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【民主と北朝鮮】菅“北献金”6000万円の深い闇…民主躍進のウラで
2011.08.04 zakzak
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110804/plt1108041540005-n1.htm
私(田村建雄)は、菅直人首相の北朝鮮絡みの「献金疑惑」について、今年5月からオピニオン誌などで徹底追及してきた。きっかけは3月11日に発覚した、菅首相の外国人献金問題だった。
政治資金規正法に抵触する問題であり、前原誠司氏は同様の献金の責任を取って外相を辞任していた。ところが、菅首相は同じ日に東日本大震災が発生したため、その職に平然と居座ったのだ。
世論やマスコミが震災一色となるなか、私は「なぜだ…」という疑問を持ち、菅首相や民主党幹部の政治献金を洗い直した。まもなく、大きな疑惑にブチ当たった。
2007年から09年、菅首相の資金管理団体「草志会」が、民主党から捻出したと思われる計6250万円という多額の献金を、一地方にある政治団体「政権交代をめざす市民の会」(神奈川県相模原市、N代表)に出していたのだ。特に、07年は一気に5000万円が献金されていた。
07年といえば、自民党の安倍政権時代で、消えた年金問題や松岡利勝、赤城徳彦両農水相(当時)らの不祥事が立て続けに発生。自民党の敵失を受けて、民主党が夏の参院選で大躍進し、参院第1党を獲得した年だ。永田町事情通はいう。
「民主党は当時、小沢一郎代表と菅代表代行、鳩山由紀夫幹事長のトロイカ体制だった。菅さんは立場上、党の資金をある程度、自由に動かせたはず。この献金については、週刊新潮が昨年6月、『奇妙な5000万円』として報じている。つまり、『選挙の運動員への迂回買収(公選法違反や政治資金規正法違反)ではないのか?』という視点の報道だ」
この献金を調べていくと、「めざす会」のN代表は、「市民の党」(S代表)の所属議員であり、「市民の党」と一体であると判明した。
「市民の党」といえば、党所属の横浜市議2人が02年、市議会本会議での国旗掲揚に反対し、議長席などを長時間占拠している。その過激派的な行動で、公安当局もマークしていた。
同党のS代表は上智大学時代に学生運動に参加し、後にベトナム反戦運動にも携わった人物。菅首相とは30年来の友人といい、北朝鮮訪問歴もある。04年、季刊誌「理戦」の対談では「革命のために選挙をやっている」「最終的には中央権力を変えなければならない」と公言。「無党派選挙のプロ」として、千葉県の堂本暁子前知事などを誕生させた。
「市民の党」が衣の下の鎧を見せたのは今年4月の統一地方選。北朝鮮による日本人拉致事件で国際手配されている森順子容疑者と、よど号ハイジャック犯の故田宮高麿元リーダーを両親に持ち、平壌郊外の「日本革命村」で育ったM氏を、東京・三鷹市議選に擁立したのだ。
日本革命村では、日本を金日成主義化するための革命教育が行われており、よど号犯などメンバーらは日本人拉致を実行していた。
菅首相は、政府の拉致問題対策本部長だが、拉致容疑者側と親密な関係にある「市民の党」に6000万円を超える献金をしていたことになる。その背景を探ると、さらに闇が広がっていた。(ジャーナリスト・田村建雄)
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