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小沢一郎の「原子力観」!
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2011年08月04日 「日本人」の研究!
小沢一郎が、原発に対して
どのような考えを持っているのか、
多くの人が小沢さんの発言に対して、
注意深く聞き及んでいる。
先週の7月28日の発言
「高レベル放射能廃棄物に関しては
未だ処理ができていない。
世界各国でも未解決だ。
最終処分の方法がないのに
進めて行くには、土台無理な話。
ドイツでは10年ちょっとで原発を止める
ことを決めたが、ドイツは品質のいい炭坑も、
鉄も、持っている。
いざとなれば石炭を燃やせばいい。
日本では、しっかりと将来のエネルギービジョンを
うち立てて、そこに相当のお金をつぎ込んで、
新技術を開発する。
その目途と、『原発のさよなら』を
どの程度に置くのか、
それが10年先なのか、20年先か、
何年先か分からないが、
日本がそういう方向に向かうべきだと、
以前から思っていた」
と、このような内容であった。
高濃度の放射性廃棄物は、
もう何十年と取り組んでいるが、
未だその処理方法は未解決だ。
数十万年と途方もない年月、
放射能を出し続け、
子孫代々まで、危険にさらし続ける。
そのため、総力を挙げて自前の新エネルギー開発、
そして「脱原発」という流れのようだ。
しかし、
「10年なのか、20年なのか、
何年かかるかわからないが、、、」
と、せっかちな私は
カチンときた。
ま〜ちょい、スパっと
「5年でやっちゃる」
ぐらいなことを言ってちょ〜。
しかし、その後の続きの話があり
ハッとさせられた
その話はドイツと日本の比較のようだ。
「ドイツは実は『鉄』も『石炭』もある。
いざというときは、石炭を燃やせばいい。
しかし、日本は、、、、」。
何々、「なんで「鉄」の話が出るんじゃ〜」
と思ったが、
「鉄」といえば「産業の米」と言われているくらい
経済には大変貴重な資源だ。
日本はその「鉄」も外国からの
輸入に頼っている。
つまり世界経済に対する懸念が
脳裏にあるのではなかろうか。
日本は、化石燃料は
ほとんど輸入に頼っている。
年齢が高い政治家であるほど、
そのことを非常に心配する。
なぜ日本があのような無謀な戦争に
突入する羽目になったか、
その一番大きな要因は
「石油を求めてである」
出兵され、終戦後シベリアで抑留された
梶山静六さんなんかが
原子力にのめり込んだのもそのためだ。
昨年の年末に出版された
榊原英資さんの
「世界同時不況がすでに始まっている」
という本を今読んでいる。
それによると、
「アメリカやヨーロッパですでに「世界同時不況」が
始まり、日本もその大波に飲み込まれつつあります。
この不況は、悪化したバランスシートを調整する
構造的なもんで、少なくとも3〜4年、
悪くすれば10年は続く。
先進国経済の成熟化、ブローバル化、
IT化といった大きな構造変化をともなうため、
この不況は循環的なモノではなく、
構造的な要因を多く内包しているのです」
と、、、。
世界情勢次第で、日本の生命線が
かなり危ぶまれる。
非常に厳しい日本の舵取りが
要求されるであろう。
福島の放射能モレを何とか
封じ込めながら、東北の復興に
全力を傾ける。
そして、新エネルギー開発に
猛進する。
その間、世界同時不況の中で、
当面の日本の生命線である
ガス、石油を乱高下せずに、
なんとか手に入れ続けなければ
ならない。
それにはアメリカだけに
ポチのようにくっついていく
ような外交だけではダメだ。
独自の戦略を持って、
アメリカともつかず離れずぐらいの
間隔で、うまく渡って行かなくては
ならない。
これにも、相当な外向的センスが
必要であるし、度胸と胆力が
なければ、やれるものではない。
「脱原発」か「減原発」か
知らないが、テレビ画面に映る
自分にだけしか興味のない、
ナルシストでは、
とうてい無理。
外国とつき合うのも、
国内をまとめるのも、
しっかりと信念を持った人でないと、
脱原発なんてのも、夢のまた夢。
気が付いてみれば
しっかりと、電力会社に取り込まれ、
原発がさらに増えているような
状態になるのは、目に見えている。
経済まで混乱すれば、
ファッショ台頭する。
そんな例は、世界中に存在する。
そのようになれば、
日本では、既得権益側が息を吹き返し、
統制管理社会になるであろう。
原発はすぐにでも、止めたい。
しかし、エネルギーを化石燃料に頼り切るのも
危険極まりない。
しかし、明るい要因もある。
それは日本に存在する有望な
自然エネルギーのシーズだ。
騒音対策、強風対策などを完備した
小型の風力発電。
虫眼鏡の原理で太陽光を濃縮して
発電する集光型太陽光発電。
農業用水など、中小規模の水力を
見直し、発電に利用する価値は
十分ある。
さらに火山大国日本での地熱。
そして、石油を作る藻類。
圧力鍋の原理で
あらゆる有機物からできる石炭。
そして、なんと水から
ある低周波振動をかけ続け、
攪拌機をまわすと、
酸水素ガスという可燃性ガスを
発生するという。
これが本当ならすごいことだ。
さらに、電池。
世界中が奪い合っている
リチウムやコバルトではなく、
どこでも取れるナトリウム、硫黄、
ホウ素など、かなり高密度で、
安全で安価な電池が開発されている。
これらの新しいエネルギーに関する
シーズというモノは、日本に
かなりある。
そして、今後の世界は
そのような技術を、喉から手が出るほど、
欲しがるであろう。
日本は自然による天災のデパートであるが
同時に、自然エネルギー源の宝庫だ。
風力、太陽光、海洋、地熱、水源
シャープな地形による水力、
そしてバイオ資源。
ドイツに豊富な石炭があるように、
日本にも自然エネルギー源が豊富にある。
これらの新エネルギーをうまく軌道に乗せ、
活用するためには、
日本中に張り巡らされた
既得権益と解放しなくてはならない。
莫大な力を持ち続け、
エネルギー業界を支配していた
電力会社の力が弱まった。
さらに、既得権益側の
守護神である検察・マスコミの
胡散臭さがこの陸山会事件で
かなり知れ渡ってしまった。
電力マネーで政治家とマスコミを
操り、逆らう奴は検察が
でっち上げで、しょっ引く。
この構図が、崩れかけている。
こんなこと、数年前では
考えられなかったことだ。
日本の将来が真っ暗なようであるが、
百数十年日本を支配していた勢力が
かなりダメージを受けている。
その勢力と愚直に戦ってきたのは、
だれなのか。
既得権益側を押さえながら、
確実にエネルギー政策を
押し進める力のある政治家は
菅なのか小沢なのか。
菅さんを脱原発のシンボルと
担ぐ方々、よくよく考えて
いただきたい。
菅さんが本当に脱原発をやりたいなら
自分の実力を悟り、
総理の座を明け渡すこと。
そして、仲間と一緒に市民活動的に
脱原発運動を展開し、
徹底的に原発村のシステムを
さらけ出し、彼らと思いっきり
戦うこと。
それの方が、はるかに
菅さんらしいし、
菅さんの力を発揮できる。
自分の背丈にあった地位というモノがある。
総理というのは
背伸びしすぎてやりこなせる
ような仕事ではない。
自分の限界をするというのも、
その人の実力では
なかろうか。
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