスのぼろが出た。
今日8月5日の大手各紙は一斉にその舞台裏を書いて菅首相の姑息さを批判している。
海江田大臣と経産官僚の決めた人事をパクって自分が更迭したように見せたのだ。
経産省解体どころか原発維持政策を容認したのだ。
菅首相の最後のパフォーマンスは8月6日の広島平和記念日の平和演説だ。
演説は脱原発で埋め尽くされるだろう。これ以上ない踏み込んだ演説をしてやろうと菅首相は張り切っているに違いない。
政権延命にはもはや脱原発しかないからだ。
しかし原爆記念日における平和演説を脱原発で埋め尽くすことは原爆被災者に対する冒涜だ。
広島平和記念日で日本の首相が言うべきことは核兵器の廃絶であり米国の核抑止力からの脱却である。
この日本から核兵器を積んだ米国の空母や航空機を撤去し、米軍基地の撤退を実現することだ。
日米同盟からの決別に言及する事無く、脱原発ばかりをいくら強調しても、それは欺瞞だ。
8月22日にバイデン米副大統領が訪日することが決まったという。
さぞかし菅首相は喜んでいるだろう。
もはや菅首相の延命の唯一、最大の頼りは米国だ。
バイデン大統領との会談は対米従属一色に塗りつぶされることだろう。
そんな菅首相に広島で平和演説をする資格はない。
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