http://www.asyura2.com/11/senkyo117/msg/368.html
Tweet |
オール霞が関を従えて菅直人に引導を渡す仙谷由人の「限界」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13703
2011年07月31日(日) 週刊現代 :現代ビジネス
想定外の粘り腰で居座り続ける菅直人首相に、一時は「打つ手なし」と諦めムードだった仙谷由人官房副長官が、再び「菅降ろし」に自信を示し始めた。強気の根拠は、霞が関の掌握だ。官邸スタッフが言う。
「いま霞が関で『官邸に話したか』という言葉は『仙谷さんの了解をとったか』という意味です。首相が呼び出さない限り、役人が首相のもとを訪れることは皆無。役所は仙谷さんの言うことしか聞かないから、首相があらゆる政策で行き詰まるのは目に見えているんです」
仙谷氏を支える筆頭は、もちろん財務省。最近、仙谷氏に面会した被災地のある首長は、仙谷氏がまるで自民党ベテラン議員に思えたという。仙谷氏が臆面もなくこう語ったからだ。
「財務省の連中は優秀だ。必ず力になってくれる。彼らの頭脳とネットワークを使わないのは損なんだ」
厚労省とは、仙谷氏が胃ガンの手術をしたのを契機に設立した議連活動を通じて気脈を通じた。昨年の内閣改造で役所に厳しい姿勢を貫いた長妻昭前厚労相が更迭されたが、この人事は厚労官僚に泣きつかれた仙谷氏の仕掛けだった。
「いまでも震災対策などは細川律夫厚労相をすっ飛ばして仙谷さんに真っ先に相談する」(厚労省中堅幹部)
経産省とも蜜月だ。東京電力の救済スキームも望月晴文内閣官房参与(前経産事務次官)と松永和夫次官が、仙谷氏と相談して作った。スキームの閣議決定が一日遅れたのは、その経緯を知った菅首相の嫌がらせだったと言われている。また、菅首相にハシゴを外されっぱなしの海江田万里経産相を呼び出して、
「あなたを一人にはしない。私も役所も味方だから」
と励ましてもいる。
オール霞が関を従えて首相引きずり下ろしを謀る65歳に勝算はあるのか。本人は周囲にこう豪語している。
「菅が退陣条件の3案件以外に何を言い出しても役所は絶対に協力しないし、来年度予算の概算要求になんか絶対に触らせない」
だが、仙谷戦略が奏功しても、かつての官僚主導政権が復活するのなら、果たしてどんな意味があるのだろうか。
週刊現代 2011年8月6日号より
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK117掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。