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−小沢首相がベストとしても現実的には…。そこで「馬渕首相」の可能性について−
一向に辞めようとしない菅直人首相に対しては、国益のため、小沢一郎元代表が言うように「お盆過ぎたらどんな手を使っても」引きずり降ろすことが必要です。
内閣不信任案の再提出、同信任決議案提出、両院議員総会での党代表解任決議、党幹部と閣僚の一斉辞任…。手はいろいろあるのに、結局何一つ実行に移されず早や7月も終わろうとしています。とにかく常人とは違う神経の持ち主である菅首相は、何年か先の「ダブル選」の先まで官邸の不法占拠をし続ける腹積もりのようです。
そんな中「ポスト菅」に名乗りを上げた人物がいます。馬渕澄夫前国土交通相(50)です。真淵氏は28日、菅首相の後継を競う党代表選に出馬する意向を固め、29日には岡田克也幹事長、前原誠司前外相、輿石東参院議員会長らと相次いで会談し出馬の意向を伝えています。
真淵氏は既に立候補に必要な推薦人20人の確保に向けて水面下で動いており、首相の辞任時期の確定を待って正式表明する考えとみられます。また同氏は、来月発売の月刊誌に基本政策を発表するとしています。
確かに菅首相を1日も早い退陣に追い込むには、「ポスト菅」が明確であることも肝要です。どうも菅は後継争いで野田佳彦財務相と前原のゴタゴタなどを眺めて、「オレの後を襲えるヤツは誰もいない」と、タカをくくっているフシがみられるからです。
ここで真淵澄夫が代表選立候補を闡明にしたことで、菅退陣の流れが確実に一歩前進したとみて間違いなさそうです。菅直人は約束どおり「若い人」に後事を託して、さっさと身を引くべきです。
私は馬淵澄夫をそんなによく知っているわけではありません。同氏の経歴として知っていることと言えば、小泉政権末期(前原誠司民主党代表)の時に起きた耐震偽装問題で、舌鋒鋭い国会追及を繰り広げていたこと。鳩山前内閣で国交副大臣、菅内閣で国交相を歴任しながら、中国漁船衝突問題での対応の不手際(実際は前任者の前原がまいた種)により、参院野党から問責決議案を提出され、今年1月仙谷由人官房長官(当時)と共に辞任させられたことくらいです。
ポスト菅選びとなる代表選は、100人規模を誇る小沢グループの動向次第と言えます。真淵澄夫のほかに野田佳彦、前原誠司、鹿野道彦、海江田万里、原口一博らの名前が取りざたされていますが、主導権を握っているのは小沢グループ。同グループを抜きにしては、どの候補も勝機が見出せない状況です。
そこで各候補グループとも小沢グループに神経を尖らせていますが、ここにきて小沢一郎の本命は馬淵澄夫だという仰天情報が流れているといいます。馬渕本人も6月30日、小沢の個人事務所を訪ね、首相補佐官退任の挨拶をしています。
意外なことに、小沢元代表は馬渕を代表選で担ぐ可能性が高いというのです。その辺の事情を民主党事情通は以下のように話しています。
「これまで馬渕は、党内の“脱小沢路線”とは一線を画してきました。鳩山政権時代、国交副大臣だった時は、当時の小沢幹事長と役所との連絡役として幹事長室に足しげく通っています。小沢さんは、その時の仕事ぶりを見て、馬渕を評価したようです。民主党は『俺が、俺が』という連中ばかりですが、馬渕は黙って汗をかくタイプ。あの時の国交省三役は、大臣は前原誠司、もう一人の副大臣は辻元清美と、調子よくブチ上げるだけで、面倒なことはなにもやらない連中だったので、馬渕がひとりで尻拭いしていた。小沢さんは、黙々と仕事をする政治家を評価するので気に入ったのでしょう。消費税アップに反対している点も近い。次の代表選は、消費税アップの是非が争点になるだけに、担ぎやすいのでしょう」
馬渕澄夫は当選3回。衆院奈良1区選出。横浜国大工学部卒後、三井建設入社。上場企業の役員を務めた後、政界入りしています。野田、前原、玄葉など松下政経塾出身者が幅を利かせる民主党の中では異色の存在と言えそうです。
小沢元代表は28日の自由報道協会の公開討論会後の記者会見で、ポスト菅の意中の人を聞かれて、相当腹に据えかねていたのか「菅さんでなければ誰でもいい」と、珍しくあからさまにこう言ったそうです。なるほど確かに。
しかしそうは言っても、この国難の現日本、まさか「神輿は軽くてパーがいい」と旧自民党時代のようなのん気なことは言っておられません。そんなこと百も承知での、小沢氏一流の煙に巻いた受け答えだったのでしょう。
馬淵澄夫は、前原誠司や野田佳彦などより、政治的力量、政策実行力は上と見ます。当選3回で党要職の経験はなく指導者としては未知数ながら、菅直人は最悪例ですが「総理として適任かどうかは、就かせてみないと分からない」と言われます。馬淵澄夫は仮に総理となれば、良い方に大化けしそうな予感もします。
小沢一郎の党員資格停止処分解除、同裁判無罪確定、晴れて小沢総理誕生まで。馬渕総理、小沢副総理兼復興担当相でいいのはないかと考えます。
参考・引用
『日刊ゲンダイ』7月29日3面、7月30日2面など
(大場光太郎・記)
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