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昨日の小沢会見は歴史的になると思ったが、実際に見てその思いはやはりあった。
果たして何が歴史的だったか?
小沢は新党結成を言った訳じゃない。脱原発を完璧な形で表明した訳じゃない(事実上そうだと思ってはいるが)。自らが総理を目指すと言った訳でもない。
文字起こしを見ただけならナンダという印象になったのも当然であった。ところが、実際に見てみると凄い会見であったという思いがあり、満足感が心一杯に満ちた。
それは何より、小沢という人物の凄さを映像を通してひしひしと実感する事ができたという事から来ていた。私は「人間」に焦点を当ててこういう文章を書くのが本分なので、小沢という特異な人物を2時間以上に亘ってじっくりと見れた事で、小沢の凄さを丸ごと体感できたのも当然であった。そこから深い満足感が湧き起こるのも当然であった。
しかし、それは私の個人的満足に止まってしまう。何が歴史的だったかという問いに対する答にはなっていない。
2時間にも亘る重大な貴重な会見の歴史性を一言で表さなければならないという課題があった。
この会見が特徴的で注目を一際引いたのは、やはり小沢と一緒にいたもう一人の人物ウォルフレンに注目する必要がある。
動画の最初は小沢でもウォルフレンでもなかった。見知らぬ人物がいた。当選一回の参院議員藤田久幸であった。これがまず数分間キャラクターアサシネーションというものについて解説的にしゃべった。なかなかのものである。
キャラクターアサシネーション、人格暗殺という直訳になる。すでに植草氏がウォルフレンの著作を詳しく紹介する中で持ち出していた。覚えている。人物破壊という言葉を訳として持ってきていた。なるほどという思いを抱きながらも、その後強く心にインプットされた訳ではなかった。
しかし、検察とデマゴミが一致協力して小沢に執拗な攻撃を仕掛けていたのは、正に小沢の人格を貶めるもの、破壊するものであり、その事にきちっと人物破壊という概念を当て嵌めた事は極めて重要だったのだ。しかし、私自身の中でもこの言葉・概念が一般化した訳じゃなかった。
私はマスゴミという一般語では飽き足らず、ずっとデマゴミと言い続けているが、それは心の中で人物破壊をやり続けたデマゴミに対しての強烈な反感があり、それが反作用的にデマゴミに向けられたからであったと思う。マスゴミという言葉では甘いのだ。マスゴミを本当に貶めるにはデマゴミでなければならないと思った。
同じような事が東京地検にもある。私はあまり使わないが、ネット界では頭狂痴犬とかいう文字がよく出てくる。相手を表現する時、そこに破壊作用を持ち込む事は最大級の敵意の表れである。
これらの事は即ち小沢に対する人物破壊・人格抹殺への反作用的な怒りの表現であったのだ。我々ネット界の怒りの表現は、正に小沢事件小沢報道の本質を言い表していた。だから、人物破壊キャラクターアサシネーションという概念が持ち出された時、理解納得はすぐにできた。
でも、この概念がなかなか定着しなかった。ウォルフレンによれば、欧米ではキャラクターアサシネーションはよくある事という。つまり概念としてそれが確立している訳だ。だから、それが実際に行われてもこの社会的概念によって排除されるという機序が働く。だからいつまでも続けられないという事になる。
キャラクターアサシネーションがよくある欧米でも、こんなにひどいものはないというのが小沢に対するものだったのだ。それでウォルフレンが強い関心を抱く事になった。「誰が小沢一郎を殺すのか?」という本のタイトルは、正にキャラクターアサシネーションを言い換えたものである。
この日本でウォルフレンが驚くキャラクターアサシネーションが小沢に対して行われていたのは、この日本にその概念が存在しなかったからだ。概念が社会化するのは大変な事だ。存在しなかった概念がすぐに一般化する筈がない。
今回の会見の歴史性は、キャラクターアサシネーションという概念が社会化する端緒となった場合に出てくるという事になる。
ウォルフレンの著作のタイトルを「キャラクターアサシネーション」にしてもいい位だ。この概念をネット界でまず一般化させる事が、社会化の第一歩だ。
セクハラという概念も以前の日本には無かった。概念ができ上がると、社会的作用が始まる。キャラクターアサシネーションが定着すると、日本の旧体制はお陀仏になる。小沢復権である!!
キャラクターアサシネーションにこそ、小沢ウォルフレン会見の歴史性があったのだ!!
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