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“悪い奴ほどよく眠る”中国鉄道事故隠ぺいを笑う資格が日本にあるのか(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/493.html
投稿者 メジナ 日時 2011 年 8 月 03 日 18:35:45: uZtzVkuUwtrYs
 

“悪い奴ほどよく眠る”中国鉄道事故隠ぺいを笑う資格が日本にあるのか
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/7b3ca653fb9fc3a3ee6f333bd0c0d087
2011年08月03日:(世相を斬る あいば達也)


日本のマスメディアも多くの国民も、中国の高速鉄道の事故車両を穴に埋め、再び掘り出した暴挙に、嗤いを誘い嘲笑したに違いない。“だから中国は信用ならん、トンデモナイ国だ” たしかにその通りだろう。 しかし、彼等は単に粗暴で稚拙な“隠ぺい”と云う行動をしたと捉える方が妥当だ。少なくとも、余程の間抜けでない限り、彼等の愚行は衆目監視の下で行われたのである。悪徳役人が、“我こそは悪人なり”と名乗りを挙げて、穴を掘り事故車両を埋めたのだから、凄い。逃げも隠れも、言い逃れも出来ない。トンデモナイ愚行に間違いはないが、ある面で素朴でもある。

小沢陸山会事件を発端に、我が国の司法制度のゆがみが、一定の知識層から一定の市民に伝播した。単に小沢一郎支持者ばかりではなく、ニュートラルに位置する人々も奇妙だと思いはじめたのである。この問題は単に小沢陸山会捜査の次元から、日本の司法の構造的問題点を抉る思考のきっかけを国民に与えた。

さらに、厚生省村木局長事件の捏造冤罪事件が、日本司法制度の根源的瑕疵に国民の目が決定的に集まる事となった。 小沢陸山会事件や厚生省村木局長事件と云う“権力闘争に加担する検察”と云う存在が白日のもとに晒され、日本の裁判所は、行政の一部である検察の追認機関、乃至は下請け機関に成り下がっている事実を晒してしまった。

つまり、日本と云う三権分立国家の構造の多くは“みせかけ”だと、国民に強い疑念を抱かせたのである。 小沢陸山会の公判が結審しているわけではないが、裁判所の検察に対する対応は明らかに大きく変貌している。検察自身も、特捜部の捜査関与は経済事犯を主に扱う組織に誘導している。小沢陸山会事件に主導的に深く関与した検事らが検察から追放、或いは逃げ出した事象は検察の改革と懺悔のシグナルである。勿論、トカゲの尻尾切りだと云う説もあるが、尻尾にしては相当デカイ尻尾で、内臓の一部が付着している尻尾である。

上述の日本の司法制度の構造的瑕疵を国民が知り、それを吟味するのにどれ程の時間を費やしたろうか。一部の関係者は知っていたし、声を大に叫んでいたのだろうが、その声がメインストリームに出てくることはなかった。つまり、50年、60年の間、この“権力闘争に加担する検察”を充分に知りうべき情報が手に入らなかったのである。つまり、構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟は“秩序の維持”と云う大義名分の中、正義として行われ続けていたのである。

構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟が我が国の内政的秩序維持に功を奏した部分もあるが、秩序維持は既得権の保護であり、改革の多くの芽を潰す役割を演じてきた。厄介な事に構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟は、それに携わる一人ひとりの個人的思惑ではなく、組織としての習慣的動きだから、犯意すら持つものが存在しないのだから、恐るべき犯罪集団に、いつでも成り得るということだ。

ところで、直近の原子力行政にも「構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟」が顕著に存在する事を、我々は日々目にしている。こちらの話の方が肌で感じやすいかもしれないが、本当の悪者は誰なのだ、と云う点で正直迷うのである。それこそが「構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟」なのだ。

犯罪者を特定出来ないのが構造的システムの悪行の特徴だ。 原子力発電を日本に誘導した米国、その窓口になった中曽根、それに加担した読売新聞、その行政の推進に動いた通産省(現経産省)、原子力委員会、原子力安全委員会、原子力行政御用学者、そこに屯した自民党中心の政治家、電事連、地元首長、地元知事、地元のおこぼれをもらった国民。構造的システムの悪行に携わった人々は、年年歳歳人が替わり、一時の嘘か追従を習慣的に語り、人海戦術で一時の犯罪に加担するのだが、これと云う名指し出来るほどの、ヒトラーのような人物を特定することは不可能だ。

政権交代と云う出来事は、現時点で国民に明確なメッセージを殆ど送れないでもがいているわけだが、「構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟」と云う、我が国の原罪的問題を国民に提供しているのは事実だ。それだけでも、政権交代は有意だった。

原発事故と放射能の脅威に晒されている現状は被害者(この範囲の特定は難しい、福島県の県民だけに留まるとは言い難い。東日本にも留まらない。広くは日本であり、地球上だ)には気の毒だが、お子ちゃま民主党執行部及び菅内閣の稚拙さのお陰で、原子力行政の悪質さが隠ぺいできなくなって、あらゆるフィールドから齟齬が生まれ、内部告発風に「構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟」の醜悪さが露呈している。

つまり、稚拙・粗暴ゆえに、その無責任な行動や犯罪が暴かれる。中国高速鉄道のあり得ない粗暴にして稚拙な“事故隠し”を指差し嗤いモノにするが、今我々が目にしている、検察の行動や原子力行政の問題解決の事象等々を通じて、盤石だった官僚を中心とする統治機構の悪事が見えてきたのである。彼等が、もっと老獪で経験豊かであったなら、「構造的システムに内在する既得権益勢力の“邪魔者は消せ”の掟」は脈々と生き続けていた可能性が高い。その意味では、稚拙で粗暴な方が正直だとも言える。(笑)まさか、現実にはそれも困るのだが、そう云うモノの見方も出来ると云う話だ。
 

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コメント
 
01. 2011年8月03日 20:11:33: LdzLllWqVk
>彼等の愚行は衆目監視の下で行われたのである。
>悪徳役人が、“我こそは悪人なり”と名乗りを挙げて、
>穴を掘り事故車両を埋めたのだから、凄い。
>逃げも隠れも、言い逃れも出来ない。トンデモナイ愚行に間違いはないが、ある面で素朴でもある。

普段完璧な報道規制を敷いて、自国内ならインターネットまでも検閲し切るあの国だ。

今回は、アメリカ国籍の被害者がいたので規制、検閲に慎重にならざるを得なかったが
現場と意思疎通が完璧に行われなかっただけではないのか

今まで報道がニュースに出来なかっただけで
あの手法で隠蔽が成功し続けてきたのではないだろうか。

被害者数35人限定事故の数と頻度を考えれば想像に難しくない

後から見れば、稚拙で粗暴と分かるが
一概に決め付けては、問題を解決する事が遠のく事になる


02. 2011年8月03日 22:24:55: pmCvhZquTk
中国の鉄道事故を笑えない日本の原発構造!

これわ中国鉄道事故と全く同じ構図であり、その隠ぺい、無責任ぶりは遥かに中国を超えている。

原発事故を犯罪として裁かなければ、以後裁ける事故は存在しない。

学者、保安院、東電全て裁け !


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