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自民に“土下座”し国民の顔に「泥を塗る」岡田幹事長
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(janjanblog2011年7月22日) 成瀬裕史 :「日々担々」資料ブログ
7月21日、民主党の岡田幹事長は記者会見で、一昨年の衆院選のマニフェストについて、「政策の必要性と実現の見通しについて検討が不十分だった。見通しの甘さを国民に率直におわびしたい」と“謝罪”した。
特例公債法案成立に向けて協力を取り付けたい自民党の要求に応じたものと見られる。
しかし、今、国民が、岡田氏に謝罪して欲しいのは、「見通しの甘さ」ではなく、現民主党執行部および菅内閣の「無能さ」ではあるまいか?
一昨年の衆院選、長く続いた自民党と官僚、関係業界による「既得権益のトライアングル」に嫌気をさした我々国民・有権者は、「国民の生活が第一。」を旗頭に、税金の無駄遣いと官僚の天下りの根絶を目指した「マニフェスト」に魅力を感じ、民主党に「政権交代」を託した筈であった。
しかし、民主党・鳩山内閣発足後、副総理兼内閣府特命担当大臣として「国家戦略」を担当した菅直人氏は、マニフェストの「国家戦略局」から格下げされた国家戦略「室」ではサボタージュを決め込み、その後大臣に就任した財務省では「増税」を吹き込まれ、参院選では直前に「消費税増税」を打ち上げ、せっかく自民党から奪取した「政権」を1年も経たぬうちに「弱体化」させてしまった。
マニフェストに掲げた「脱・官僚依存」などにあっては、“財務省主導”による「事業仕分け」を経て、何時の間にか自民党政権以上に、財務省を中心とした「官僚依存」に陥ってしまっている…。
今回の特例公債法案についても、今回の未曾有の震災による復興支援に多大な予算が必要というのに「自民党が反対」するのであれば、昨年10月の事業仕分けで明らかになった12兆円に達する国債整理基金積立金を、「財務省の抵抗」を押し切って、当面の財政運営に使うという「力技」は出来なかったのであろうか?
国民の誰もが願う震災からの「復興」について、政局を絡めて特例公債法案への協力を人質に、これまた国民の多くが支持した先の総選挙の「マニフェスト」の見直しを求めて「足を引っ張る」自民党の動きを、「復興支援」を盾に牽制する“器量”さえ持ち得ていない、「無能」現・民主党執行部。
22日の民主・自民・公明3党の幹事長会談では、岡田幹事長が、2009年に政権交代を果たした総選挙のマニフェストについて、見通しの甘さを謝罪し、特例公債法案成立への協力を求めた。
まさに「土下座」である…。
一刻も早い「復興支援」が必要だというのに、政局をからめて「足を引っ張る」自民党、そして福島第二原発の未曾有の大事故があった後も「原発推進」の旗を降ろさない自民党。
その自民党からの「政権交代」を国民から託された筈なのに、その自民党に「土下座」し、マニフェストの見通しの甘さを国民に「謝罪」させられた岡田幹事長をはじめとする現・民主党執行部…。
今回の岡田氏の一連の行為は、国民への「謝罪」ではなく、国民への「裏切り」「侮辱」であり、国民の顔に「泥を塗る」行為であろう。
一昨年の「政権交代」選挙の際、主権者たる我々国民は、「官僚依存」「既得権益との癒着」が甚だしい「自民党政治」なるものからの“決別”を、「民主党マニフェスト2009」とともに“選択”した筈なのに…。
この国には未だ、「国民主権」なぞ存在していないのかもしれない…。
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