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“公債特例法案”を巡り、自民・仙谷・小沢の権力闘争 優勢なのは?
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2011年08月02日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
東日本大震災と福島原発、共に政府が復旧復興が前進しているような枝野官房長官会見やら、細野や東電の会見があるが、正直殆ど進んでいない。まぁ震災の復旧は徐々には進むのは当たり前で、問題は福島原発の方だろう。昨夜も10シーベルトの放射線を測定、ドン引きなのだ。 東電はベントの名残だなんて言っているが、名残で10シーベルトかよ!どんだけベント時に、放射能を撒き散らしたのだ!と云う話になってしまう。ベントから5カ月が経つというのにだ。JCOの事故では7シーベルトの外部被ばくで作業員が死亡した筈だ。
10シーベルトと云う表現で、放射線量を小さく感じさせようとしているが、早い話1万ミリシーベルトってこと、放射線に関わる従事者でも年間被曝量は20ミリシーベルトが限度だと言われているのだから、10000ミリシーベルトってのが、どんな数値か、想像してみれば良い。大袈裟にいえば、殺人的放射線量って事になる。 挙句に、東電の説明はベントの名残だと云う話も信頼出来ないし、仮にその通りだとしたら、格納容器の中や建屋の瓦礫にも同様の線量が存在する事を意味している。まぁこの辺の話は、又の機会に譲ることにする。
このような国難の中で、政局など語るは不謹慎な感じもするが、震災による復旧復興、福島原発の真実、そしてその真実の工程表を明らかにする為にも、通過せざるを得ないのが、これから起きるであろう政局。まっとうな思考経路の政権が現れないと、国民が相当酷い目に遭うわけで、見逃すことは出来ない。
マスメディアの論調を総体的に観察すると、今回の政局で闘っている勢力は、野党自民党(現実は結構バラバラ)と悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)と正統民主党(小沢・鳩山)と云う3大勢力、三つ巴の闘いになっている。一応菅総理の“退陣の最低条件3法案”(2次補正予算、再生エネルギー特別措置法案、特例公債法案)だが、2次補正予算は通過、再生エネルギー特別措置法案も今月早々には通過する筈だ。何せ省令で何でもかんでも決まっちゃう法案なので、通過させて困る類ではない。
問題は特例公債法案ってことになるが、今のところ野党自民党が“菅で解散まで追い込むか、被災者を見殺しにして政局はヤバイのでは”の党内綱引きがあり、まったく腰が定まっていない。適当なところで手を打ち、悪徳民主党と連立でも組む方が得策と考えている向きもある。ただ、あまり思惑絡みで政局に現を抜かしていると、公明党が協力関係から離脱と云う爆弾を抱えている。
また、3法案を通過させて“退陣の最低条件3法案”を成就したら、菅直人がスンナリ辞任するかも判らない。また、代表選が行われて、悪徳民主党の誰かが民主党の代表になる保証もない。つまり、自民党は不確定な近い将来の条件を読み切れないでいる。だから、ムニャムニャな4K放棄しろ等、取り敢えず野党面をしているが、政権与党になりたいと云う貧乏根性も見え隠れしている。
この辺の政局を読ませたら、菅直人は一流だ。(笑) “退陣の最低条件3法案”が成立しても、おそらく菅は辞任しない可能性が高い。この延命には、総理でいたいと云う欲望と個人的に訴追のリスクの確認が絶対条件なのだと思う。なにせ、検察は捏造捜査などではない、正真正銘の捜査手法で菅直人を訴追出来る条件を整えている筈だ。この辺がどのようになっているか、菅直人が訴追されようとされまいと、国家にとって何の痛痒もない。
つまり、どちらでも良いことだ。 菅総理が“退陣の最低条件3法案”成立後も辞任しそうもないとなったら、悪徳民主党の連中が何とかしなければならない。そこで、悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)は死に物狂いで作戦を練るのだが、イマイチ決め手がないようだ。閣僚の何人かが一斉に辞表を出すとか、両院議員総会で総代分離にならない規約を改正し、次に代表選を行うと云う戦術など、色々考えているようだが、随分ゴチャゴチャしていている。まぁ悪徳弁護士仙谷がついているので、無理やり実行するかもしれない。
仮にその無理やりが通ったとして、民主党代表選で悪徳民主党が推す候補者が勝利する可能性があるわけではない。下馬評では悪徳民主党の候補は野田佳彦だろうが、突如前原誠司に切り替える可能性もあるだろう。その時は、菅同様に訴追を免れたことを仙谷が知っている事になる。(この辺は複雑だ)
いずれにせよ、今回は国会議員だけで代表選を実施するしかないので、民主党事務局絡みの不正は行えないだろうから、相当不利である。悪徳民主党が民主党を目茶苦茶にした点に異論を持つ民主党議員は少ない。菅政権が崩壊するわけだから、浮動票が政権に靡く有利さもない。小沢事件の雌雄も決しつつある。小沢起訴だ〜と云う脅しも、もう効き目がない。 つまり、悪徳民主党勢力に推された代表選の候補者が勝つ可能性は少ない。
正統民主党(小沢・鳩山)から推される方が断然有利なのが、次の代表選と云うことになる。“小沢を選んだら、起訴だから、即解散総選挙だ”と脅かされた根なし草議員らを騙す手立てはない。菅を選んだ故に、菅は延命の為に“原発解散”まで辞さない、と嘯いているのだ。“解散ナイナイ神話”はもう通用しない。
悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)が公明正大に代表選を闘ったら、何票集められるのだろう。100〜120票が精々なのではないだろうか。正統民主党(小沢・鳩山)は集める場合、行動なしで150票は固い。正統も悪徳も、共に候補者はビジョンを語らざるを得ない。
今どき、「原発推進、増税」を旗印にする馬鹿がいるか?しかし悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)は野党自民党との連立で政権運営しようと企んでいるので、「原発推進、増税」を隠しきれない。 それに対して、正統民主党(小沢・鳩山)に推される候補は「脱原発、接続可能エネルギーの推進、09年マニュフェスト回帰、増税の前に財源捻出、中央から地方、予算の組み替え、公務員改革」と選挙公報並のビジョン旗を振りまわすことが出来る。
万が一、解散が起きたら、どっちのビジョンが選挙に有利か?根なし草議員は短絡的に考える。基礎票に差があり、時流に逆らう悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)に勝ち目はないだろう、と思うのは子供でも判り切っている。まして、悪徳民主党は一度たりとも重要選挙に勝利したことがない実績は記憶に新しい筈だ。 つまり、民主党内の勝負はマスメディアが騒ぐのが奇妙なくらい、明確に判明している。
悪徳民主党(仙谷・枝野・岡田・安住)はどう足掻いても菅直人と共に破れている。故に、両院議員総会で総代分離を避ける規約改正や菅を代表から引きずり降ろす作戦を行う意味がない。苦労しても果実が得られないのだから。 現時点の結論と断っておくが、菅を辞めさせる方法は不信任決議しかない。一番簡単だ。
但し、この選択は“解散総選挙”の可能性を僅かに秘めている。その時、歴史は動くだろう。政界再編という歴史だ。民主党内で「正統民主党」と「悪徳民主党」がごちゃまぜで選挙戦を闘う事が可能なのか?この点は、現時点で明確な判断は無理だが、「正統民主党」と「悪徳民主党」がごちゃまぜ状態で選挙戦に突入したら、悲惨な敗北を味わうことになることは、小沢一郎が一番知っているのではないのだろうか。 悪徳民主党のイメージで選挙を戦うのは尋常ではない。出て行くのは悪徳連中だと言っても有効な手立てはない。
ゆえに、その時「新党」と云う芽が出てくるのだが、マスメディアは70人云々等と極限ミニマム観測をしているが、筆者は150人以上の勢力になると思っている。勝つべき正当に選挙資金は流れるものだ。当面資金を用立てる経済人勢力もある。鳩山兄弟も、究極では母親に泣きつく大義が出来ると云うものだ。案外、衆議院第一党になる可能性はある。
筆者の興味は誰が09年マニュフェスト堅持で、小沢に頭を垂れるかである。コラムの予測だから数日後にして、変わるかもしれないので、筆者の推論をたたき台に、皆様各自が大胆な予想を行い、頭のエクササイズに役立てたなら、光栄である。
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