http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/384.html
Tweet |
米軍訓練場、54年ぶり返還 沖縄・金武町 (朝日ドットコム 2011年7月31日17時3分)
http://www.asahi.com/national/update/0731/SEB201107310005.html?ref=goo
沖縄本島の米軍ギンバル訓練場(金武町〈きんちょう〉、60ヘクタール)が31日、米軍統治下の接収から54年ぶりに返還された。在日米軍基地が集中する沖縄の負担軽減を掲げた1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意の一環。条件とされたヘリコプター着陸帯の町内での移設に反発が起き、返還は予定より13年遅れた。
訓練場には、沖縄の日本復帰前は核ミサイルの格納施設もあった。海兵隊がヘリ離着陸や野戦訓練をし、住民は騒音や夜の照明弾に悩まされた。軍用地主の農業男性(70)は返還を喜びつつ、「ミサイル施設跡のコンクリートを国に撤去してもらわんと」と話す。
跡地には、政府の補助金を使う医療施設建設や海外のホテル誘致を町が計画。視察した儀武剛(ぎぶ・つよし)町長は「この地を踏みしめ、感無量だ。できるところから一歩一歩。沖縄の基地の整理縮小、跡地利用のモデルになれば」と語った。
(全文引用おわり)
--------------------
◇
あえて、長ながと引用しました。
最後まで読んでも、>「条件とされたヘリコプター着陸帯の町内での移設」について、「反発が起き」た、としか書いてないことに、ひどく驚いたからです。
次の事実にまったく触れていないのです。
↓
ヘリパッド訓練始まる ブルービーチ (沖縄タイムス 2010年6月10日09時43分)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-10_7127/
【金武】金武町の在沖米海兵隊ギンバル訓練場の返還条件の一つとして、近接するブルービーチ訓練場内に整備したヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)を使用したヘリコプター訓練が9日までに始まった。
・・・・・・
両訓練場に隣接する並里区は騒音、環境汚染などを理由に過去2度、移設反対を決議。與那城直也区長は同日、「ヘリパッド以外での離着陸や住宅上空でのつり下げ訓練などを確認すれば、厳重に抗議する」と話した。
◇
この新聞のこれまでの、「提灯持ち」的、体制翼賛的、御用報道機関ぶりを見れば、ああなるほど当然とは思うのですが。
(それにしてもこれが、「日本一の大新聞」で、比較的「良心的、公平中立」で、それどころか時には「左翼的」ですらあると思われていた新聞だとはね。)
◇
この問題(および、高江のヘリパッド問題も)については、とくに沖縄地元紙をはじめ、以前から数多く報道されています。
ひとつだけ引用します。
↓
【東京】金武町議会の照屋全吉議長ら代表七人は25、26の両日、外務省、防衛庁など関係機関を訪ね、ギンバル訓練場にあるヘリパッドのブルービーチへの移設を断念するよう要請した。
ヘリパッドの移設は、SACO(日米特別行動委員会)の合意事案で、ギンバル訓練場の返還条件になっている。照屋議長は、西村市郎防衛施設庁次長らへの要望で、「ブルービーチに移設するぐらいなら、ギンバルの返還はいらない。ヘリパッド移設は体を張って阻止する覚悟だ」と強い調子で述べた。
(琉球新報 1999年1月27日 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-93072-storytopic-86.html)
◇
>「ブルービーチに移設するぐらいなら、ギンバルの返還はいらない。」
国内(本土)の「大新聞」では、決して紙面に載ることのない言葉でしょう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。