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拝啓。
小沢一郎殿。
思い起こせば、一年と少し前、貴殿が代表選に出るかどうか、日本中が気をもんでいた8月17日、不祥私は貴殿へ<決起>の決断をお願いする、熱い思いを綴った拙き檄文を、拙ブログ上に公開致しました。
『小澤一郎氏に申し上げる!』
様々なルートで転載され、多くの人々の目に触れ、少なからぬ賛同を頂きました。
結果としては、私如きの請願等は別にして、貴殿は国民の声を汲み「代表選」に立たれました。
一説によると、かなりの違法行為が為されたらしい選挙の結果、日本の進路は「誤った方向」へと大きく傾き、狂想逆巻く大混乱の社会へとなだれ込んで行きました。
政権を担ってはならない人物が政権を貪り、当然の結果として、神の鉄槌が振り下ろされたかの如く、未曾有の大震災と原発事故という地獄絵図に直面させられ、それに対して為す術も無く、対策を誤り、それを正す能力も無い。
自己保身に走った結果が、雪だるま式に被害を拡大し、国民は子々孫々に至るまでの被害を甘受させられて居ります。
小沢一郎殿。
本日、改めて再び、お願いの文をお届けしたい。
貴殿は、権力亡者でしか無い菅直人総理を退陣させるべく、着々と手を打って居られるで有ろう事は、想像に難くは有りません。
「北朝鮮関係団体」への<マネー・ロンダリング>としか取り様が無い献金をしている事。
「外国籍の方からの献金」を受けていた事。
この二点は、すぐにでも告発に持ち込める位の大問題である以上、打つ手を過たずに追求すれば、菅直人総理を辞任に追い込む事は、たやすい事だと見て居ります。
八月半ばまでには、辞任と代表選を、国民の皆が切望致して居ります。
その為の多数派工作や、数の確保も怠り無くされている事でありましょう。
そうでなければ、小澤一郎では有りません。
さて、そこから先が問題なのです。
素人考えで思い描く事とすれば、以下の如き流れになるのでしょうか。
党内外を納得させるに足る「誰か」を代表に起てて、乗っ取られていた政権を奪回する。
その際、当然その「誰か」は、ワン・ポイントである筈です。
その、過渡期の代表により、直ちに行って頂くべき事共は、以下であろうと察します。
貴殿と、故無き扱いを受けて「党員資格」を停止されている同士達の、復権をなす。
その新代表の内閣に、貴殿は「責任有る立場」で参画しなければなりません。
副総理、兼「災害復興相」でしょうか。
そして、その「ワン・ポイント」新代表が、充分に信頼を置くに足る「誰か」であれば、ワン・ポイント・リリーフでなくても構いません。
しかし、理想的には、貴殿が総責任者にならざるを得ないのでは無いでしょうか。
しかるべき折りに、小澤一郎殿、貴殿が総理大臣にならなければ、外の誰かでこの日本の惨状を救えるとは、思えません。
震災復旧。
事故原発の処理。
そして。
震災復興。
『本物の脱原発』へのエネルギー政策の転換。
それに伴う、諸々総ての問題に絡んで来る、財界、及び霞ヶ関とアメリカへの対応。
アメリカとの関係の見直しとなれば、当然基地問題が焦眉の急であります。
更に、アメリカの財政救済機関に成り果ててしまっている我が国の、「米国債購入」と「対日アメリカ教書による簒奪」の収束化に向けて、舵を切る必要も出て来ます。
それらを実行する為の、本格的な「予算の組み替え」を実行する。
とうぜん、特別会計へもメスを入れる。
霞ヶ関は、死に物狂いで抵抗するでしょう。
霞ヶ関の再編には、膨大なエネルギーが必要である事は、痛い程思い知れされました。
その改革には、利権層の大反撃が予想され、その先陣を切る「マスコミ」への対策も望まれます。
今の様に、報道機関では無く、権力機構の一翼、と言ったマスコミは断固として解体する必要が有ります。
クロス・オーナーシップの打破。
民放への電波割当のシステムの見直し。
当然「記者クラブ」の完全閉鎖。
何もかもが、一度にその双肩にのしかかって来ます。
そんな事が可能なのは、小澤一郎殿、貴殿しか居りません。
その前に是非やるべき事。
菅直人と、仙谷由人を筆頭とする「反逆分子」への粛正です。
彼等に温情をかけてはなりません。
今まで、何度も煮え湯を飲まされて来た貴殿なら、とうにお解りの筈です。
民主党からの追放を行うべきです。
繰り返しますが、絶対に温情をかけてはなりません。
そして、ここからが重要です。
『政治とカネ』
この謂われなき指弾を、払拭する事。
それをやらなければ、いつまでたっても、同じ問題がついて回る事でしょう。
裁判結果等、待っていられません。
「証拠が出ないから白」
「実際は、限りなく黒に近い灰色のまま」
「結局、小沢は悪い奴に違いない」
と、言われ続けるに決まっています。
私、以前から各所で細々と意見を開陳して来ましたが、<説明会>を大々的に公開で行うべきです。
10月に「検察審裁判」が開始される。
「その前に、手の内を曝す事は良く無い」
そんな発想はもう良いのではないでしょうか。
それの繰り返しで、今までタイミングを逃し続け、結果として「刑事被告人」呼ばわりされる有様です。
情けない事に、民主党国会議員の多くが、検察とマスコミによる冤罪の実態を理解していない事です。
これは、避けて通る事の出来ない、至上命題であります。
衆院予算委員会でも、衆院査問委員会でも何でも、どのような環境でも野党の好きな様に。
或は、国会の場を出て、広く国民的イヴェントとして。
あらゆるマスコミを呼んで、フリーもインディペンデントも、あらゆる報道を入れて、大ワンマンショーをやって下さい。
一切の編集を認めない条件で、カメラを入れる。
国会議員から、一般国民まで、参加したい人は誰でも(恐らく抽選で)立ち会いを認める。
野党国会議員の誰か、あるいは著名な「中立」な立場に居る事が明らかにされている評論家に「代表質問」をやって頂く。
銀行の責任者も待機してもらって。
パネルを駆使し、時系列に沿って、微に入り細にうがって、「資金の処理」の過程を説明するのです。
絵と数字とで、具体的に、分りやすく。
何を「違法」と指摘されたのか。
それが「どのように」曲解された物であったのか。
その真実は、どのような物であったのか。
今までのマスコミ報道も、時系列で総てを再現し、その総てに「表現の恣意的曲解」を指摘し、正しいディテールを示す。
小沢潰しが、検察とマスコミとの共同作戦で、執拗に繰り広げられて来た事を、国民の前に曝け出す。
誰しもが、理解し、納得出来る様なやり方で。
誰も、反論の余地を残せない様に、徹底的に。
華麗な「小澤ワールド」を展開しましょう。
その為には、「あの」電通にプランを造らせても良い。
良い「お灸」に成る事でしょう。
検察が、マスコミが、どの様な手段で「冤罪」を造り上げ、国民を洗脳して来たかを、総てを糾弾し、国民に改めて事実を理解してもらう事が、絶対に寛容です。
10月に裁判が始まっても、国民の全てがその絡繰りが既に分っている、そんな状況にしてしまいましょう。
裁判自体が、誰の目にも「茶番」と映る様に。
検察官役弁護士が、打つ手が無くて裁判を辞めてしまわざるを得ない程の、情報開示をしてしまいましょうよ。
そうすれば、小澤一郎は、政治家小沢一郎として、心置き無く「剛腕」を震って頂ける様になるのです。
そうして、貴殿の真っ白を皆が認めてから。
民主党を「脱皮」して頂きたい。
「権力盗人」達のせいで、『民主党』の名前は、既に「商品価値」を完全に失ってしまっています。
民主党の名では、中間層は誰も投票しない事は明らかです。
盗人どもに皮肉を込めて。
『新生民主党』
あるいは単純に。
『自由党』
欲を言えば。
ゴロは良く有りませんが『国民の生活が第一党』
菅直人と、似非民主党を牛耳っていた連中をたたき出した後で、残りの民主党を居抜きで「改名新党化」する。
順序が逆では、ダメです。
「看板のすげ替え」と言われてしまうだけ。
或は一気に、民主党の核となる勢力、プラス野党の改革派も巻き込んでの「新党」となるか。
もしくは、その両方を段階を踏んで辿るか。
要するに、本物の政界再編が期待されているのです。
国民の生活 vs 企業財界
政治主導 vs 官僚主導
自主独立 vs アメリカ追随
この対立軸が、現在の与野党は共に内在させている。
このねじれを解消し、本物の二大政党制に移行するべきです。
その布石となり得るのが、来るべき『菅直人退陣』であると、確信致します。
その為に。
小澤一郎殿。
貴殿の力が、ぜひとも必要です。
おん自らおっしゃっていましたよね。
「まだ、働かなければならない」と。
期待させて頂きます。
一刻も早く、菅直人総理を退陣させて下さい。
民主党を浄化して下さい。
早急に、災害復旧にあたって下さい。
もう、一刻も失う訳にはいきません。
小澤一郎殿。
貴方しか居ないのです。
再度のお願いです。
お命を、国民の為に差し出して下さい。
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