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【ポスト菅の群像】
馬淵澄夫研究 「ターミネーター」ネックは数 波に乗れるか
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110724/stt11072422390002-n1.htm
2011.7.24 22:33 産経新聞
「ポスト菅」への意欲はもはや隠しようがない。
「次なるリーダーは国民に夢と希望と未来を語ってほしい。未来を語るリーダーの到来を国民は望んでいる」
22日、TBS番組の収録に臨んだ前首相補佐官の馬淵澄夫は、自らが描くリーダー像を熱っぽく語った。そして、6月下旬に退任するまで仕えた首相、菅直人との“距離”をあえて強調してみせた。
「個人的に深く付き合いがあるわけではない。雑談の中で人柄がうかがえるというのがあるじゃないですか。(首相とは)そういう場面はほとんどなかった…」
補佐官退任後、メディアへの露出が増え、そこでは東京電力福島第1原発事故をめぐる政府の対応を「隠蔽(いんぺい)体質」などと真っ向から批判している。
強みは放射性物質の拡散防止などに取り組んできた補佐官時代の経験だ。23日は福島県南相馬市に滞在し、原発事故の影響で規模縮小を余儀なくされた伝統行事「相馬野馬追(のまおい)」を視察した。
「苦しい中でも、人々が集い、賑(にぎ)わいを生み出す『祭り』の力を感じる」
23日配信のメールマガジンに、被災地への思いをこうつづった。
当選3回ながら代表選候補として取り沙汰される。党内は嫉妬にも似た批判が少なくない。だが、周辺は「時代が求めるのなら、やるのが馬淵だ」「有事だから出る。原発対応を任されたことは運命だったのかもしれない」と後押しする。
ただ、出馬した場合の勝算となると心もとない。
かつては財務相、野田佳彦率いる「花斉会」に所属していたが、平成20年の代表選で立候補を断念した野田に反発して退会。このときの出来事が尾を引き、「野田が出馬するなら馬淵は必ず立候補する」(中堅)といわれるほどだ。
今は一匹おおかみとして活動を続けており、代表選出馬に必要な推薦人20人が集まるのか微妙だ。
こうした中、目立つのが元代表、小沢一郎への接近だ。6月30日には、都内にある小沢の個人事務所を訪ね、首相補佐官退任のあいさつをしている。7月28日には小沢に近い議員が中心となって開く勉強会で講演する予定だ。
国土交通副大臣だった鳩山政権時も、馬淵は当時幹事長だった小沢のもとへ足しげく通っていた。国交省政務三役の中で小沢連絡係だったのだ。消費税増税に懐疑的な点も小沢に近い。
党内には依然、「小沢アレルギー」があるが、親しい議員は「馬淵のために動いてくれる個人が小沢グループの中から自然に出てくることは大歓迎だ」と意に介さない。
「波のエネルギーに一切あらがうことなく調和させていく。心と体が自然のリズムと調和しないと波には乗れないんだ」
長年親しむサーフィンの魅力を口にする馬淵。政局の荒波をどう乗りこなしていくのか。間もなく勝負の夏本番を迎える。=敬称略
(内藤慎二)
■政策
原発政策について「真っ先にやるべきは国際社会に信認をいただける(新たな)安全技術基準を定めることだ」と主張。首相が唱える「脱原発依存」を「言葉が躍っている。何をしようとしているのか不明確だ」と批判する。具体策として原子力行政を一元化した「原子力規制庁(仮称)」の創設を訴える。
財政政策では「増税そのものを否定しているのではない。その前にやるべきは景気の回復、デフレ脱却だ」と強調し、社会保障と税の一体改革の議論で表面化した増税容認の動きを牽制(けんせい)し続けた。
まぶち・すみお 昭和35年奈良市生まれ。50歳。衆院奈良1区。当選3回。横浜国大工学部卒。民間企業役員を経て、平成15年に民主党から出馬し初当選。耐震偽装問題の追及で注目される。22年9月、国交相兼沖縄北方対策相として初入閣したが、11月、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる対応が不適切だとして参院で問責決議案が可決され、23年1月の内閣改造で退任。趣味は筋力トレーニング。愛称は「ターミネーター」。自らを鼓舞する言葉は「アイル・ビー・バック(俺は戻ってくる)」。6児の父。
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