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小沢元代表が連夜の酒席で語る戦略
http://gendai.net/articles/view/syakai/131880
2011年8月4日 掲載 日刊ゲンダイ
離党なんかするわけがない
<菅のケジメは岡田にやらせる>
小沢一郎元民主党代表が元気だ。最近は写真のように、連日グループ議員や若手議員と飲み歩いている。小沢を見かけた一般人が「小沢さーん」と呼びかけると、ニコッとする。そんな中、〈小沢一郎元代表が離党、新党を結成して内閣不信任決議案を提出する意向〉なんて記事が出た。こんな報道が独り歩きすると、小沢が行動を起こさないと、腰砕けのように映ってしまう。小沢周辺は全否定で、別の戦略を明かしてくれた。
「このままでは、本当にお国が沈んでしまう」
2日夜の会合で、小沢は何度もこう強調したという。
小沢は、先週、今週と続けて、グループ議員を夜の会合に呼んでいる。毎回10人前後。先週3日間は1期生、今週も3日間のスケジュールで、2期生以上が対象だ。「暑気払い」が目的なので、前半は肩肘張らない話が中心なのだが、後半は冒頭のように力がこもる。そして「ポスト菅」や「菅降ろし」について次のように言うそうだ。
「(いろいろな人が)代表選に出たいのは分かるけど、菅さんが辞めなきゃ出られないんだよ。執行部は『菅さんを辞めさせる』と言っている。辞めさせられなきゃ、執行部が不信任案の提出者になるべきだ。俺たちはその後だ」
国会法では、50人以上の議員の賛同があれば内閣不信任案を提出できる。とはいえ長年の慣行で、提出には会派の代表者の署名が必要だ。つまり小沢が不信任案を出したいと思っても、独断では出せない。民主党会派の代表者である岡田幹事長や安住国対委員長のサインが必要になるのである。
小沢は先週の記者会見で、「提出者とその理由が違えば、(同一議案を同一国会で2度審議しない)一事不再議の原則に反するものではない」と発言し、民主党議員に覚悟を求めた。これをもって、「小沢自身が不信任案提出」とメディアは色めき立ったが、同じ会見で小沢は、「新党は今、考えていない。最も効率的な方法は民主党が原点に返ることだ」とも言っている。小沢の戦略は、菅のケジメは岡田らにつけさせる。離党はしない。あくまで本流として勝負する。そういうことだ。
「小沢さんは、2日の会合でも『党は割らない』と言ってましたよ。執行部が手詰まりなので、小沢さんに(不信任を)やってくれということなのでしょう。小沢さんに泥をかぶせて悪者にするマスコミのいつもの手ですね」(小沢グループ議員)
小沢にとって「新党」はいくつもの戦略のひとつではある。しかし、それは最後の手段だ。20年かけて野党を束ね、政権交代を勝ち取ったのに、そうやすやすと手放すわけがない。
不信任案のボールは、岡田執行部の手にある。小沢はお手並み拝見で待っている。連夜の酒は、次に備えたエネルギー補充に見える。
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