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メンドリ歌えば家滅びる 菅首相の悪妻はなぜ政治に口をつっこむのか
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2011/8/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
傍観していたら この国はもっとメチャクチャになる
雌鳥歌えば家滅ぶ――。
中国の言い伝えで、妻が出しゃばる家は、やがて滅びるという例えだ。日本の首相官邸にも、ピーチクパーチクかしましい雌鳥がいる。それで菅直人一家が滅びるのは勝手だが、この国が滅ぶのは困る。とりわけ、ア然だったのが先月31日、公邸に身内の議員を集めて懇談した際に飛び出したという伸子夫人の海江田批判。「泣くような人に大臣は任せられない」「あなたが泣いたら別れるわよ」というアレだ。
「31日夜の会合に参加したのは菅首相に江田五月法相、津村啓介衆院議員、藤田一枝衆院議員の4人。今後の国会運営などについて話し合ったそうですが、途中から、伸子夫人も懇談に参加したのです。酒を飲みながら政治談議をするのが何より好きな夫婦なので、夫人が議員同士の会談に同席するのは珍しいことではありません。で、海江田経産相が先月29日の衆院経産委員会で涙を見せた話題となり、『泣くような人には……』発言になった。冗談っぽいしゃべり方だったようですが、ちょっとシャレになりませんね。これを笑い話として披露した参加者のセンスも疑ってしまいます」(全国紙の政治部ベテラン記者)
会社でいえば、社長宅に招かれた部下たちの前で、経営にタッチしていない社長夫人が訳知り顔して「あの役員はダメ。使い物にならないわ」とクサすようなものだ。誰だって、そんな会社では働きたくない。
「これほど露骨に政治に介入する首相夫人は過去に見たことがない。たとえ、首相が夫人を頼りにしているとしても、人前ではそういう姿を見せるものではない。選挙で選ばれたわけでもない夫人には、何の権限もないのですから。菅さんには、こうした感覚がない。総理大臣という職の重さを分かっていないのです。もちろん、夫人も分かっていない。一説には、夫人が首相の政権延命や解散権の行使まで指南しているというから言語道断です。夫婦で権力をオモチャにするな、と言いたくなります」(政治評論家・山口朝雄氏)
菅は今月2日、男女共同参画に関する要望書を官邸で受け取った際にも「わが家なんか、私よりも伸子の方が能力が高い」とか言っていた。伸子の出しゃばりはみんな知っているから、冗談に聞こえない。周囲はギョッとしたものだ。
民主党議員は「総理は伸子夫人の言いなり」「伸子さんが元気でいるかぎり、首相は辞めない」と諦め顔で、「官邸の本当の主は伸子夫人」と言われている。国会議員でも何でもない伸子夫人が事実上の「最高権力者」なのである。こうなると、単なる出しゃばり女房の域を超えて、中国の江青か、フィリピンのイメルダ・マルコスかというレベルだ。
「菅夫妻は権力を私物化している。まるで独裁国家の独裁夫婦です」(山口朝雄氏=前出)
古来、ヨメが政治に口を突っ込むとロクなことがない。サラリーマンだって仕事を家に持ち込まないのに、国の政治を家庭に持ち込んで、ああだ、こうだとやられたらタマラナイ。一刻も早く、夫婦ともども官邸から追い出さないといけない。
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