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菅独裁政権下の惨状 危機を深刻化させた罪は重大
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2011/8/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
居座り続ける間に政治、経済、外交、震災復旧、原発収束のすべてがメチャクチャになって国は滅びの寸前
--自ら「独裁者」を名乗り思い上がって面罵怒声品性下劣な市民運動上がりのやっていることは犯罪である
予想通りだ。菅が政権にしがみついている間に「思いつき公約」がまたひとつ、破綻した。5月に国会で明言した「お盆までに仮設住宅の希望者全員を入居させる」という約束だ。現在必要な仮設住宅の数は5万2814戸。お盆まで10日を切ったが、完成したのは4万4341戸で、残る8473戸のうち1438戸は着工のメドすら立っていないのだ。
菅は当時「私の内閣の責任で必ずやらせる」と息巻いてみせたが、担当官僚が「国会中継を見て、慌てて資料を集めた」というほど唐突な口約束だった。菅のやることは口先だけの思いつきばかりで、後は野となれ山となれ。だから、震災復旧はまるで進展しないのだ。
被災地に積み上がったガレキ処理も、仮置き場に搬入された量は全体の43%。いまだ半数以上が片付いていない。被災市町村の人員不足と財政力を考えると、国が出向いて一気にガレキの山を片付けるのが早道なのに、このポンコツ首相はいまだに自治体任せ。被災住民が巨大バエに苦しみ、ヤブ蚊の舞う避難所で寝苦しい夜を過ごしているのも菅のせいなのだ。
菅の肝いりで立ち上げた復興対策本部も、松本前大臣のそううつ辞任後は開店休業状態だ。各省庁とも本部に人手を出そうとしない。「本部長のレームダック首相が居座るうちは、何をしてもムダ」と、様子見を決め込んでいる。復興対策とは名ばかりで、機能不全のまま放置されているのも菅のせいだ。
放射能汚染も拡大の一途で手が付けられない。肉牛問題で大騒ぎなのに、今頃になって福島原発で毎時10シーベルト超というメガトン級の「ホットスポット」が見つかった。
広島原爆の爆心地から700メートル離れた場所の放射線量に匹敵する即死の数値だ。新たな火種の発見で改めて事故収束は遠のいた。20キロ圏内の放射能ガレキの処理だって全くの手付かずだし、避難民が故郷に戻れる日はいつになるのか、見通しすら立たない。
◆増税にこだわるだけで経済政策も成長戦略もゼロの男
菅が居座り続けている間に、外交・安全保障までメチャクチャになってしまった。震災復旧と原発事故で菅がお手上げの間に、周辺諸国はやりたい放題。北方領土には昨年11月のメドベージェフ大統領の訪問に続けとばかり、震災後もロシアの閣僚クラスが次々と訪れている。7月には宮城と福島沖で中国の調査船が勝手に海水の放射能汚染を調べたかと思えば、尖閣諸島沖には再び中国の監視船が出没している。
「韓国が竹島問題をめぐって、自民党議員の入国を拒否したのも、菅首相の責任です。もちろん、自民党議員の向こう見ずな行動もばかげていますが、日本の政府がまともに機能していれば韓国だって友好国の議員の入国拒否なんて乱暴なことはしません。菅政権が迷走を続けているからツケ込まれ、いいようにやられてしまう。これで菅政権の間に北方領土、尖閣、竹島とあらゆる領土問題が後退してしまった。本当に深刻な事態です」(元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏)
景気問題もジリ貧の一途。菅が「新成長戦略」の柱に掲げた原発輸出も原発事故でご破算だ。もうひとつの柱の新幹線輸出だって今回の中国での事故で悪影響は必至。成長戦略の練り直しが急務なのに、レームダック首相が新戦略をブチ上げたところで説得力ゼロ。だからこそ交代すべきなのだが、居座り居直ったうえに、「増税」ばかりに執着。経済政策はまるで出てこない。
「そうこうしているうちに、超円高で頼みの輸出産業は壊滅的なダメージです。米・中経済の失速に加えて超円高のトリプルパンチで日本経済のクビを絞めることになる。ところが、菅政権は円高に対する危機意識が鈍すぎます。経済界の危機感は相当なもので、企業は自衛のために海外移転を加速させるでしょう。菅首相にサッサと辞めてもらわないと、日本は深刻な産業空洞化に陥ってしまいますよ」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)
菅が居座り続ける間に、この国はすべてがメチャクチャになってしまった。もはや滅びの寸前に差し掛かっている。
◆根っからの悪党か精神の病気の男にいつまで付き合うのか
こうなると、もう、菅は福島原発と同じだ。存在するだけで、日々この国に害毒をまき散らし、国民を苦しめ痛めつける。これだけの大罪を犯してきた菅をどう処分するか。国民はそこを本気で考えないとダメだ。
とにかく、辞める首相をだれも本気で相手にしないから、物事が何も前に進まない。バカバカしい政治空白と無策によって、円高ひとつとっても企業は大損害を被り、最終的に国民にシワ寄せがくる構図なのだ。筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)がこう言う。
「原発事故の初動ミスで放射能汚染が今もって拡大し、何だかんだで30兆円近い損害になるでしょうが、それを税金や電気料金で負担させられるのは国民です。普通の感覚なら、これだけでも首相は辞めなけりゃウソですし、居座り続けるのは万死に値する。しかし、菅直人という男は、自分に責任があるという感覚がない。平気で総理の座にしがみつき、震災復旧や原発処理の長期化を自分の延命に利用している。根っからの悪党か、さもなければ、精神の病気というしかありません」
もともと、「民主主義とは交代可能な独裁」と言い、任期中はトップが何をやっても許されると考えている菅だが、コイツの独裁は「いくら悪政失政をしても辞めなくていいこと」なのだから、狂気の沙汰だ。それで参院の西岡議長は、菅のことを「最悪の独裁者」と斬って捨てたのだ。
その男が、「総選挙は2年後でいいと思う」などと発言。長期政権に色気ムンムンだからゾッとしてくる。黙っていたら、国民は本当に半殺しにされてしまう。
◆民主党が菅のクビを切れないのなら国民クーデターしかない
こんなデタラメを放置している与野党は、約束通り、国会終了の今月31日までに菅を引きずり降ろせるのか。無理なのか。
「民主党の執行部は、今月19日までに3法案を片づけるつもりです。小沢氏もお盆までは静観と言っているから、8月3週目がヤマ場でしょう。お盆を過ぎると、菅首相は9月下旬の投票日に向けて原発解散を打てる条件が整う。一気に政局が緊迫するはずです」(評論家・塩田潮氏)
政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「菅首相は、脱原発を言い出したとたん、松下政経塾組や通産省出身の岡田幹事長に足を引っ張られたことにカチンときている。イザとなったら、今の執行部や大臣は全部代えて、小沢・鳩山グループと組んでもいいと思っている。党内の支持基盤を交換して生き延びる。それが無理でも、自分の脱原発政策を引き継ぐ人を後継に指名し、歴史に名を残すことを考えていますよ」
脱原発は結構なこと。時代の流れだ。しかし、菅は「オレは原発に詳しいんだ」と言いながら、原発を成長産業の柱にすえてきた男。原発の危険性なんて気にもしてこなかった男が、一転、調子よく延命のために「脱原発」を言うから、だれも相手にしないのだ。本人はそこが無自覚だから恐ろしい。
「平気でウソをつき、言うことをコロコロ変えて、スリ替える。そんな人が首相の国は破滅だし、国民は不幸になるだけです。戦前・戦中・戦後を通しても、ここまで空洞の首相はいなかった。少しは中身がありました。それだけに、首相に選んだ民主党は命をかけて、不信任案再提出でも問責決議でもなんでもやって、首相を退陣させる責任があるのです。それでも辞めないのなら、一種の革命で、国民の力で首相を裁くしかありません」(小林弥六氏=前出)
口先で吠えるだけの品性下劣な市民運動上がりの薄っぺら独裁者ひとりに振り回される日本人。それでも黙って、模様眺めなのか。国民の方の決意も問われている場面なのだ。
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