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「日々担々」資料ブログ
(日刊ゲンダイ2011/7/25)
民主党よ マニフェストが間違っていたなら選挙をやり直せ
謝ってすむなら刑務所は要らぬ
民主党執行部が09年の総選挙で提示したマニフェストを抜本的に見直す方針を固め、さっそく、実行に移しているが、言語道断の裏切りだ。マニフェストは国民との約束なのに、岡田幹事長はまず野党に「謝罪文書」を提示し、与野党の談合を優先させている。しかも、この文書の原案は自民党の大島理森副総裁が作ったとされる。特例公債法案の協力を得るためとかいうが、もう恥も外聞もないデタラメだ。謝ってすむなら刑務所は要らない。国民との約束を守れないなら、とっとと下野するか、選挙をやり直せ。国民の怒りは、今やクーデター寸前だ。
◆菅政権は選挙民をペテンにかけて今でも居直り続けている詐欺集団だ
菅首相と民主党執行部の破廉恥は今に始まったことではない。とはいえ、今度ばかりはあきれ果てた。自公両党に特例公債法案を人質に攻められると、マニフェストをあっさり放棄。両手を挙げて、命ごいをしているようなものなのだ。
すでに子ども手当や高速道路無料化は有名無実化、さらに、農家の戸別補償などに切り込まれるのも間違いない。
「野党が『マニフェストを引っ込めなければ、特例公債法を通さない』と言うのであれば、解散して信を問えばいい。ところが、民主党執行部はマニフェストを野党との取引材料にしているわけです。国民との約束を何だと思っているのか。あまりにも国民を愚弄する話です。しかも、文書を練った大島副総裁と岡田幹事長の目線の先には菅首相をさっさと降ろして、次で連立しようという思惑も見え隠れする。マニフェストを政略に使おうとしているわけです。こんな意地汚い政治家は見たことがない」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
鳩山前首相は「マニフェストは我々にとって命のような貴重な存在だ」と言い、執行部を批判したが、こういう正論はかき消されている。閣僚からは次々にマニフェスト見直しを歓迎する声が上がっているから、もはや、この党には正常な判断能力すらないのだろう。
断っておくが、このマニフェストは鳩山や小沢一郎元代表ら前執行部が勝手に作ったものではない。
「高速道路無料化は民由合併の時に出てきた話で、菅首相がどうしても入れろ、と言ってきたものです。
マニフェストの原案は2008年にできていて、その後、09年の総選挙前に当時の岡田幹事長の下、直嶋正行、福山哲郎、長妻昭の政調三役が財務省の資料や説明を基に財源まで吟味して決めました。直嶋氏を除けば、みんな現政権の中枢にいる人です。よくもまあ、マニフェストが甘かったなんて言えるものです」(当時の民主党幹部)
マニフェストに欠陥があったわけではなくて、それを実行するために予算の組み替えを断行しなかった菅政権の裏切りがすべての元凶なのである。自分たちの背信と無能をマニフェストの欠陥にすり替えているわけで、究極の責任転嫁というしかないが、ふざけている点はまだある。
「子ども手当は社会で子どもを育てていこうという理念の下に出てきた少子化対策で、自民党時代の児童手当と同列に論じられるものではないのです。少子化対策を引っ込めれば、今後、どんどん、社会保障の財源は細っていく。そのたびに増税していたらきりがない。だから、子ども手当だったのに、それを引っ込めたら、無尽蔵の増税をせざるを得なくなり、結局、国民の怒りを買い、民主党は見捨てられることになる。子ども手当にイチャモンをつけるのは自民党の謀略なのに気づかない。とことん大バカ政権です」(民主党衆院議員)
つける薬がないような大バカ詐欺師集団に、もはや政権を担う資格はない。
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