http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/563.html
Tweet |
もしも菅・仙谷・岡田が裏で握っていたらどうなるのか? 軽く妄想
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/c0c0bdbc9f39fc83c018e189c3ae70cb
2011年08月05日 :(世相を斬る あいば達也)
曰く言い難いほど情けないというか、哀れな民主党執行部が醜態を晒している。しかし、此処まで醜態を晒すには、それなりの意味が執行部にあるのではないのか、と疑いたくもなるものだ。筆者としては、現民主党執行部の連中は、学級委員会以下のレベルの輩の集まりだと思っているが、仙谷と云う悪徳弁護士がついている分、裏の裏を疑う必要も少しあるだろう、と思っている。先ずは以下の時事の記事を読んでいただこう。
≪ 新政権移行、9月容認も=公債法成立は今月下旬以降−民主執行部
民主党は4日、菅直人首相が退陣条件に挙げる特例公債法案の週内の衆院通過を断念した。 これを受け、参院審議を経ての同法案の成立は今月下旬以降になることが確実な情勢となった。 民主党の岡田克也幹事長ら執行部は、31日までの今国会中の新政権移行を目指し、「ポスト菅」を決める党代表選を今月中旬に実施したい考えだった。しかし、首相は自らの内閣で公債法案を成立させる姿勢を崩しておらず、執行部内には代表選が9月にずれ込むこともやむを得ないとの声も出始めた。
民主党は4日午後、自民、公明両党との国対委員長会談で、公債法案の採決を想定して川端達夫衆院議院運営委員長がいったん職権で決めた5日の本会議開催を見送ると伝えた。自公両党が国会審議を全面拒否する構えも見せて強く反発したためで、衆院財務金融委員会が5日に予定していた公債法案の締めくくり総括質疑も取りやめとなった。
民自公3党の国対委員長会談で、民主党の安住淳氏は公債法案について「お盆前には衆院を通過させたい」と協力を求めたが、自民党の逢沢一郎氏は民主党の主要政策撤回を改めて主張し、応じなかった。民主党側には、子ども手当の修正で譲歩すれば、公債法案の成立に向けて前進するとの期待があったが、自民党はむしろ態度を硬化。高校授業料無償化など子ども手当以外の「3K」の撤回を求める姿勢を強めている。
こうした状況を踏まえ、民主党の輿石東参院議員会長は4日の記者会見で「31日までに党代表選を終えて (次期首相に)バトンタッチというのが一番分かりやすいが、こだわらない。31日までに首相自身が退陣を明確にしてほしい」と述べ、首相が退陣時期を表明 することを前提に、代表選が9月にずれ込むことを容認する考えを示した。≫(時事通信)
続いて時事が民主党の“急ぎません、もう鼻血も出ませんから”と云う開き直り言質に早速反応した。このままいくと、野党自公が被災者を置き去りに、政局に現を抜かしていると反発を受けるのを危惧したからだろうが、番組での発言だけに、有権者向けの発言に過ぎない可能性が高い。
≪特例公債法案、盆前の衆院通過を条件付き容認=自公幹部
自民党の石破茂政調会長は4日夜のBSフジの番組で、特例公債法案の衆院通過時期 について、民主、自民、公明3党が高校授業料無償化などの見直しで合意することが前提だと断った上で、「12日というのが常識的だろう」と述べた。石破氏 は「公債法案をとにかくこの会期中に成立させないとえらいことになる。17日で衆院を通るということがあってもいい」とも語った。
また、公明党 の漆原良夫国対委員長は4日夜、公債法案と再生エネルギー特別措置法案に関し、都内で記者団に「参院での質疑時間もあるから、盆前に(衆院を)通すのが一番良い」との認識を示した。ただ「民主党が(公約などの見直しに)どのくらい努力するかという問題は残っている」と語った。 石破、漆原両氏が、公債法案の盆前の衆院通過を条件付きで容認する姿勢を 示す背景には、公債法案の成立が遅れた場合の批判が野党に集中するのは避けたいとの思惑もあるとみられる。≫(時事通信)
まぁこの辺は、言葉のやり取りであり、今夜の疑念に特に影響はない。先ず訝しい点は、民主党執行部は端から“菅降ろし”をする気はないのではないか、と云うことだ。この疑念の延長線上には、菅・仙谷・岡田の “火事場泥棒集団” が実はいまだに脈々と気脈を通じている可能性があるということになる。菅首相を四面楚歌状態にみせかけ、何かをしようとしている、と考えることも可能だ。 何をしようと云うのか?
政局を素直に考えれば、内閣と党が一枚岩で国会運営を行えば、野党は束になって攻めてくる。グタグタになっている、内閣も党も、野党とガチンコ勝負をしたら国会を乗り切れない。東日本大震災への対応と福島原発事故対応で目一杯、到底国会運営を乗り切る自信がない。それなら、野党の矛先を菅直人一人に向けさせ、党執行部は良い子になって野党の要求を飲んだように見せながら、実利を得れば良い。実利があれば、小沢・鳩山に対してもマニュフェストの精神は捨てていないと強弁出来ると読んでいるのだろう。
思い起こすと、民主党執行部と菅直人が反目し始めたのは、6月1日の自民、公明、たちあがれ日本の3党が共同提出した菅内閣不信任決議案における、民主党のドタバタ劇の後日である。それまでも、仙谷が中心になって自民党に “菅降ろし” を打診していたのだが、限定された動きだった。自民党側も仙谷の策謀は怪し過ぎると看破、乗りかけたのは大島くらいのものだった。
不信任案が成立する寸前になって、また菅・岡田が鳩山由紀夫を相手に大芝居を打ったと考える事が出来る。民主党のオーナーと云う一目置く存在の鳩山を騙せば、小沢も鳩山の顔を立てざるを得なくなる。まさか、小沢一郎にあれだけの人数を集める力はなくなったと思っていたのに、菅も仙谷・岡田も肝を冷やした事だろう。“火事場泥棒集団”が褌の紐を締め直した瞬間と云う事なのだ。
このような思考経路で菅直人と執行部の動きを見ていると、裏で何らかの陰謀を巡らしている疑念が浮かび上がる。封殺した筈の小沢一郎の政治力が全然衰えていないことに愕然とし、彼らなりに壮大なトリップ第二弾を送りだした可能性も疑って見るべきだろう。そのトリップひそひそ話に飛びついたのが、産経であり、多くのブロガーだ。 “小沢が主導で不信任を出す。菅が解散を叫べば新党だ” この流れは、実は小沢一郎を心から支持する人々ほど望んでいるかたちなので、飛びつく気持もよく理解する。小沢が迂闊にフライングをすれば、民主党からの追い出しが可能になり、菅・仙谷・岡田は目出度く自公と婚姻、考えただけでも気色の悪い結婚式が執り行われる手はずなのかもしれない。流石に日刊ゲンダイなどは、そのような行動を小沢がするわけがないと、一本釘を挿す記事を書いていた。
問題は、仙谷・岡田らが9月以降の代表選を視野に入れていることも、注意すべきだろう。またぞろ、党大会を開き党員サポーターの参加の代表選を画策、不正選挙で“二匹目のドジョウ”を狙うかもしれない。まぁ今日は時事通信の二つの記事から連想した、穿ち過ぎの憶測コラムと云うことだが、党員資格停止にしても、政治力衰えず。公判の成り行きも、仙谷・岡田の首を真綿で絞めるような状況。どんなトラップにも引っかからない小沢憎しで、菅・仙谷・岡田らが攣るんでいる前提条件で、民主党内の権力闘争を考えてみた。このような危惧からも、小沢一郎は今は動かないだろう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。